10月18日七十二候 蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり)

秋の空 暦・季節

 
秋の空
 
今日は七十二候の蟋蟀在戸
(きりぎりすとにあり)にあたります。

めちゃめちゃ難しい漢字ですねえ
いったい何画あるのやら…。

私ももちろん全く読めませんでしたし
誰も読めそうにないのですよね。

キリギリスといっても この場合
コオロギさんのことらしいですね。

彼らはまだ暑い時期から かなり寒くなるまで
けっこう長くラブコールを続けますね。

もちろん数が多いのかもしれませんが
寒くなっても上手にしのいで
がんばっている証拠ではないかと思っています。

戸にありというくらいですから 人間の生活の場まで
しっかり入り込んでいることもあるという表現ですが
本当にその通り普通にいます。

だいたい出入り口付近ですけれども
黒っぽいしわりと素早い動きなので
別の虫さんかと思ってドキッとすることがあります。

まあ私の住む地域では 黒く光るGの虫さんとか
これまでに生息を確認していませんので
間違いなくコオロギさんです。

思わぬところで姿を見かけて 驚くことがあります。
 

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鳴き声は日本 近くの国では…

 
この時期 晩秋というよりは もうすでに
初冬に差し掛かっているので
私のうち辺りでは さすがに
もう声を聞くことも無くなりますが。

たぶん大人はその一生を
終えるのではないかなと思います。

以前にも言いましたが 昆虫は
卵の状態が一番生命力が強いです。

かなり過酷な環境でも
生き延びることができますから。

親が適切な場所に産み落としてくれると
越冬して春には子供たちが
うじゃうじゃ生まれてきます。

自然の営みに無駄はありませんから
昆虫などの小さな生き物が
うじゃうじゃ生れるには
その理由がちゃんとあるのですね。

詳しくないので確かなことは
言えないのですが もしかすると
コオロギさんの場合
大人も越冬する可能性はあります。

人間の住処などにちゃっかり居候すれば
それは可能だと思えますから。

生き物たちは人間の住処であっても
自分たちに都合が良ければ
しっかり利用しますからね。

コオロギさんは主に夜行性だそうで
コロコロと鳴いて彼女を探し
オス同士ではケンカもするそうです。

日本では 子供が遊ぶことが多いですが
中国や東南アジアの国などでは
大人がコオロギさんに相撲を取らせて
大会を開くとか やってますね。

ただ勝敗を決めるのではなく
多くの場合賭けの対象 つまり賭博です。

コオロギさんは勝負になるくらい
闘争心が強いのかもしれません。

他にもいろいろな昆虫を戦わせては
賭博競技にすることが多いです。

しかもかなり古くから楽しんでいて
伝統みたいになっているようです。

虫さんまで使って賭け事にしてしまうとか
そういうことが好きな人って
驚くほど多いのですねえ。

どうしてそういうことが多いのか
ちょっと考えてみたのですが

人間同士だと不正行為が可能だけれど
虫さんとか牛さんとか動物だと
人間の都合は一切関係なくて
不正ができないので ある意味でとても
フェアな勝負になるからかなあ…
なんて思ったのですが…。

まあよその国のことなんで どうでもいいですけど。
 
 

どうか七十二候のままで…

 
寒くなってきて コオロギさんも人間の住処へ
避寒に来る時期が来たというか
昔からそんなことをやっていたんですね。

人間はといえばその様子を見て
気候を知る手掛かりにしてしまいました。

そのくらいコオロギさんは
身近な存在だったのでしょうね。

つまり長年の間 ほとんど
同居状態だったわけですから…。ぷぷぷ…。

けれどもしかして この先温暖化が
加速して暖かくなったりしたら
こういう気候の手がかりも
変わっていくことになるのでしょうね。

でも反対にあまり急激な変化だと
小さな生き物たちが対応できなくて
困ったことになるかもしれません。

もし変化するなら ゆっくりと
少しずつにしてもらいたいものです。

コオロギさんの声が聞こえなくなるとか
姿を見かけなくなってしまう
あるいは反対に 何時までも鳴き続けるとか
真冬にそこらを駆け回るとか…

うぬぬぬ…(-“-;)やっぱり
今のままでいてほしいです…。

黒光りのGさんでなくても 個人的に
虫さんは苦手でございまして…。

ぶーーんという羽の音とか 飛び跳ねるとか
高速で動き回るとか 全員同じ姿の皆さんが
ごちゃごちゃ集まっているとか
足が4本以上あるみなさんとかは ちょっと…。
(落ち着け 思い浮かべるな)

一番困る(いやな)のは
虫さんたちが大きくなることです。

今のサイズでも十分怖いのに
暖かくなって巨大化されたりしたら…
うわああ 怖いよおお。(>m<)
(落ち着け 突然巨大化しないから大丈夫だ…)

二十四節気や七十二候で気候を知って
もうそんな時期が来たのねえとか
またこの季節が巡って来たんだなあと
納得がいくことの方が ずっと
幸せなことなのかもしれませんね。
 
お読みいただきまして ありがとうございました。
 

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