今日は500円札が発行された記念の日

 
500円札
 
そういえば いつの間にか見なくなりましたね。

500円札なんて お金の
コレクションの趣味でもない限り
若い方々は知らないのではないでしょうか。

今日は 最初に500円札が
発行された日なんだそうです。

戦後の混乱期にインフレを是正するため 
新しい円の切り替えが行われ

登場したのがA号券と呼ばれる
最初の500円札でした。

秩序が乱れている時でしたし 
お札の作り方も雑だったようで 
日本であっても偽札が横行したそうです。
\(◎o◎)/!

ご存知と思いますが 
お金というのはその国の政府が

価値を担保するものですから 
信用が第一で国の威信に関わります。

だから偽札は 作るのはもちろん
持っているだけで罪になるのです。
 

スポンサードリンク

 

お金が新しくなるのは理由がある

 
今でこそ偽造防止のハイテクが施されていて
円紙幣の偽造は不可能ですが

終戦直後は本当に 
混乱の極致にあったのですね。

そんなわけでA号500円札が
作られたすぐ後に 最初のB号券として

昭和25年に1000円札が
作られたのだそうです。

そしてその翌年1951年(昭和26年)
 4月 2日にB号券の
500円札として発行されました。

72年も経っていますが 実は今でも
ちゃんと使えたりするのですよ。

しかもその当時からすでに
透かしの技術があったんですね!

…と思ってちょっと調べてみたら 
まあ透かしの技術もいろいろあって

古いものは西暦1200年代まで
遡れるみたいですね。

日本の紙幣に使われているのは 
紙漉きの技術から派生したらしく
明治時代から使われているそうです。

そういう技術があったから 
すぐに偽物を見分けることができたのね。

このB号500円札には 
野菊と500の透かしがあるそうですが 

図柄の印刷と重なって 
ちょっと見えにくいということです。

ただ20年後の昭和46年には
製造されなくなりましたから

コレクションのケースの中でしか
見ることはできないと思います。

これに先立つこと2年前の
昭和44年にはC号券として
また新しい500円札が登場していました。

B号もC号も そして今では
現存するかわかりませんが

A号も表は岩倉具視翁の肖像で 
裏側は富士山が描かれていました。

そしてC号券は桜の花と波線が
透かしになっているそうです。

こちらは透かし部分に印刷を
していないので かなり見やすいとか。

私が知っているのはたぶん
こちらのC号券の方でしょう。

お札は大好きですが(笑)
詳しく知ろうとはしなかったので 

そういう風に何度も版を重ねているなんて 
全然知りませんでした。

岩倉具視翁のちょっと不機嫌そうな肖像は 
結構印象的でしたけれど…。

明治の元勲の肖像は悪くないんですけども… 
笑顔…というのは無理でも

もう少し優しいというか 柔らかな表情のは
なかったのでしょうかねえ…。 

まあ…昔の人はあまり
笑わなかったといわれますが。^^;

もしかすると写真は緊張しちゃう人
だったのかもしれないけど。ぷぷぷ…

こうして誕生から46年間 日本の
通津浦々に流通した500円札でしたが

1982年(昭和57年)に登場した
500円硬貨に役目を譲ることになります。

紙でできたお金は傷みが激しいですし 
硬貨の方が耐久性に優れますからねえ。

何よりも様々な種類の自動販売機の
普及なども お札から硬貨になった
理由だったのかもしれませんね。
 
 

金属は価値があるけど 重い…

 
ところでお札こと「紙幣」は
どうしてできたかご存知ですか?

実はこれって一種の証文みたいなものが 
ルーツなんですよね。

額面が書かれていますが この紙を
銀行へ持って行けば 同額の価値の金とか

銀とかをお渡ししますよ という証文が 
紙幣のもともとの姿なんですって。

銀行って書きましたけど 
しかるべき交換所というような意味です。

だから金属のお金と同じ意味と
価値があるということで 

この紙切れそのものにも お金の価値を
見出したということになんです。 

軽いですし 便利です。

紙幣と硬貨の両方の長所を
上手く利用して 今の貨幣経済に
なってきたのですね。

今はまた違うお金の形になってきましたが 
その時代やその経済圏など

様々な要因が複雑に絡み合って
構築されていきますので どのような形の

お金がいいのかわかりませんが 
どれでも選べたらもっといいのかな。

紙幣だっていろいろなデザインがあって 
国や地域の特色が反映されていて

大きさも紙質も様々だし 
個性的でとても面白いですよね。

なくすとか 廃止するとか言わないで 
ずっと続けてほしいけどなあ。
 
お読みいただきまして ありがとうございました。
 

スポンサードリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました