世界保健機関WHOの誕生日「世界保健デー」

 
世界保健デー
 
今日は世界保健機関が発足した日 
つまり誕生日ですね。

毎年 4月 7日は「世界保健デー」です。

1948年生まれですから 
結構歴史があります。

日本は国際連合に加盟するよりも先に 
こちらのWHOに

951年(昭和26年)に
加盟しているのだそうです。

国連への復帰(1956年)より
先だったなんて知りませんでした。

人間の健康を基本的人権の
ひとつと捉えるあたりは

さすがは国連の専門機関らしい理念で 
いいことだと思います。

人間誰しも命は一つ 
体も一つ 健康は一旦損なうと

取り返しのつかないことになりますので 
誰にとっても重大事。
 

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世界規模の健康問題の旗振り役

 
現実問題として 生まれた場所によっては 
衣食住の環境すら

整っていないこともある大きな格差は 
医療以前の問題ですよね。

干ばつによる飢饉など
自然災害以外の問題は 全て人が原因なので

基本的にはその国や地域の人々の 
意識と努力に頼るほかないと思っています。

なんて突き放した言い方をすると 
怒られそうなのでこのくらいにしとこ。

WHOのシンボルには
国連旗に重ねてヘビの絡みついた杖が
デザインされています。

これはギリシャ神話に登場する
医療の神さまアスクレピオスの杖です。

アスクレピオスは太陽神アポローンの
息子だったんですね~。

ケンタウロスの賢者ケイロ-ンに
育てられたら そりゃあ名医にもなりますわ。

その医療技術は凄まじく 終いには
死者まで甦らせちまったという…。

そこんところはかの有名な
怪物メデューサの血を使った効力なので

技術とは違う気がするけど 
まあ神話ですから 勘弁してね。

そうしたらこの死者蘇生行為に 
冥界のハデスから
ゼウスにクレームが入りました。 

人間の分際で 生死にまで
関与するとは何事だ?というわけですね。

ハデスの言い分は
至極もっともなものだったし 

人間が治療したり 互いに
助け合ったりすることを 

よく思わなかったゼウスは 
アスクレピオスを 
一旦は殺害するのですが 

功績が大きかったので神として
天上に迎えれられたと。

怒っとるんかい?褒めとるんかい?
どっちなのよ。

私 ギリシャ神話好きなんですけど 
神と人が対立する存在という考え方って
いかにも白人さまらしい発想だなと思います。

私みたいな の~てんき者が考えると 
神さまなんだから人の存在など

豊かな巻き毛の先ほども 
気にしていないと思うんだけど 
どうでしょうねえ?

だって相手は神さまですよ? 

人間なんて生かすも殺すも 
思し召し次第でしょ。

それに自分たちで創り出して
地上に住むことを許したのに… 

まあ白人さまなら
自分勝手なことを言い出して 
引かないから お怒りを
かうかもしれないけど。(笑)

伝令神ヘルメスが持っている杖も
よく似ていますけれど 

こっちは2匹のヘビで
てっぺんに翼がデザインされてるし 
ちょっとかっこいいんですよ。

アスクレピオスの杖は1匹で
気持ち地味なのは もともと
人間だったからですかね。

もう一つカップにヘビが
絡みついているデザインもあるのですが 

こちらは薬学のシンボルで
ヒュギエイアの杯と呼ばれています。

ヒュギエイアとは この医療の神
アスクレピオスの娘だったりするのです。

なおヒポクラテスも有名ですが 
彼はこの神の子孫だとされています。

つまり登場した時間というか
時代が違うのですね。

なんだかギリシャ神話の話に
脱線しちゃってますけども 医療関係の

シンボルにはギリシャ神話の
モチーフが多く使われています。

なんでだろうなあ…と あれこれ
考えを巡らせてみると… 
あくまでも個人の感想ですが…。
 
 

シンボルだから シンボルなのよ

 
全欧州をカバーした
キリスト教ってのは はっきり言って

医療の発達とかには 何ら貢献していないと
言っても過言じゃないです。

ローマ帝国にローマ神話として
引き継がれていたのに 

そのローマ帝国から
キリスト教に宗旨替えしちまったので 
完膚なきまでに破壊されてしまいました。

だから一気に数千年バックして 
ギリシャ神話まで遡るしかなかったのかなと。

十字軍で勝手に軍隊を派遣して 
イスラム社会にけんかを売ったわけですが

その遠征で エジプトの
アレキサンドリアの大図書館の蔵書とか

当時は進んでいた
イスラム社会の文化や医療などを 
逆に持ち帰ったんですからね。

オリエントやイスラムの文化で
基礎を築いたとか 白人さまにとっては 

認めたくない ものすごく不都合な
歴史的事実なんですね。

もちろんそれらをもとに発展させたのは 
論理的な思考の白人さまですけども。

シンボルとして各方面を
納得させられるのは
直接 縁がなかった方が

何かと都合がいいという
大人の事情もあるのだろうなあと。

あくまでも想像です。

ともあれ WHOは世界規模で
問題を取り上げ 病気の撲滅や

医療環境の向上を目標に
活動している機関です。

天然痘の撲滅には成功しましたし 
医療の環境が整っていなくても

病気に立ち向かっていけるような
器具の開発とかも 旗振り役が必要です。

国連の中立と基本理念にそって 
誰でも健康的な生活が実現するよう

しっかりとその役目を果たして
いってもらいたいと思います。

素人考えですけども 
新薬の開発などは最新設備と
莫大な費用がかかるため 

本当にその薬を必要とする人々が 
手にできずにいるのが現状です。

何とか克服に持って行けるような権限を 
WHOに付加することも 場合によっては
必要なのではないかなあ…と思います。
 
お読みいただきまして ありがとうございました。
 

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