今日は天文学者エドウィン・ハッブルの誕生日

ハッブル博士 生誕 ガラス窓

 
ハッブル博士 生誕
 
今日のハッブルさんは 
あのハッブル宇宙望遠鏡の
ハッブルさんです。

1889年の今日11月20日生まれの
米国の天文学者です。 

星雲は私たちの銀河とは
別の銀河だと発見した人だそうで 

アインシュタインの相対性理論の中で
言われていたことを実証しちゃうとか 
現代の宇宙論の基礎を
築いた人でもあるそうです。

そうなんだ…画期的な
宇宙望遠鏡に名前を
つけてもらっているので

立派な業績を残したに
違いないと思っていたけど やっぱりね。

でも若い頃はスポーツの得意な人で 
星の観測なんて全然縁のない
生活を送っていたみたいですよ。
 

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天文学と出会ったのはかなり後

 
大人になってから星を観察する
生活に入っていったようです。

ミズーリ州のマーシュフィールド
という所で生まれたハッブルさんですが 
9歳の時にはイリノイ州にお引っ越し。

米国は州が違うと法律まで違うとか 
本当に別の国なんですけど 

中西部のミズーリから少~し
北の方に移ったんですね。

さっきも言いましたがスポーツで 
数々の記録を残しているそうです。

大学はシカゴ大学で 高名な
物理学者のミリカン教授の影響を受け

数学と天文学を学んだそうで 
大学で初めて天文学をやってるですね。

1910年に卒業して 
その後の3年間は英国の
オックスフォード大学の
奨学生に選ばれて 法学で
修士学位を取得しています。

やっぱりめちゃくちゃ
優秀な人じゃあないですか。

いるんですよねえ 
時々すんごく頭がよくて
スポーツも万能な人が。

米国に戻って法律事務所に勤めたり 
高校の先生やバスケの
コーチなどをやっていたそうです。

第一次世界大戦で従軍して少佐、
戦後は母校シカゴ大学のヤーキス天文台で
1917年天文学の博士号を取得しました。

ここで初めて天文学の博士号が
出て来ましたね、
私のようなただ星を見るのが
好き~という素人は別として 

本当の天文学って 数学ができないと
か~なり厳しかったりする分野なんですよ。

でもほらハッブルさんは
シカゴ大で数学を専攻してますから。
 
 

天文学を始めてからとんとん拍子

 
その後カリフォルニア州の
ウィルソン山天文台のトップで創立者 
さらに天文学者でもある
ジョージ・ヘールさんに招かれて 

この天文台の職員になって 
終生ここでお仕事をします。

1949年には近くの
パロマー山天文台に 当時で
世界最大の望遠鏡ができて

ハッブルさんはこのでっかい望遠鏡を
初めて使った人になりました。

口径は200インチ(5.08m)で
ヘールさんの名前がついています。

大きな望遠鏡なら 
遠くて暗くて小さい星でも 
当たり前のように見ることが
できるので楽しかったと思います。

実はハッブルさんが
ウィルソン山天文台に来た時は
100インチのフッカー望遠鏡が
できたばかりだったのです。

この望遠鏡をびしばし使いこなしたのも
ハッブルさんだったのでした。

それまでは 望遠鏡そのものも
小さかったので仕方ないですが

見ている対象の星雲も遠いし 
ぼんやりとしか見えませんでした。

ですがこちらの大きな望遠鏡で見てみると 
星雲というのは無数の星が
集まっている塊だということが
わかったのですね。

それまでは輪郭がはっきりしないけれど 
天の川銀河の中にあると
思われていたのだそうです。

で そうなると星雲の中には 
私たちの銀河とは違う銀河も 
含まれているんでないのと 
気が付いて論文で発表したんです。

私たちの天の川銀河以外にも
銀河があるなんて 当時は
誰も思いませんでした。

今でこそその銀河が無数にあると
言われていますが 人間の認識なんて
そんなもんなもんだったんですよねえ。

で、ハッブルさんは
さらにこれらの銀河を
組成 形状 距離 大きさ 光度などで
分類する方法を考案し 

ハッブル分類と呼ばれていて
今でも使われています。

大きな口径の望遠鏡は
遠くでもよく見えるので 
分類もし易かったことでしょう。

たぶん分類しながら 
え?こんなにあるじゃん!と
自分でも驚きながら
作業したのではないでしょうかねえ。

フッカー望遠鏡にヘール望遠鏡… 
星雲の論文や分類法に赤色偏移の理論など 

業績はもちろんなんだけど 
ハッブルさんは その時々の
最新の望遠鏡を初めて使うという 
望遠鏡に縁のある天文学者さんだったのね。

だから宇宙に浮かぶ宇宙望遠鏡に 
ハッブルさんの名前がついたんだ。
がってんがってん。

数々の業績からみれば ノーベル賞を
受賞してもおかしくなかったのですが
残念ながら賞はもらっていません。 

どうしてなんでしょうねえ?

一説には1953年度の候補に
挙がっていたようなのですが… 

ご存知のように受賞者の発表は
10月から順次行われていきますよね? 

実はハッブルさん この年の9月の下旬に
心不全を起こして亡くなっているのです。

このためノーベル賞が
受賞できなかったと言われています。

あらあ…残念ですねえ 
こればかりはどうしようもないかと…。

でもハッブルさんの名前を冠した
宇宙望遠鏡は今も元気で活躍しています。

画像を処理したものもあるそうですが 
ハッブル宇宙望遠鏡が捉えた
芸術的な美しさの宇宙の写真を 
たくさん見せてもらえて大感激でしたね。

後継機もさらにすんばらしいけど
ハッブル宇宙望遠鏡の宇宙写真は
人類の記憶に残り続けると思います。
 
お読みいただきまして ありがとうございました。
 

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