海が凍った北極は極点到達がたいへん?!「北極の日」

 
北極の日
 
今日は「北極の日」とされているそうです。

それは米国の探検家ロバート・ピアリーが
北極点に到達したのが

1909年の今日 4月 6日
だったからだそうです。

カナダのエルズミア島から犬ぞりで 
北極点を目指したのだそうです。

52歳くらいの時のことみたいですが 

このピアリーさんこれ以前にも
世界最大の島であるデンマーク領
グリーンランドを探検して

現地の女性と子孫を残しちゃったり 
1898年に最初に北極点を
目指したとき失敗して 

凍傷で足の指を8本も
失ったりしたのに あきらめずに

再び挑戦しているあたり 
本物の冒険家ですよ。
 

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夢とロマンと雪と氷と…

 
で、グリーンランド探検の功績で 
デンマーク王立地理学会から
メダルを贈られていたりもしたそうです。

グリーンランドの現地の人たち
イヌイット族は 鉄製のそりを
使っていたそうですが

このでっかい島は全体が
分厚い氷で覆われていて 
地面は出ていないのです。

雪と氷しかないのにどうして
「グリーンランド」なんでしょうね?

「アイスブルーランド」とかならわかるけど 
まさか大昔は緑の大地だったとか?

誰かおせーて! イヌイットさんたちが
鉄のそりを使ってたよりかずっと謎だわ。

彼らが鉄の精錬技術を持っていないのに 
どうして鉄製のそりを使えたのか

長らく謎だったそうですが ピアリーさんが
その謎を解いてくれました。

1万年ほど前に降ったと推定される隕石が
鉄の塊だったようで それを使ってたみたい。

この隕石 でっかいんですよ、
推定で56トンもあるとか。

それにしてもそんな塊をそりにするなんて 
十分加工技術を持ってるじゃないですか。

どういう風にそりを作ったんでしょうねえ? 

隕石なんて硬くて簡単に削れませんよ。

だって表面は大気圏突入の際 
高温を受けてるから ある意味

精錬されたようなもんだし 
直後の衝突のエネルギーで
また溶けたかもしれないし… 

あ…砕け散った破片!!

そうだ 砕けたり溶けて飛び散った破片を
使った可能性はありますねえ。

それにしても…鉄を柔らかくするための
燃料はなんだったのかな?

分厚い氷の大地だから 
木なんかなかっただろうし 
何を燃やしたの?

あんな寒い所で 鉄を加工するのに
熱せられないとしたら…

鉄同士をこすって削るとか 
硬いままカンカンぶっ叩いたとか…? 

の…伸びないよねえ…。
どちらにしても ものすごい労力が
必要だったと思います。

いったいどんな風にしたのか 
全く想像ができない…。(爆

南極もそうですけれど 
極地に近い場所ってなぜか
隕石が多いんですよねえ。

場所的に風化が少ないので 
残り易い環境なのかもしれませんが。

人のいない場所の方が広いからいいけど 
こんなでっかい隕石降ったら怖いわあ。

ピアリーさん この隕石の一部を
米国に持ち帰って博物館に売却~。
(売ったんかい ◎o◎)
 
 

せっかくの偉業なのに…ちょっと残念

 
でも…今ではこの北極点到達の偉業に 
ちょっと影がさしているとか。

彼の後援者がナショジオ社とか 
そうそうたるメンバーで 

もしかしたら喧伝 つまり
本当は到達していなかったんでないの? 
という疑惑が持たれているそうです。

当時から以前の仲間が
「自分の方が先に北極点に着いた」
とか言い出したので 

コトの真偽を諮るため
調査委員会が設けられたそうです。

なんなの この人は?

一人や二人で行かれる
旅じゃないでしょうに。

そこら辺の山へピクニックに
行ったんじゃないんだから。

結局 その元仲間は詐欺罪に
問われたそうですが ピアリーさんも

審議会の証人を買収したりしたそうなので 
う~む…引き分けじゃない?

まあ今から100年も前のことなので 
その後の詳しい調査で 元仲間は

実際の北極点まであと数百キロも
あったことが判明しました。 

一方ピアリーさんも 
厳密には北極点ではなく 

北緯89度57分の地点で
極点からおよそ6kmだったことも
わかっちゃいましたので 
やっぱり引き分けだね。

細かいことを言っちゃうと 
冒険の旅の行程が不自然に
順調すぎるんだって。

北極は冬にしか行かれない場所だから 
あまり楽々行かれちゃうとねえ…。

だから本当は行っていなかったのでは?
という疑惑が出ているとか。あれ負けた。

ただ北極はともかく 
氷の大地を冒険したという
実績があることだし 

そっちの方でちゃんと
評価してあげましょうよ。

「前人未到の地」な~んて表現は 
誰でも憧れが噴出してしまう
ところでしょうが 

それだけでなく実際に
出かけちゃうというところが 

やっぱり普通じゃなくて 
その(ムダな)行動力と
決断をいい方に評価するべきだと。 

あれ?褒めてない。

北極は南極と違って陸がないから 
海が凍らないと行かれないのよね。

極点といっても場所は
理論値に過ぎない上に 

地球の物理的な理由で位置が
あちこちにころころ変わって
留まらない場所ですけれどね。 

実際には 簡単に誰でも
ほいほい行かれる場所ではないという点で 
憧れとロマンは尽きないのかなあ。

そうそうムダな行動力ではないのですよ、

憧れとロマンが燃料の永久機関なのです。

冒険者たちは途方もない
ロマンチストでもあるのです。
 
お読みいただきまして ありがとうございました。
 

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