霰(あられ)雹(ひょう)霙(みぞれ)の違いってな~んだ?

あられ/ひょう/みぞれ 違いシリーズ

 
あられ/ひょう/みぞれ
 
ご好評いただいている違いシリーズです。

今日は霰(あられ)雹(ひょう)霙(みぞれ)の
違いを考えてみようと思います。

わざわざ読みを書いてみましたが
これが無くても読める人はあまり多くないと。

PCやスマホなどでタイピングしたり
音声入力する分には 機械が勝手に字を
呼び出してくれますけど 書いてとか
読んでとか言われると…ねえ…。

みんな同じなので 心配は要りません。
忘れたら その度に新しくインプットして
いけばいいのです。

今回取り上げる霰 雹 霙のように
漢字が難しかったら それを指す状態や状況を

イメージしながら覚えると右脳と左脳を
バランスよく記憶に使うことができますよ。
 

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霰 雹 霙 の違いって?

 
気象庁の予報用語というのに載っています。
天気予報で使う言葉として定義されているんですな。

「ひょう」 (雹) …… 予報用語
積乱雲から降る直径5mm以上の氷塊。

「あられ」 (霰) …… 予報用語
雲から落下する白色不透明・半透明または
透明な氷の粒で、直径が5mm未満のもの。

備考:
a) 直径5mm以上は「ひょう」とする。
b)「雪あられ」と「氷あられ」とがある。
予報文では、「雪あられ」は雪、
「氷あられ」は雨に含める。

「みぞれ」 (霙) …… 予報用語
雨まじりに降る雪。または、解けかかって降る雪。
備考:「みぞれ」を予報することは難しいので、
予報文では「雨または雪」、
「雪または雨」と表現することが多い。

気象庁 「予報用語」より引用
http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/yougo_hp/kousui.html

 

こんな風になっています。

空の高い所って 気温が低いし風は強いし
地上からは 青くきれいに見えますけど
結構 厳しい所なんですね。

雲の中も ふわふわと気持ちよさそうですが
実際は上昇と下降が繰り返されていて
わりとワチャワチャとせわしない世界みたい。

悠然と流れる雲を見ていると とても
そんな風には思えないんだけど…。
見かけで判断してはいけないんだね。

霰と雹の差は5ミリで分けているようだけど
主に夏場の雷雨に伴うことが多い雹を
細かいからといって霰とは…言わない気がする…。

私だけかもしれないけどね……あー。
もしかすると霰は降ったとしても すぐに
とけて 見えなくなってしまうもんで
降らないと思っているのかも…。

氷の塊りだし 粒が大きい雹の方が目立つもん。

それにそもそも「予報用語」だから
素人の感覚とは若干の開きがあるかも…だけど。

♪雪やこんこ 霰やこんこ… うむむ…。
 
 

霰 雹 霙 季節的な仲間外れはどれ?

 
もうお分かりですね。
この中での季節的な仲間外れは 雹です。

霰も霙も比較的寒い時期に降るもの…だと
思ってたけど 霰も夏の仲間にすべきかな?
気象庁は直径だけで 分けてるみたいだし…。

地域的に冬場の方に雷が多い場所もありますけど
たぶんその時には雹は降らないんじゃないかな。

同じように寒気に影響を受けているはずなのに
不思議ですねえ。

これは私の想像なので あてにはなりませんが
夏の積乱雲と冬のそれでは 成長する高さが
違うんじゃないかなあと。

冬の雷雨は山にぶつかって雪を降らせるので
積乱雲の出来る高度(位置)と成長する雲の
高さがそんなに高くないのかな。
ぶつかる山よりも高くはなりそうもないので。

冬は全体に気温が低くなっていて 夏のような
強烈な上昇気流が起こりにくいんじゃないかと
素人は想像するのです。

それでも雷が鳴るのは 積乱雲ができているって
ことだから…雲の規模の問題かなあ…と。

上空に冷たい空気があり 暖まった上昇気流と
ぶつかって 大きな雲ができます。

雲って含まれる水蒸気が気温差で結露したもの。

その中では小さな水の粒が集まって水滴になったり
凍って雪(または氷)になったりを
繰り返しながら 成長していきます。

自分自身の重さで 下に落ちるのですが
暖かい空気が上に行こうとして邪魔します。

積乱雲は縦方向に発達しますので 雨の粒が
落ちてくる時間がとても長いのです。

どこかのタイミングで冷たい空気にさらされて
凍ったまま地表に落ちてくるのが雹ですよね。

夏でも上空の寒気の影響を受ける温帯での
雷雨には雹を伴うことがあります。
雹は圧倒的に夏!のイメージなんです。
 
 

降ってくる 空からの便り

 
霰も雹も霙もそして雨も雪も 上空で起きている
気温の変化を物語る物証として降ってくる
そんな感じがしますよね。

そんなに大きな変化ではないのですが
小さな水蒸気の粒にしてみれば ちょっとした
気温の変化によって 全然違う姿で地表に
落ちて来るのですね。

どんな状態で地表に届いたかで 上空の様子を
伝えてくれるお便りみたいです。

長年に渡る地道な観測と文明の利器を用いた技で
より一層 精度の高い予報をお願いしたいです。
 
お読みいただきまして ありがとうございました。
 

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