今日は「文化の日」世界に胸を張れ!日本の文化

富士山と和柄 祝日・記念日、○○の日

 
富士山と和柄
 
今日11月 3日は「文化の日」ですね。

それまでの大日本帝国憲法に代わって
1946年に日本国憲法が公布された日でした。

もともと「明治節」といって
明治天皇の誕生日をお祝いする祝日でもありました。

この祝日は 小学校などでは登校して
祝賀式などを催したそうです。

実際に経験した人に直接聞いたことなので
間違いありません。

昭和一桁生れの人たちは子供のころに
意味も分からないまま 難しい文語体の教育勅語を
諳(そら)んじることができたのですね。

その教育勅語を発表されたのが
明治天皇その人でした。

憲法記念日の時に触れたと思いますが
教育の基本理念を説いたもので
よく読むととても良いことが
書かれていると思います。
 

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文化とは都合や変化をも包み込んでいくこと

 
戦時下での考え方が敗戦でひっくり返されてしまい
信じるものを粉々に打ち砕かれた世代には
教育勅語に対してよくない思いを
抱く方もおられるでしょう。

厳しく統制されていた
反動なのかもしれませんね。

そういう世の中に終止符を打った形の
日本国憲法ですけれど
その実態はパッチワークのような
継ぎ接ぎの戦時下作文でした。

一説にはわずか一週間ほどで
草案がまとめられたともいわれます。

戦争を放棄させたのだから 用心棒としてドンパチを
米国が代行するのは当然だろうと思うのですが…
実際には詰めが甘かったですね。

焼野原から20年ほどで驚異的な復興を
実現させたのは取りも直さず
GHQがやり玉にあげ

否定されたはずの教育勅語で
教育された人たちの真面目に復興を願う
努力のたまものだと思うのは私だけですかね?

戦争のぐだぐだを引きずるのはこのくらいにして
晴れの特異日でもある
「文化の日」の方を楽しみましょう。

時節柄 気温は低めですけれども
凛とした冷たい空気は気分がいいものです。

ちょうど紅葉なども見ごろを迎える所も多いですし
外に出かけるのにもいい季節ですねえ
様々なイベントも開かれます。

皇居では陛下より文化勲章の親授式が行われますし
海上自衛隊では基地や港に停泊中の自衛艦で
満艦飾(まんがんしょく)が行われるそうです。

実はこれにはちょっと理由があって
自衛隊が組織された記念の日は
7月 1日なのですが

7月から10月くらいまでは
大雨や台風など災害が起こり易いので
式典は11月に挙行しているのだそうです。

確かに今では日本中のあちらこちらで
自衛隊に救助や救援の要請が
出されるような事態が
頻発していますからねえ。

本当は災害救助隊じゃあなくて
もっと重要な任務なんだけどなあ…。

も…もちろん救助や救援は
とてもありがたいことです!

これからも もしもの時は
よろしくお願い致します。

個人的には一刻も早く憲法に書き加えて
我が国の正規軍と定め 法の下に隊員の
みなさんの身分と武器行使の正当性を
きっちり明記すべきだと思っています。

私は山の民なので満艦飾という
言葉は知っていましたが
祝意を表す飾りだというのは知りませんでした。

電飾もあるみたいで一度見てみたいなあ。

ちなみに普通の船舶の場合は
満船飾(まんせんしょく)というのだそうです。
 
 

文化を知り 文化を守る

 
文化勲章を受けられるような方々は
その道一筋で精進されてきた
生え抜きの学者さんや ある種の
求道者のような方たちなんですよねえ…。

科学者の先生とか 直接お名前や
具体的な研究は知らなくても
私たち一般の者は みな何かしら
その恩恵に与ったりしているのです。

あらためて便利で快適な暮らしができる意味を
考えてみるのも一興かと。

でもすぐに そういう生活が
当たり前と思っちゃうんですけどね。(笑)

美術館や博物館などで特別な催しがあったり
お得な入館料だったりしますし。

私は日本の場合古くからのものを
大切にしているので どこへ行っても
何をしても 文化の香りが高く
あふれていると思っています。

大事に継承すること
守り伝えること
これ自体が文化であると。

あまりにも普通にあり過ぎて
生活になじみ過ぎてて
気が付かないくらいです。

特別に何かするでもなく ただ美しい秋の一日を
ゆっくりと満喫する それだけでも十分に
文化的だと思います。
(ただぼんやり過ごす…とも言います)

大切なのは感じること 感覚を研ぎ澄ますこと
そうすればそこにはきっと何か発見が
あるのではないでしょうか。

きれいだとか美しいとかだけが芸術ではなくて
心地よさだったり ほっとする癒しだったり
することも あるかもしれません。

自分だけの文化的な何か
芸術的な何かの蓄積も面白いです。

豊かな文化は時間の蓄積が
欠かせない要素だと思いますけれど

たくさんの人がそれぞれにいいなと
感じるものの集合体も また文化ではないかなと。

そして圧倒的な時間のスケールで
文化が醸されていくのを 見て触れて体験する。

同じ時間を過ごすことでさらに愛着や大切に
思う気持ちも育むのです。

先人たちが大事にしてきたものを 自分をまたいで
また次の世代に引き継いでいく

大切に思う気持ちも 一緒に引き継がれることが
重要で これこそが文化であり
文明の伝承そのものだと言えるでしょう。

加えて なぜ伝承されて来たのか
何が大切にされてきたのかという意味も
きちんと伝えていかなくてはなりません。

まずは身の回りを よく見渡して
みることから始めましょう。
 
お読みいただきまして ありがとうございました。
 

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