今日10月10日は 東京オリンピックが開幕した日

万国旗 祝日・記念日、○○の日

 
万国旗
 
1964年10月10日
よく晴れた日だったそうです。
アジアで初めてのオリンピックが開幕しました。

1940年の時の大会開催権を返上し
敗戦を経て再び招致を勝ち取り
とうとうこの日を迎えたわけです。

敗戦を経てついに…当時の日本人にとって
さぞ感慨深い瞬間だったことでしょう。

1959年の 5月26日に
当時の西ドイツはミュンヘンで開かれた
第55次IOCの総会で一位得票を得て
この大会の開催地に選ばれました。

開催が決まったのは5年前だったんですね~
めっちゃ忙しくないですか。

もちろんそれ以前から
誘致運動はしていたはずですから
一層勢いが加速したという
感じだったのかもしれませんが。

この開会式のファンファーレを
万感の思いで聞いた人が
大勢いたことは想像に難くありません。
 

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ゼロから立ち上がった東京

 
この時からおよそ20年前 この東京に
絨毯爆撃をした米軍のパイロットさんたちは
どんな思いでオリンピックの映像を
見たのでしょうかねえ。

見渡す限りの焦土と化した東京に
世界のアスリートが集うことになるとは
夢にも思わなかったことでしょう。

災害に鍛えられ どんな困難にも
屈しない日本人の底力を感じます。

ちなみにこの東京オリンピックの
誘致が成功したことで 大会開催に先立つ
1964年の 4月28日に
OECD(経済協力開発機構)への
加盟が認められています。

もう50年以上も前のことなんですね。(◎o◎)

メダルは造幣局の(知られざる名工)工芸員さんが
原形をデザインしたそうです。

参加賞のメダルは表を岡本太郎、
裏を田中一光がそれぞれデザインしました。

アジアでの開催は初めてだったので
聖火は 8月21日にオリンピアの神殿で採火されて

アテネを出発して

トルコ レバノン イラン パキスタン

インド ビルマ(ミャンマー)タイ

マレーシア フィリピン 香港

台湾を経由してきました。

トルコと中東の国々そしてタイを除く
インドからこちらの国々は
先の大戦で旧日本軍が戦火を交えた場所です。

これらの国々は欧州が
300年以上にも渡り植民地として
支配君臨してきましたが
戦後にそれぞれ独立を果たしたのです。

…まあ香港は当時まだ英国領でしたし
台湾は今でも中国の一部だそうですが…。

そしてこの時はまだ沖縄は日本に返還される前でした。

アジアの国々にあいさつをして回る…
この聖火のコース取りの仕方は
いかにも日本らしい気の使い方だなと思いました。

持てる力を結集して国際大会など
大きなイベントになればなるほど
表からは見えない所で尽力してくれる人の
力がものを言うのですね。
 
 

その後の日本の発展の基礎となる

 
この大会ではセイコー社が
オリンピックの公式時計を担当したそうで
電子時計を使い 計測と順位は
オリンピック史上初めてトラブルが
一切なかったそうで 大きく
世界の信頼を得ることになりました。
(まあ…当然と言えば 当然の結果ですよねえ…ふっふっふ)

さらにコンピュータ制御による
リアルタイムの記録管理を行ったそうです。

それまでも使われてはいたのですが
公式な記録の確定やレコードブックの作成は
大会が終了してから数カ月が必要だったそうです。

ところがこの東京大会では閉会式で
全競技のすべての記録が載った本を
当時のIOCの会長に手渡されたそうです。

さすがでございますこと。

そしてこのシステムの先進的な所は
今では普通ですけれども
各競技会場などで競技の結果を
見ることもできたそうです。

この時のリアルタイムシステムの成功は
日本でこれらが普及する
大きなきっかけになったそうです。

そうそう大会参加国の中には
開会式で呼ばれた国名と閉会式の時の国名が
変更になった国もあったんだそうです。\(◎o◎)/!

なんでも大会最終日の朝(日本時間)
英国領から独立したのだそうです。

さっそく国旗も変更され閉会式には
新しい国旗で登場したのだとか。

世界はいつでもどこでも 刻々と
変わっているんですねえ。(変化しすぎじゃない?)

しつこいようですが がんばって
国家プロジェクトをやれば 何か新しい芽が
あちらこちらから出てくるものなのですよ。

確かに莫大なお金がかかりますし、人も動員されます。

でも広くすそ野が広がっていって
思いがけない良い効果も生れるのですね。

1964年の東京オリンピックは
日本人がプライドをかけて
(たくさんの影の功労者の尽力もあって)
勝ち取り 開催し そして
成功裏に終わることができました。
 
 

最期に…

 
たくさんの人の気持ちを一つに
束ねることができる それが大きな
スポーツ大会の持つ力だと思います。

参加することに意義があるのが
オリンピックの理念ですけれど
実際にはそれだけでは済まないものに
なっていますよね。

人間なので 負けたくないし
国旗を背負い さらには国内大会などで
勝てなくて代表になれなかった
すべての選手の思いも背負っているとか
もお とんでもない精神状態で戦っているんですね。

そういう中での前人未到の記録とか 世界記録
数々のドラマやらと素晴らしいパフォーマンスが
生れるので応援も加熱すると。

さらにいい成績を残すなど 話題を集めた
競技や種目はそれをきっかけに競技人口を
増やせるかもしれませんからね。

先の東京オリンピックのように
競技団体だけでなく みんなで盛り上げて
いかれるというのが理想の形でしょう。

運動おんちが書くスポーツの話題は
今一つ説得力に欠けますけども…。(笑)
 
お読みいただきまして ありがとうございました。
 

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