今日は日本赤十字社の創立記念日

 
赤十字創立記念日
 
今日は日本赤十字社の前身で
博愛社という団体が設立された
記念日だそうです。

できたのは今から141年前の
1877年(明治10年)のこと。

あの「西南の役」の際 
官軍敵軍どちらの別なく

傷病兵の救護に当たるため
熊本洋学校に博愛社という組織を設立し 

当時の陸軍省に救護班の
派遣を願い出たのが始まりだそうです。

赤十字の精神を受け継ぐ
その崇高な志に胸を打たれます。

明治維新のころ 日本のあちらこちらで
武士だった人たちが武力反乱を
起こしており「西南の役」は
その最大規模のものだったのです。

そりゃあそうですよ ある時から突然 
日本は一つの国だからねと言われ

それまでの職を取り上げられたり 
失業の危機に瀕したりしたのですから。
 

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始まりは「戦い」だった

 
誰だって生活がありますので 
急に変えるからと言われても 

不安になったり 不満に思う人は
必ずいたはずですからね。

あえて「西南の役」と書きました。

「西南戦争」と覚えたこともありましたが
「戦争」とは国家対国家で武力を
行使して衝突することを指す言葉だと
だいぶ後になって知りました。

なので 国内で起きた反乱のことを
「戦争」と呼ぶのはどうかと思いまして。

幕藩体制の頃は それぞれ藩は国のような
意識だったかもしれませんが。

(であったとしても 歴史的に
諸外国の戦争の仕方や

異国・異民族の意識とはかけ離れた 
はるかに緩やかで穏やかな
ものだったのではと想像します。)

ともあれ戦いによって傷つくのは
生身の人間ですし すでに戦線から

離脱せざるを得ない状態だったで
あろうはずなので どちらに組していても

救護が必要であることに
変わりはなかったでしょう。

しかし救護班の活動当初は 
そういう赤十字の考え方が両軍ともに

理解されなくて襲撃を
受けることもあったそうです。

無理からぬことでしょうね、

これまでにはなかった考え方と
行動ですから スパイだとか
思われてしまったのかもしれません。

血を流すとは人に大きな禍根を
残すことになるのですね。

まして日本人同士で流血の惨事に
至るのは 本当に痛恨の極みです。

さてそういう困難な時期もありましたが 
やがて博愛社は政府の方針もあり

1887年(明治20年)に 今になじみの
日本赤十字社と名前を変えました。

この前の年に日本は
ジュネーブ条約に加わったのです。

その後 日本の国内では
戦乱はなくなりましたが 

国際赤十字の要請などを受け
戦争による救護活動で幾度となく
戦地の近くへも赴きました。

また国内での災害や大規模な事故など
急を要する救護などにも駆けつけています。

医療施設 血液事業さらには
国際的なつながりを駆使して

世界各地の災害時に 義捐金や救援金の
とりまとめなどを行う
大きな団体に成長しました。

たくさんの人の善意と志に支えられている
本当にすごい組織だと思います。

私個人は丈夫に生まれついたおかげで 
これまでの人生で病院などには

ほとんどお世話になることなく
過ごせて来ていますが 

医療関係のみなさんも含めて 
人のための仕事をされている方々は
すごいなあと思います。

単純に自分には到底できないことを
されているから というのもありますけれど

患者さんのためにとか 
けがをされた人を助けるとか 

炎の中から人を救出するとか
弱い立場の人たちに寄り添うとか 

ざっと思いつくままに書いただけでも
人のための行動って ものすごい
エネルギーが必要なことなのです。

同時に強い意志と大変重い責任も
背負われておいでです。

重大な責任と強じんな精神力 体力 
そして膨大なエネルギーが必要とか 
私にはどこをどう考えても絶対 無理。

ヘタレでプレッシャーに弱くて軟弱だから。

せめてぼんやりしてないで 
周りを良く見て転ばないようにするとか(笑)

事故に遭わないように気を付けるとか 
できるだけ救護活動を減らせるように

お世話にならないようにすること
くらいしか できないです。

そういうことを職業にされ 当たり前のように
こなしていく人たちがいて下さるので

私たちは 安心して…というか(私は)
ぼお~っと生きていられるのかもしれません。
 
 

これからも救護を必要とする人がいる限り…

 
日本赤十字社も その大元の赤十字も
出発は戦争という非常事態からでしたが

そういう惨状を放置することなく
行動したその志が 

今にしっかりと受け継がれ
傷ついたり困難な状況にある人々への
支援まで発展を遂げてきたのですね。

何時の日にか そもそも赤十字が出発した
戦闘行為で傷つく人が出ない 

そういう日が一日も早く
やって来ることを切望します。

人類が武器を持たなくなる日が 
本当に来るといいのですが…。

ただ希望の持てることとして将来的には 
自然災害などの極めて危険だったり

困難な現場などには ロボットが
出動するような時代になるでしょう。 

人とロボットがともに救助活動などを
行う日も そんなに遠くない未来に
実現すると思っていますし 

一日も早くそうなれば…と。

医療現場でもロボットや人工知能などを
フル活用して 人手不足を解消し

人が余裕を持って 職務に当たれる
環境になることを希望しています。

本来は医療に携わる方々とかは 
忙しくない方がいいんですから。

繰り返しになりますが 
みなさんの活動には
本当に頭が下がります。
 
お読みいただきまして ありがとうございました。
 

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