鏡開きは何のため?知っておきたい意味やいわれ 守ること

鏡開き

 

うちの辺りは鏡開きは 1月11日です。

寒さが厳しい場所ですので 飾って置いた
鏡餅はカチカチに硬くなっていますが
カビはあまり出ていなかったですね。

まあ…少々カビがあっても よく洗い
水につけて表面を柔らかくして深めに削るを
繰り返して 落としていました。

金槌で砕いて カビのあったあたりは
もっと小さく砕いて油で揚げて いただきましたよ。

他の部分も食べ易いサイズまで
頑張って小さくします。

うちは甘党なのでおしるこが定番でしたねえ。

焼いてお醤油と海苔を巻くのも好きでした。

今はパックの四角いお餅が出てきますので(笑)
そのままやっぱりおしるこになります。

そういえば昔はおしるこにする
小豆も自家製でした。

それに田舎しることいって こしあんではなく
つぶしたままの粒あんで
水分を増やして作りましたよ。

このスタイルは今でも変わりません。
 

スポンサードリンク

 

鏡開きの日はいつ?どうやるの?

では鏡開きについておさらいをしておきましょう。

まず日にちですけれども 実は地域差があります。

「松の内」の考え方の違いでしょうね。

先述通り うちの辺りでは11日ですけれども
もっと早い所も 遅い所もあるようです。

ざっくり関東では11日あたりが多くて
関西方面は15日くらい あるいはもっと
早い所もあると聞きました。

そしてその当日の午前中に
作業を始めるようです。

普通にカレンダーにも記載されていますけれど
たぶんそのカレンダーが販売または
扱われる場所に合わせた日付にして
あるものと推測されます。

産土とか鎮守などの考え方からもわかるように
地域単位に根付いてきたことなのですね。
(昔はあまり遠くへ移動しませんでしたからな。)

鏡開きやお正月関連行事をいつやればいいのか
一番は身内のお年寄りに聞くのがいいんですが。
遠くにお住いだったりするかもしれませんね。

神道系のことですので
きちんと知っておきたいなら お住いの
近くにある神社に聞いてみるといいです。

普段全く気にせず素通りしているかもしれませんが
八百万の神々さまは 日本全国にネットワークを
お持ちだと 聞いたことがあります。

お近くに越して来られた時から 静かに
見守って下さっていたのですよ。

で、うちもそうですが 鏡開きをする時に
刃物は使いません。

そもそも鏡餅を切るとか壊すとか言わないんです。

わざわざ「開く」という言葉に置き換えています。

神さまの御霊が宿るありがたい鏡餅に対して
切るとか壊すという言葉を避けたんですね。

実際には人が食べられる大きさにしなくては
いけないので 金槌みたいなもので
カチ割るというか破壊するんですけども…。

ただの言葉遊びじゃん なんて言わないで。

せっかく言霊の幸う国に生れたのですから
ふうん…でいいので 覚えておいて下さいな。

 

鏡開きの時に付随して やるべきことは?

普通飾ってあるのは鏡餅だけではないですよね。

鏡餅の形をしているものに付いていたりして
紙製ではあるものの三方と呼ばれる置き台とか

白い紙とか みかんまたは橙とか葉っぱとか
その他いろいろあったりしますよね。

この一緒に飾られているものも地域色が豊かで
バラエティに富んでいるんですけども…。

それはいいとして そういうあれこれって
もう要らないですよねえ…どうしましょうか?
どうするかご存知ですか?

そんなもんただのごみじゃんとばかりに
分別はするものの 普通のごみと一緒に
出したりしてませんかあ?

それも仕方ないですけども 一応ですね
神さまが宿られた関係物なので
できれば 塩を振るなどして
ゴミ袋の方をお清めしてから
入れて出してください。

んで 正しくは地域で小正月の行事として
どんど焼き(呼称は実に様々です)などが
あると思いますので そこへ持参してもらって
お焚き上げをするのが望ましいです。

この行事は ただの焚き火じゃないんですよ。

神さまが宿られたものを炎の力で 元の場所に
お送りすることが目的なんですと。

門松や注連飾り書初めなどもこの神聖な炎で
お焚き上げしますよね。

直火で焦げるのでアルミホイルなどに包んで
鏡餅を焼いてもいいと思います。

もしもそのタイミングを逃してしまったとか
近所でそういう習わしがない…などの場合は
近くの…あるいは有名な所でもいいですが
とにかく神社にある納札所みたいなところへ
持って行って 預けるのがいいでしょう。

社務所で聞けば 教えてくれると思います。

事前に電話で確認するのがおすすめですね。

もしかすると日にちが決まっているとか
お清めの儀式があったりするので有料だったり
するかもしれませんので。

ともあれ一番おすすめなのは
どんど焼きなどのお焚き上げです。

伝統行事の意味を理解する上でも
参加しましょう。

 

鏡開きをまとめると

結局はお正月ということから
きちんと意味を理解し 一連の行事として
流れを頭に入れておくことが必要なのかな。

祖父母といった年の大きな人たちと
生活することが少なくなっている現代では
親の世代であっても
昔から引き継がれてきたことの意味を知らずに
過ごしてきた人たちもいるようですね。

鏡開きは年神さまの御霊を宿した神聖な鏡餅を
人間がいただけるサイズにすることです。
うちでは包丁は使いませんね。

言葉にしも切るとか割るなどを使わないところに
言霊の幸う国の神髄を見る気がします。

神さまとの縁をつないでおきたいという
気持ちの表れだと思います。

最近ではここのような田舎でも 買って済ませます。

お餅をつく家庭もかなり減ったかもしれませんね。

鏡開きまで飾っておいても カビの心配のない
鏡餅(の形をしたもの)もあります。

形は変わってもお迎えした神さまは変わらないと
思いますので ありがたくいただきましょう。

そういう柔軟性が大切なのです。

 
お読みいただきまして ありがとうございました。

 

スポンサードリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました