浸水 洪水 冠水の違いはなに?水は 誰にも止められないから 起きないで

浸水/洪水 違いシリーズ

 
浸水/洪水
 
茶色の濁流が 大きな橋脚に盛り上がり
まるで巨大な生き物のように流れる様を
映像で見る度に こんなことはもう二度と
起きてほしくないと思っていました。

しかしほぼ毎年日本のどこかで水害が連発する
ようになった気がしてなりません。

令和元年の台風では 私の近所も河川の氾濫で
大きな被害を受けました。

すぐ近くを流れる一級河川も 下流の方で
堤防が決壊して氾濫 甚大な被害を出しました。

浸水や洪水がこんな身近で起きるなんて…。
あらためて 水の力を見せつけられた気がします。

台風も山があるし海から遠いし
普段はへたれたヤツが ヨロヨロ
かすめ通るくらいだったのに…。

川の氾濫が起きるほど雨が降るなんて。

ただ…過去には まさかの大水害があった
記録は残っているんです。
280年くらい前の話だけど…。

災害に直面しないと危機感を持たないのは
ぼーーっと生きてるからですよね。
 

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浸水 洪水の違いを教えて

 
ではその浸水と洪水はどう違うのでしょう?
ぼーーっと生きているなりに考えてみます。

浸水というのは、「水が入ってくること」。
当然 普段は水のない場所に…という意味ですね。

サンズイなので 水に関する字です。

水につかるとか つける ひたすなどの意味で
水の状態を表してもいますね。

それとしみこむという意味もあるようで
水がしみこむように徐々に進んでいく様子を
表してもいるようです。

どちらかというと 勝手に入り込んでくるという
印象の言葉だと思います。

主には個人の住宅や店舗 施設など「建物」や
「家屋」などに水が流れ込んできたという
意味で使われる言葉です。

家屋などの場合では どのくらいの位置まで
水が入り込んできたかによって
床下浸水とか床上浸水とか表現が変わります。

家の中にいて 床やその上まで水が入って
来る状況なんて どんなに怖いでしょう。

直接自分が被災したわけではないのに
しばらく気持ちがへこんでいた
ヘタレの私がそんな目に遭ったら…
想像するのも怖いです。

さて洪水にいきます。
洪水というは「大雨などのために 河川の水量が
一気に増大し 堤防を越えたり 決壊するなどして
河川の氾濫が起こること」です。

ダム湖などでは大雨の際 貯水量を調節するため
放水することもあり 増水した水がさらに
増えたりすることもあります。

水は立ちふさがるものをなぎ倒し 破壊しながら
全てを飲み込んで押し流していきます。

その勢いを止めるすべは 人間にはありません。

恐らく有史以来 人間は川辺に住み着き
氾濫 洪水と戦ってきたのでしょう。

それでも 水のそばから離れられないのです。
洪水は広範囲に破壊が及ぶ大きな災害です。
 
 

では冠水ってどういうこと?

 
冠水はニュースなどで よく聞く言葉です。

冠という字には かぶせるという意味もあるようで
道路などがあふれてきた水ですっかり覆われて
しまうことを指します。

あくまでも普段は地上…つまり水の中にはない
ものや施設などが あふれてきたり
津波のように押し寄せてくる水をかぶり
どっぷりと浸かってしまうことを表現する言葉です。

浸水や洪水に比べると やや規模が小さく
局地的というか かなり土地柄に左右される
現象かと思います。

水をかぶるという意味では浸水も冠水も同じです。

ただ道路や田んぼ 畑などが水をかぶるのを冠水
家や建物などなら浸水と使い分けられています。

もともと低湿地などで水はけの悪い所とか
短い時間に大量に雨が降ると 処理しきれない
水があふれてしまうなど その土地の事情で
突発的に起こるトラブルですね。

梅雨末期に多い集中豪雨とか 強い夕立でも
都市部では発生することがあります。

台風の大雨などで河川が氾濫するなど
広範囲に水の脅威が襲い掛かる洪水に比べると

交通の妨げになって 迷惑ではありますが
限定的な範囲にとどまり 時間とともに
解消することも多いです。

それでも最近の雨の降り方は ものすごく
乱暴というか暴力的というか ちょっと
異常な感じがしますよね。

大規模な河川工事などは国や自治体に頼るしか
ないことですが 雨の降り方に注意しないと
いけない時代になったのかもしれません。
 
 

水は必要だけど 怖いよう…

 
ローカルニュースで あの台風で増水した川の
映像がいくつか流れていましたが
その中の一つに 信じられない様子がありました。

ものすごい勢いで流れる濁流なのですが
完全に堤防よりも高い位置に水があるのです。

でも 水は乗り越えてくるのではなく 高く丸く
川の方へ落ちながら流れ下る…を繰り返していて

堤防のコンクリートの上に茶色い壁があるような
そんな映像でした。

どんな力が働くと映像のような現象が起きるのか
全く見当もつきませんが もう見たくないです。

水は必要不可欠ですが 大量に集まると
人間の手には負えないので ほどほどの量を
恵んでくださいと 祈るしかありません。
 
お読みいただきまして ありがとうございました。
 

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