ゲリラ豪雨とスコールの違いってなに?どちらも土砂降りの 雨のことだと思ってた

ゲリラ豪雨とスコール 違いシリーズ

 
ゲリラ豪雨とスコール
 
ゲリラ豪雨とスコールの違い?

はっきりしているのは ゲリラ豪雨という表現は
つい最近使われ出した言葉で どちらかというと
マスコミが作って広めた言葉ですね。

分かり易くて インパクトがあるので
あっという間に周知されました。

でも正式な気象用語ではありません。

一方スコールは 気象区分でいう熱帯地方の
強い風を伴うにわか雨のことで 雨というより
強風のことを指す言葉のようです。

また風の通り道というか コースがほぼ
決まっているので 時期的に予測が
し易いのも大きな特徴です。

この時降る土砂降りの雨はシャワーと
呼ばれるそうですよ。

もちろん古くから使われる気象用語です。

あれま 説明が完了しちゃったよ。(笑)
 

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ゲリラ豪雨とスコールの違いって?

 
んじゃ もう少し付け加えましょう。

ゲリラ豪雨は 東京など大都市周辺で
局地的に地表の温度が上昇してしまう

ヒートアイランド現象などにより
同時多発的に積乱雲が発達し いつ どこで
雷雨が発生するか 非常に予測が難しいのです。

大量の水蒸気を含んでいるため どのくらいの
量の雨になるか 降ってみないとわからない。

結果的に局地的な集中豪雨になりやすく
都市部だと 冠水などの被害が出るのです。

中緯度帯にあり 温帯に属する日本の場合
はるか北の方角にある巨大な寒冷地から

寒気が南下することがあり こいつの
影響も小さくないです。

ヒートアイランド現象で 暖まった空気が
寒気と出会ったら 広範囲で大乱闘ですよ。

雨が降るとか雷雲ができたり 雷雨になるなどの
気象現象は ざ~っくり表現しちゃうと
空気の温度差と言えるんですね。

もちろんそこに水蒸気の量も大きく影響しますが。

ともあれ目に見えない現象の結果として
いつ どこに雨が降るかプロでも予測が難しい。

ネーミングをした人は その意味で
まるでゲリラ戦を仕掛けられるようだ…と
感じたのかもしれませんね。

ちなみにゲリラって奇襲や待ち伏せみたいな
攪乱や陽動など破壊を目的に 小規模な人数で
散発的にちょろちょろ仕掛けてくる戦法。

地の利を生かした戦い方が多いですね。
予測が難しく 結構ダメージが大きいので

ちょいと面倒くさい相手という意味で
豪雨につけられた可能性は大きいかな。

これまでの地道な気象観測と文明の利器を
駆使して 精度の高い予測をしてもらって
ゲリラ豪雨がゲリラでなくなりますように。
 
 

ゲリラ豪雨とスコール 違いを知ろう

 
先にスコールとは 強い風のことだといいました。

映像などで見た 熱帯地方のバケツを
ひっくり返したような猛烈な雨の降り方の方が
印象が強かったので ものすごい土砂降りの雨を
スコールと思っちまったのは 私だけではないはず。

今さら 風だと言われても…ねえ。
こちらの豪雨は かなり正確に予測も可能だし
分かり易い雨ですね。

一口に熱帯地方といっても スコールがあるのは
熱帯モンスーンと区分される場所や熱帯雨林気候の
地域などと重なることが多いですね。

熱帯地方は からからに乾いている場所もあるので
私たち日本人の多くが認識しているスコールが
ない場所も広く存在しています。

気候が暖かいだけでは うっそうと生い茂る
ジャングルを育むことはできないんですね。

スコールは風ですが この風が起こるのも
やっぱり気温差なんですね。

正確には気圧の差が生じるほどの気温差ですね。

ほぼ垂直に降り注ぐ太陽の光に温められた空気は
乾いて軽くなり 上昇します。

私たちは目で見ることはできませんが
上昇した空気がいた場所が空くんですよ。

そこへ湿った重たい空気が流れ込んでくる。
多くの場合海からで 大量の水蒸気を含んでます。

空気というのは 温度や湿り気などを常に
均質(一定)に保とうとしますので
雲ができ 中で大乱闘が起こります。

結果的に湿った強い風が雲を作り大量の雨を
降らせて 去っていくのです。

暖かい場所の中でも 生じる温度差が
大量の雨を降らせるのですね。
 
 

属している気候区分が違うから

 
スコールは風のことで 土砂降りの雨のことじゃ
ないって それだけ分かれば十分ですよね?

少なくとも日本においては 本来の意味での
スコールはあり得ないことなので。

属している気候区分が違うからね。

それに対してゲリラ豪雨という造語は
いつ どこで降り出すか予測の難しい
雷雨 夕立 にわか雨のことです。

「言霊の幸わう国」の民ゆえに
造語は自由で 思ったままに作っちまうし
またそのセンスも悪くはないですけど。
 
お読みいただきまして ありがとうございました。
 

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