花粉症はスギ、ヒノキだけではない!夏や秋にも「草本花粉」で起こります

花粉症 草

 

花粉症のお話をしています。

字面を見ただけでも 鼻がむずむずするかも
しれませんが どうぞお付き合い下さい。

花粉症は多くの場合スギやヒノキといった
風媒と呼ばれる繁殖方法の樹木の
花粉に対して起こるアレルギー反応を指します。

季節としては春先が多いのですが
実は他の樹木 あるいは草の花でも
アレルギーを起こす人がいます。

季節は夏から秋と 花粉が飛散する時期も
長くなる傾向があるのです。

私の知り合いに春先はスギ花粉で花粉症、夏には
「ブタクサ」の花粉で花粉症という人がいます。

何とも気の毒としか言いようがないのですが
花粉症の症状がほとんど出ない私には
驚きでしかありませんでした。
 

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花粉症はスギ、ヒノキだけではない!早春のみならず…

聞けばイネの花粉でも花粉症を発症し
秋に辛い思いをされる人もいるとか。

樹木でもスギやヒノキのような針葉樹目の他
アカシアやシラカバの花粉でも
花粉症になる人がいるそうです。

シラカバなんて そこらで普通に見かけますが
花とか気にしたこともありませんでした。

シラカバの花粉症については 地域差があるようで
北海道で患者さんが多いそうです。

その話を聞いた後 シラカバの花って
どんな花だっけ?と思って 調べたら…
あらまあ 知らない方がよかったですわ。

お世辞にも美しいとは言えないお姿で…。
(カバの木のみなさん ゴメンナサイ。)

でも風にゆらゆらとそよぎ易い形ではありました。

個人的にはシラカバの真っ白な幹の林は
とてもきれいで好きな風景なんですけど。

アカシアに至っては 花の房を取って来て
てんぷらにするのが季節の味でしたから。
ほんのり甘くて美味しいんですよ。

花粉症のある方は アカシアのはちみつも
アウトなのでしょうか…?

アレルギーは起きると面倒くさいので
発症の危険があるものには
近づかない方がいいと思います。

どちらも私の住む地域では5月の中ごろに
花の季節を迎えますが… 体質というか
身体に合わない人もいるのですね。

花粉は細かくて人体に入り込んでしまうと
免疫細胞たちに「異物」と認定され
攻撃 または排除されます。

これ自体は免疫の正しい反応ですけれど
なぜか無害である周りの自分自身の体へまで
攻撃してしまう免疫の暴走が問題なんですね。

スギやヒノキの花粉症だけでも辛いのに
別の植物の花粉で時間差攻撃を
受けるなんて酷すぎる。

どうか危険には近づかないようにして下さい。

 

花粉症はスギ、ヒノキだけではない!
油断できない草たち

先述のダブル花粉症の人は 以前の上司ですけど
聞けば春先の花粉症は ご本人が
高校生のころからだったそうです。

世間に「アレルギー」という言葉が
普及するずっと以前からだったと…。

春先にはボックスティッシュを抱えて
社内を歩くほどでした。

何時の頃からか 夏休みに入る前頃にも
くしゃみをしたり鼻をかむなどし始めました。

本人も不審に思ったらしく お医者さんへ行って
調べてもらったところ「ブタクサ」の花粉に
アレルギーを起こしていると診断されたそう。

私たちは自分がよく知らない草たちを
「雑草」と呼んで 草むしりをします。

そういう彼らの仲間にも 花粉を飛ばす種類が
あることを この話を聞いた時 初めて知りました。

表現が悪くて申し訳ありませんが
「人間の側が勝手にアレルギーを起こしている」
というのが 現実ですけれども
草の花粉でも花粉症を発症する人がいるのです。

「雑草」とかいって油断してはいけません。

「草本花粉」と呼ばれて主にキク科とイネ科の
とても身近な草たちの花粉が犯人です。

 

花粉症はスギ、ヒノキだけではない!身近な草に注意

先述の「ブタクサ」はキク科の植物で
仲間には「ヨモギ」もあります。

どちらも暖かくなると そこら辺りに
盛り上がって生えてきます。

あの旺盛な繁殖力は 花粉を飛ばしまくって
支えられていたのですね。

ただ「草本花粉」は草たちの花粉であるため
スギやヒノキといった大木と違い
大量かつ広範囲に飛散することはありません。

生えている草たちに近づかなければ
発症はないと思われますので
夏に花粉症が出ると自覚のある方は
気を付けるようにしましょう。

国民病とさえ言われる花粉症ですが
日本ではスギ、ヒノキ花粉の被害が圧倒的。

英語で花粉症を意味する「Hay fever」の
「Hay」とは干し草という意味で
欧米では草が犯人の花粉症が多いのです。

米国では「ブタクサ」が、また欧州では
イネ科の植物の花粉が悪さをしています。

日本は樹木 欧米は草と、それぞれ
どんな植物と付き合ってきたか
よく分かる構図になっています。

世界でも特に花粉症の被害が大きい日本。

多くの患者さんのためにも 日本発で
有効な治療法が開発されることを
期待して止みません。

どうぞお大事になさって下さい。

 
お読みいただきまして ありがとうございました。

 

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