ぼたもちとおはぎの違いは何なのでしょうか?あんころ餅は どうよ?

ぼたもち/おはぎ 違いシリーズ

 
ぼたもち/おはぎ
 
世の中 似て非なるものが多いです。

今日はぼたもちとおはぎの違いについて
考えてみたいと思います。
どっちも食べるのは大好きですけどね。

うちは田舎ですので 子供のころは
お彼岸に母がよく作ってくれましたよ。

春はぼたもち 秋はおはぎと呼んでいました。

母はどちらかというとゴマあんを好んだので
炒りゴマをすり鉢ですって 砂糖を入れた
あんをからめたおはぎを作ってくれました。

私は小豆あんの方が好きなんだけど…。
そうそう…法事があった時は 小豆あんで
作っていたような気がする…。

ゴマあんの方が手軽だったんだね きっと。

今はもっと手抜きで 作りもせず
買って済ませちゃってるけど。(笑)
 

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ぼたもちとおはぎの違い はっきりして

 
所説あるようですが ぼたもちとおはぎ
食品としての違いはほとんどないです。
材料も作り方もほぼ一緒 同じものです。

ただお彼岸のお供えものですので
それぞれの季節に咲く花の名前で呼ばれます。

春のお彼岸なら 暖かい所であれば牡丹の花も
咲くと思いますので 牡丹餅 ぼたもちと。

秋のお彼岸なら 萩の花がきれいな時期で
その花のイメージから おはぎと。

場所によっては それぞれの花のイメージで
大振りに作ってぼたもち 小ぶりの楚々とした
イメージで おはぎと 若干作り方というか
見た目を変える所もあるようですが。

日本に定着した仏教の行事に関連することなので
地域差が大きく それぞれの場所で様々な
スタイルが生まれ 引き継がれているのでしょう。

そういえば近所のスーパーは 春でもおはぎと
称していたような…?

量販店は都合があるので そうなっちゃうのかも
しれませんけど… ラベルの字面を変えれば
いいだけだから ちょっと気を使いましょうよ。

ただ…形がころんときれいに整えられてると
ぼたもちのイメージがしにくいってことあるか…。

まあ形からイメージするのは 難しいので
とりあえず そんな経緯があって春と秋の
お彼岸に仏さんにお供えしたんだよ…と
覚えておけばいいんじゃないでしょうかね。
 
 

ぼたもちとおはぎにあんころ餅参戦!

 
ぼたもちとおはぎは まあわかりました。

ではあんころ餅はどうなんだろう?
お餅をつくということ あるいはお餅そのものは
ハレの日の食べ物なんですね。

お餅は特に鏡餅などに使われるということで
神聖な食べ物なのです。

仏教に関わることでお餅を使うのは
地域差が大きいと思いますが うちの方では
お葬式の灰寄席料理に入ることがあります。

あるいは出席者に配られるお菓子があるのですが
こちらにあんころ餅を使うことがあります。

この場合も 年末などに各戸で行った餅つきの際
小分けにして丸めたお餅に小豆あんや黄な粉を
つけて作ります。

杵でついた本当のお餅です。

それに対して ぼたもちやおはぎの場合は
もち米を炊くのは同じかもしれませんが

すり鉢などで練ったりするだけで 粒が残る
半づきの状態で 丸めるなどしたものに
小豆あんや黄な粉 ゴマあんなどをつけます。

もちろん好みや地域によって 必ずしも
そうとは言い切れませんが。

私の知る限りは つけるものは同じですが
本体というか「もち」と呼ばれるものに
違いがあるのかなと思います。

個人の想像に過ぎないことをお断りした上で
ハレの日の神聖な食べ物であるお餅を
仏事に使い始めたのは ずっと後の時代で
付け加えられたことだったのでは…?

だから本物のお餅を使わず 似て非なるもので
代用したんじゃないかなあ。

日本の神様と仏教は長い間 ごちゃまぜに
されてきた経緯もあることだし。

どちらもしっかり人々の生活に溶け込み
継承されてきて すてきなことだと思います。
 
 

どれも美味しい!これでいいよね?

 
ぼたもちもおはぎも お彼岸のお供えです。

春のお彼岸は牡丹の花が咲くころなのでぼたもち
秋のお彼岸は萩の花が咲くころなのでおはぎと
季節の花の名前を付けたのでしょう。

材料も作り方もほとんど同じですけどね。

あんころ餅はお餅つきの時に つきたてお餅で
作るのが普通でした。

ぼたもちもおはぎも もち米だけで作ったり
うるち米(普通のご飯)も混ぜたもの 色々でした。

ねばりの強いものが好きならもち米だけ
あっさりしたものがよければ 混ぜたもの
そんな感じでしたね。

すり鉢とすりこ木でつぶして練っただけの半殺し
あんころ餅は杵つきでしたので皆殺しです。

季節感が薄れた今日では いつでも売ってるし
なんでもありになっちゃってますけど。

私は和菓子が好きなので 美味しければ無問題!
 
お読みいただきまして ありがとうございました。
 

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