卒業という区切りは惜別の心が取り置く青春の幻影

大学卒業

 

中学以上の学校は 本人の意思がかなりの部分を
占めるようになります。

特に中学は 義務教育の仕上げですし
卒業後の進路選択が大きくのしかかってきます。

そろそろ学業を終えた先のことも視野に入れて
いかないといけなくなるんですね。

学校で勉強だけしていればいい時期は
とても短く 貴重な時間なのです。
それに気が付くのは そう遠くない未来ですが。

在校期間が短い分 濃密な時間が流れる…
というか そう感じるのでしょうね。

自分の選択で行く高校や大学 さらにその先の
就職まで左右されますから。

人生で最も繊細で微妙な年ごろを迎え 精神と
体のアンバランスも手伝って いろんな意味で
悶々とすることもあるでしょう。

若いエネルギーがあふれる時期でもあります。

まあ勉強だけでなく部活に打ち込んだり
自分の意志で何かをやり遂げることの面白さに
目覚めるころでもあるでしょう。

その間にクラスメイトや仲間といった
人との関わりを学んでいきます。

少しだけ大人になってきた微妙な年ごろの
中学卒業は ことさらセンチメンタルに
なるのかもしれません。

また高校受験もあり この難関を自分の力だけで
乗り越えなくてはなりません。

様々な思いが交錯し 繊細な薄絹のような
青春の一コマに卒業がある気がします。

中学を卒業される皆さん
ご卒業 おめでとうございます。
 

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濃密で在校期間が短い中学、高校

自らの意思で選んだ高校に合格して
晴れて高校生になります。

高校も位置づけとしては 微妙ですね。

卒業した後 どんな大学に進むのか
あるいは 就職し社会人として人生を
歩み始めるのか 重大な決断を迫られます。

もちろん小さなころから目標を定め
そこに照準を合わせて 小、中、高校と
歩みを進めてきた人もいるでしょう。

ですが そうでない人も少なくない。

大抵は手探りで 進んでいいのか
迷いながら歩いているものです。

見かけだけはすっかり大人になりましたが
まだ青春のうすら寒い風の中に
方向を定めきれずにいるのが高校生です。

とはいえ悩みながらも自らの意思決定を
どんどん表に出しながら 同時に
その自分自身の決定に責任を負うという
大人への一歩を踏み出す時期でもあります。

大学や専門学校へ進学するにしても
その先を見据えた決断が求められます。

朗らかに笑いさざめきながら 二度と帰らぬ
青春の日々をそれぞれの胸に刻んで
卒業を迎えます。

人生二回目の受験も自分だけを頼りに
自分だけのために全力を傾ける数少ない
経験になるはずです。

高校を卒業される皆さん
ご卒業 おめでとうございます。

 

やりたいことの礎となる大学 専門学校

大学も専門学校も自らの意思で選んだ学び舎です。

最終的に卒業した後 どんな職業に就きたいのか
何を仕事にしていきたいのか そのあたりが
選考基準になっているので 特に専門学校は
実践的な学習が多いですよね。

大学はどちらかというと「学問」を学ぶ場所で
中、高をベースにさらに深く分野別の知識と見分を
掘り下げていく…そんな感じですかね。

実際には学部名などみると 専門学校?と
思うような学部も新設されていたりしますが。

あくまでも印象ですけど 両者の線引きが
あいまいになってきているような気がします。

別に 悪いことじゃないですけどね。

ただ子供が減り続けている現状では 大学など
統廃合して 数を適度に保つ方が 最高学府たる
矜持やプライドが持てるのでは…?と
思うのは…私だけか。

いっそのこと入学は高校の成績審査だけにしたら?

進級や卒業するためにしっかり単位を取らないと
だめな方向にシフトした方がいいんじゃ…?

これは学生側だけの問題じゃなくなるから
大変かもしれないけど。
おっと話がそれてしましました。

在学中に成人式を迎えることになりますので
大人としての自覚を持った状態で卒業して
晴れて社会へと巣立っていくわけですね。

短期大学の場合は成人式と卒業が同年のことも。

しっかりと目標を持って学業を修めたわけで
喜びもめでたさもひとしおでしょう。

このくらいになってくると同じ社会人として
親近感を持てるようになるし期待もします。
そして応援したくなるのです。

大学 専門学校を卒業する皆さん
ご卒業 おめでとうございます。

 

卒業について 雑談してみました

それまで属していた団体やグループから
いざ 離れるとなると一抹の寂しさを
感じるものなんですね。

これは会社を卒業するのも同じかも…ですね。

年齢が若いほど めでたいと言われても
本人はイマイチ得心がいかないことが
多いのではないでしょうか。

自分の意思で判断し決定できる年齢ではないのが
原因かもしれませんけれど。

成長するということは そこが自分の意思で
埋められていくことなのかなと思ったり。

ともあれ卒業という言葉の持つセンチメンタルな
印象は 多くの人が共有しているでしょう。

寂しさと名残惜しい気持ちと これから進んでいく
新しい環境への期待と不安…

様々な思いが一気に交錯した思い出が胸の中に
よみがえるんですよ。

もう会えない友人や先生 もう行かない校舎
もう使わないかばん 教科書…
春のとろりとした日差し やわらかな風が
ちょっぴり潤んでいるように感じませんか?

 
お読みいただきまして ありがとうございました。

 

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