防波堤 あるいは防潮堤と言われる護岸は
海面までかなりの高さがありますよね。
まして岬の先に立つ灯台は さらに高い所に
立てられていると思うのですが…。
その灯台を超えるような大きな波とか
白い波が 幾重にも重なって押し寄せるような
映像や写真は とんでもない迫力です。
私は荒れた天候の海を見たことがないので
台風接近のニュース映像くらいしか
知らないのですが それでも恐怖を感じます。
そんな山の民なので 高波も高潮も
違いがわかりません。
映像で見るような大きな波のことなの？
でも言い方が違うのは 規模のせいなの？
経験のない気楽さが出たのんきな物言いで
お叱りを受けそうですけど 後学のため
教えてください。
高波 高潮の違いは何ですか？
そもそも海に波があるのは 海流のせいとか
風のせいとか…だと思うのです…。
潮汐力も波の原因になるのかもしれない…。
海のことは詳しくないので あくまでも
イメージなのですが…。
高波 高潮は気象用語だそうです。
平素の状態でも波があるので そこから
判別にいきます。（山の民 がんばる）
波には風浪とうねりというものがあります。
風浪（ふうろう）は 文字通り風によって
立てられる波です。
風が水面を押して 寄せるんでしょうか。
比較的細かいとがった波が立つようです。
温度の高い飲み物などをふーーっと吹くと
揺れますけど あれの巨大バージョン？（笑）
うねりは 風の影響が原因ではない波のこと。
波の形は丸っこくて うねうねと続く感じ。
風で波立った水面が徐々に静まる過程の
穏やかに見える波。
（大枠でしか捉えてなくてスミマセーン！）
んで 高波なんですけど 強い風でできる
大きな波のことです。
私たちが耳にするのは大抵 台風が接近している
時なんかですけど 高波の原因は必ずしも
台風だけではないそうです。
海上を渡る風が強くなれば 波も大きくなるし
大きな波が繰り返し発生することで 伝わってくる
うねりも大きくなるということですな。
そして高潮です。
発生すれば被害も大きいので注意が必要です。
高潮の発生には吸い上げと吹き寄せの
二つのメカニズムが働きます。
吸い上げ
ざっくり言うと 気圧が影響するですと。
気圧が海面の高さを持ち上げるですよ！
発達した低気圧の中心付近は 周囲よりか
気圧が低くなります。
周囲は気圧が高いので 海面をぐっと押します。
気圧の低い所は反対に持ち上がるというか
吸い上げられるように 上昇するんですと。
吹き寄せ
台風や発達した低気圧は常に強い風を伴います。
このため沖の方から海岸へ向かって
強風が吹き荒れます。
風に押されるように 海の水が海岸付近に
吹き寄せられて、海岸の海面が上昇します。
台風や低気圧の及ぶ範囲で起きる
ものすごくダイナミックな現象だったんだ。
だから長い時間続いたり 広い範囲の
浸水になったりするんですね。
強風で高波も同時に起こることがあるし
満潮と重なったりしたら… 怖いよう。
日本のどこにも台風とか来ないでほしいけど
高波と高潮を勉強したから よその地域でも
耳がダンボになりそう…。
波浪との違いを教えて下さい
波浪というのは 波そのもののことですね。
どちらも波という意味の漢字ですし
気象用語で 災害が発生する可能性がある
波浪のことを「高波」と言うんですと。
ああそれで「沿岸部には暴風波浪警報が…」と
いったような表現をするんですね。
注意報や警報での名称みたいです。
波のことですから 風浪とうねりの双方を
含んだ言葉なのです。
ちなみに波の周期というのがあって
１～３０秒くらいの波のことだそうです。
波はじっと見つめているとクラクラしてくるので
周期とか全然わからないけど…イマドキだから
きっと機械計測するのでしょうね。（笑）
ちなみに巨大ロボットがこけたり
ゴジラが泳いで起きた波はなんて呼ぶの？
山の民なのでまとめられなくて…
高波 高潮にこんな違いがあったなんて。
特に高潮は海全体が盛り上がるというか
凄い現象なんだなと。
これだもの 潮の満ち干と重なったら
危険だよって気象予報士さんが
念を押すの よくわかりました。
私は山の民ですが もしかすると海辺に
出かけたりした時 天気の急変に
遭遇することがあるかもしれないから
情報として 知っておくべきかと思います。
しけている海の映像を見るだけでも怖いし
船酔いの気分になってしまします。
なので天気の良くない時に出かけることは
まず ないと思いますけども。
お読みいただきまして ありがとうございました。
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