今日 7月 4日は米国の独立記念日

米国独立記念日 ガラス窓

 
米国独立記念日
 
今日 7月 4日は米国の独立記念日ですね。

1776年にアメリカ独立宣言が
公布されたことを記念した 米国では
数少ない 日にちを特定した祝日です。

「合衆国」なので州毎に少しずつ法律が
違うような国ですから 祝日を合わせるのも
大変なんだろうと思います。

米国の誕生日みたいなものですから 
各地で盛大にお祝いします。

ニューヨークやワシントンDCなどでの
派手な打ち上げ花火が有名ですね。

東海岸の13の州が最初に「アメリカ」を
名乗りまして、ここから「米国」の
歴史が始まったのです。

米国の人たちはいやがるかもしれませんが 
言葉にするとこうなって
しまいますので ご容赦を。
 

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海を越えて勝ち取った「独立」

 
独立宣言以前は13の州といっても
正しくは13の「植民地」でした。

どこの支配を受けていたかというと
英国 大英帝国です。

英国民や広く欧州全体から 新大陸を目して
人々が大西洋を渡ってきたんですね。

私なんて観光以外でよその国へ
行こうなんて思いもしませんが

どうしてそんなにたくさんの人が
新大陸を目指したのでしょうねえ。

欧州って そんなに住みにくい
場所だったんでしょうか?

主に宗教上の理由から 自分たちの
新しい国を作ろうと新天地を求めて
移ってきた人が多かったようです。

これならわかりますね 自分と同じ
「仲間」同士の国を作ろうという
キリストさんの時からの「宿願」ですよね。

生れた時からすでに別の考え方があって 
その人たちを取り込むために たくさんの
血を流してでも達成したかったことですね。

自国民など人間を移住させて
その場所を統治する こういうパターンも
植民地という統治の仕方の一つだったのです。

米国は英国の「植民地」だったんですよーと。

やだもお独立してやる!と思った
根っこの理由は 本国の英国政府が

新大陸植民地の税金を増やそうとした
ことだったようですねえ。

これ以前に今のカナダ辺りを中心に
領有をめぐって勃発した仏国との戦争
(フレンチ・インディアン戦争)でもって 

一応 英国が勝ったんですけども 
財政を圧迫したもんで 新大陸の税金を
増やそうと思ったんですね。

よその土地で よその人間同士が勝手に
戦争するとか 迷惑な人たちだなあ。

本国の圧政に13の植民地は1774年に
「大陸議会」というのを発足させて 
自治を勝ち取るために努力しました。

…といってもそれぞれの
植民地を代表する人を集めただけだったので

まあ人口のレベルとかもばらばらで
村役場くらいの代表もいたみたいです。

代表を出さなかった邦(当時の呼び方みたい)も
あったくらいでした。

で、とうとう1775年の 4月中旬 
英国と戦争がおっ始まってしまいます。

これが世に言う
「アメリカ独立戦争」というやつなのです。

実は有名な「アメリカ独立宣言」て 
この戦争の真っただ中で 

先述の「大陸会議」によって
出されていたんですね。

こういう宣言みたいなものって 人々に一斉に
告知されたようなイメージが勝手にあるのは 
日本人のDNAのせいでしょうかねえ。

お触れみたいに立て看板で張り出されるとか 
村の寄合いで告知されるとか…

…だめだ 全然緊張感がない… 
初期の米国人は武器を取って戦ったんですもん。

ちょっと驚いたことには この時独立側は
正規の軍を持っていませんでした。

当然ですよね 移住してきた人たちが
あちらこちらにいただけで 
独立した国ではなかったんですから。

ちなみに独立国というのは 
軍隊を所有しているのが普通です。

当時独立戦争をおっ始めたのは 
武装した一般人でしかなく そんな状態で

英国の正規陸軍相手に戦いを挑んじまった… 
まさにやらかしちまったのでした。

最初に開いた「大陸会議」の議題は
「耐え難き諸法」だったそうで

英国の課税がよっぽど
酷いものだったのでしょうね。

自国民の移住者がたくさん行ってできている
「植民地」なのに その扱いってば 

他民族を制圧して作った「植民地」と
同じとか どんだけ非道なんだよ。

国を捨てて出て行った者どもに 
かけてやる情けなんかあるかーいって
ことでしょうか。

さすが白人さまだね やることが
徹底してるし見習わなくちゃ。
 
 

犠牲が大きいほど こだわりや誇りも大きく

 
そんなだから一般庶民が銃を取って 
正規軍に仕掛けてでも 
そんな法律に従うもんか!

俺たちは独立して俺たちの国を作るんだ
という意思表示だったんですね。

やがて仏国とかスペイン、オランダなどが
独立派に手を貸してくれます。 

英国はドイツから傭兵を雇うなどして 
戦いが続きますが 1781年にとうとう
英国側が降伏して 戦闘は終結します。

その後1783年にパリで条約が結ばれ 
英国は アメリカ合衆国の独立を
正式に承認することになるのです。

私なんかはこの時がアメリカ誕生の
瞬間だったんでないのと思うのですが。

まあ画期的な内容の宣言で 
後の世界に大きな影響を与えたことだし

1776年 7月 4日のこれをもって
独立記念日とするのも もっともかなと。

本国に認めさせることよりか 自分たちが
勝ち取ったということが大切なんだろうな。

カナダの領有を争ったけど 負けーて
悔しかったからなのか

米国に手を貸して そうでなくても
傾きかけていた仏国の財政が
さらに悪化しちまったもんで 

結果的に「フランス革命」を
招くことになろうとは…。

ただこの戦争は奴隷として連れて来られた
黒人の人たちや ずっと昔から
大陸に住んでいたネイティブ 
つまりインディアンの人たちからすると

ほんっとうに迷惑以外のナニモノでも
なかっただろうなと思うのです。

特にネイティブの人たちにとっては 
勝手に入り込んで来た侵略者を
排除することができませんでしたからね…。

光が強いほど それが作り出す影も
はっきりと濃く黒くなるものです。

人類の歴史は どこを切っても
もれなく戦争の歴史だなあと
痛感させられます。
 
お読みいただきまして ありがとうございました。
 

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