成人式は必要か?賛否両論 何かの参考になったらいいけど…

成人式

 

最近の成人式は何かとニュースになりますね。
新成人の人数が減り続けている以外の話題で。

私は大昔なので 比較にならないと思います
ええ昭和の頃ですから。

厳粛な気持ちで式に臨んでいましたよ
むか~し、昔の新成人たちは。

もちろんやんちゃな人たちは居ましたが
成人式のような式典を妨害するようなことは
なかったと記憶しています。

だって…成人なんだから マジで逮捕されますし
明らかな犯罪行為ですので…。
あくまでも想像でしかないですけども。

人生に一度の記念の日を台無しにされたら
気持ちの持って行き場がなくて 本当に気の毒です。

もしかするとやっていいこと・悪いことの区別を
しっかり叩き込めなかった私たち親の世代の
責任かもしれません。

また豊かな時代になったので それにつれて
やたらと物入りな行事になってしまっています。

分かり易いモノや形ではない大切なことが
置き去りにされているような… う~む。

またそういったことの価値をどうやったら
正しく伝えられるかが難問なんですねえ。
 

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成人式はやっぱ必要でしょう

戦後 若者を励まそうと始まったとされる成人式。
少しずつ形を変えながらも続いてきました。

何もなかった頃からは考えられないような時代の
変化の中 形骸化の声もあります。

ただ人生の区切りの一つとして 大人としての
自覚を持って生きて行ってほしいという
願いがこめられているんだと思います。

自分で判断し 自分で決めて行動する
その結果 どういう事態になっても
その責任はすべて自分が負う
それが 大人っつうもんかなあ。

そろそろそういう気概を持ってね?というか。

平均寿命が80年にもなったのは
つい最近のことです。

遡るほど人々の人生そのものが短かったので
一人前の扱いをされる年齢も低かったんですね。

人間20年もやってりゃ自覚が生じるはずだ…
というのが 社会の共通認識だったのでは
ないかしら。

20年という数字だけスライドしちゃった感じ。

現状は30歳くらいでもいいんじゃないかな。

でも成人式がなくていいということではないです。

本人も社会もけじめを必要としますから。

もちろん行政が式典を開いて…という形が
どうしても必要かというと
そこは違うかもしれません。

たとえば大学や専門学校のような団体
就職先などが式典とまでは言わないけど
何か若者に意識を促し みんなでお祝いするような
ことをやってあげるとか…。

そうでなくても 七五三のように
各家庭でお祝いするとか
どんな形かはわかりませんけど
途絶えてしまうとか 止めてしまうのは
よくないんじゃないかな。

まあ世の趨勢にあわせて
より良い形に進化しながら
なんだかんだで続くような気がしますけどね。

そしていつの時代も何かしら苦言を呈す人たちは
一定数存在し続けるものですので
そういう人たちから文句を言われつつ
歴史を重ねて行くんじゃないかと…。

 

成人式なんてやんなくてもいいんじゃ…?

せっかくの成人式を一部の困った人たちに
台無しにされた人は こんな風に
思うかもしれません。

家庭の事情から みんなのような華やかな晴着を
着ることができないとか。

ほんの数時間のために 無理をして
お金をかけること 見かけばかり
飾りたてることに冷めた視線を送る人。

ほぼクラス会と化している成人式なんか
絶対行くもんかと 学校で辛い思いをした人。

お仕着せの成人式なんて要らないからと思う人。

祝日で休みになるのはいいけれど
窮屈な思いをしに 窮屈な格好で
呼び出されるのは面白くないと思う人。

そもそも何のためにやるのか
わかんねえしと思う人。

成人式にお呼びがかかる年代ほど
開催の意味や意義に疑問や
拒否感を持つようですね。

また複雑な家庭も増えていますので
片親の場合や 幼い弟、妹がある場合など
高額な振袖とか 難しいと子供の方から
あきらめを示すことも少なくないようです。

今どきの子は 繊細で優しいからねえ。

また親の世代でも親心と経済的負担の
大きさの狭間で 揺れ動く気持ちが
大きいことでしょう。

男の子と女の子では かかる費用に
雲泥の差があって 何でなのよ~!と
納得できないお母さんとか。

でも親心の方へ心の針が振れると
やっぱり我が子が立派に成長した姿を、
晴れ姿を見たいと思ったり。

新成人もその親の立場でも 中心になるのは
当人たちの「身支度」ですよね。

傍目からは華やかで ああ日本の伝統美だねえ…
などと のんきに眺めていればいいのですが
「形」から入るのは 少なくない伝統がのっかって
いるからではないでしょうか…。

形は継承し易いのですが 形骸化という言葉が
ある通り「形だけ」になり易い傾向もあります。

現代のように形は入り易いけれど
形だけに偏ってしまうと 今度は
存在意義が問わるようになるんですねえ。

面倒くさいもんです。

ただその面倒くささが「儀礼」ということ
なのではないかなと 思うのですよ。

そしてその「儀礼」というのは上の世代から
してもらったことを 下の世代にやって
あげることです。

人からお祝いしてもらっているので
今度は自分が 当該の若い世代を
お祝いすることで お返しをするんですね。

んなこと 面倒くさいから やめちまえ!で
済ますと 冠婚葬祭すべてに
適応可能になってしまうでしょう。

成人式だけに留まらない事柄なんです。

 

成人式は必要だと思う…これまとめかな?

成人式は必要で続ける方がいいと思います。
今のような形かどうかはわかりませんが…。

20年育ててきた上に 親の負担も大きいですし
新成人自身にも様々な事情や理由があるでしょう。

ですがそうした問題は個別の判断に任せるべきです。

いやなら 望まないなら出席しなければいいわけで
成人式そのものをやめちまえという理由には
ならないのではないかなと。

式典出席の服装は普通のスーツでも
いいと思いますし 例えば衣装を
レンタルで済ますのだって大正解。

ただ一度でいいから 親子でドレスコードを正しく
理解している人に話を聞く機会を持つといいかも。

服飾でも勉強しない限り ドレスコードを理解する
機会って ほとんどないと思うので。

何も知らず ただ派手なだけの舞台衣装を
選んでしまうことのないように…。

 
お読みいただきまして ありがとうございました。

 

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