人の頭がずっと向こうまで続く…
それが日本の元旦に起こる人混み映像です。
もの凄い人で 身動きもできなそう…。
みんな新しい年がよい年になるように
願いを込めて集まって来ているんですねえ。
お正月休みが 比較的短めだということも
あるでしょうが 三が日で数十万人
中には百万人単位の人出になることもあるとか…。
気持ちはわかりますけど 集まり過ぎじゃ…。
田舎住まいの身としては 近所の神社で
よかったと思っています。
お都市なら お出かけも楽しいでしょうし
カップルは初詣でデートとかいって
いつでもくっついていたがりますな。
ともあれ新しい年を迎えた喜びを
神さまと共に寿（ことほ）ぎたいという
日本人の心持ちはずっと受け継ぎたいですね。
初詣でって 何所へ行けばいいの？
初詣では本来 氏神さまか 産土（うぶすな）の
神さまのところへ詣でるのがいいとされています。
氏神さまというのは ずっと昔から一族を
守護してきて下さった神さまですね。
だいたい…苗字と同じ神社名が多いかな。
ある一族だけでなくて その土地の鎮守さまの
場合もあるかと思うので 地名のついた
神社であることも多いです。
鎮守の神さまは「お宮参り」をしていることが多いので
産土の神さまといってもいいのかもしれませんね。
だから人口の多いお都市は 人が集まるんですな。
関係ない人も大勢寄って来ているでしょうけど。
基本 新年のあいさつに詣でるのだと思います。
なので何かの願掛けとか パワースポットとか
神社の人気だとか そういう視点で参拝するのは
別の機会にした方がいいんじゃあないかなあ。
新年のあいさつで 今年も良い年になりますように
みたいな程度で 神さまと共に新年を寿ぐ気持ちを
表すのがいいのではないでしょうか。
ああしたいとか こうなりたいみたいな願望は
また次の機会か 専門にされている
神さまに頼りましょう。
ついでにあれこれお願いしたくなる
気持ちは分かりますが
神さまに何か願い事をするのは
本当はよくないです。
神社は感謝を申し上げに伺う場所なので。
初詣でって期間限定のことなの？
初売りとか特売などとは違いますので
期間が限定されることではないと思います。
初詣でというのは 神さまと私たち人間
一人ひとりとの問題なんですね。
神さまはその神社に鎮まっていらっしゃるので
人間の方が お目にかかりに行くのです。
んでもって 年があらたまって初めて神社に
詣でることを「初詣で」と言ってるわけです。
動きのない相手に対して ちょこまか動ける方が
出向くことを指しているのですな。
なので 動く方の都合で決まることでもあります。
まあ神さまは神さまだから何もかもご存知なので
そこに甘えさせていただいているとも言えますが。
基本的には 年明けすぐの方がいいでしょう。
人間側の気持ちも盛り上がっていて
その気が最高潮に達していますからね。
大勢の参拝客が押し寄せるのは たぶん
お正月休みが短めで 仕事始めが早いので
休みの間に 初詣でを済ませてしまおうという
考えなのではないかと…。
混雑を避けて 日をずらす人もいるでしょうし
旧正月までには…とか 自分なりのルールを
設けている人も大勢いらっしゃると思います。
初詣では何回も行っていい？
回数の問題でもないような気がします。
新年になって最初のお参りが「初詣で」なので
最初は一回だけですよね？
もちろん複数回行ったって構わないと思いますが
理屈から言えば二回目以降は 初詣でとは
言えなくなりますな。
ただ複数回の場合 それぞれ別の神社へ詣でるなら
神社ごとに「初詣で」になるとは思いますよ。
「三社参り」みたいに所縁のあるお宮さんを回って
参拝することもありますので。
回数でも 詣でる神社の大小などでもなく
神さまと自分との問題と捉えると
あまり細かいことにとらわれる必要はないのかな。
八百万の神々さまは いつでもどこでも
そこにおわして 私たち日本人を
見守って下さっていますので。
たぶん回数とかを気にするのは
ふだん 全く気にも留めていないのに
ある時だけ神社を思い出したりするもんだから
あれ、どうすればいいんだっけ？と
不安になるんですよ、そういうもんです。
ああしなさい、こうあらねばならない
そういう考えはもちろん大切です。
真面目なんですよね きちんと守ろうとして
いろいろ考えすぎちゃう。
たまにしか神社のことを思い出さない
そんな不信心者でも あいさつに伺えば
神さまはよく来たと思って下さいますよ。
初詣でのおまとめ
毎年 ただ何となく出かけて 人混みに紛れることが
初詣でだと思ってないですか？
もっとも あの人混みに入って行かれる勇気は
私から見たら 称賛に値しますけど。
とにかく 新年になって最初に神社に詣でることを
初詣でというのですね。
回数や期間の問題ではないんです。
初詣では あくまでも神さまのところへ
新年のあいさつに伺うことなので
人出が多くて人気があるとか
パワースポットだとか そういうことでもない。
むしろ身近で いつも見守っていただいている
神さまにあいさつに行くのです。
ですから 人それぞれの考え方が表れて当然です。
人混みに突っ込んでいくのもいいですけれど
そんな思いをしなくて済む 家の近くの
小さな神社でもいいのです。
ちょっと出かけてみませんか？
お読みいただきまして ありがとうございました。
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