今日は「ミシンの日」なのです

足踏みミシン

 

はは~ん さしずめ 3月 4日の
語呂合わせで「ミシンの日」にしたな。

…と思ったのですが 偶然なのか必然か
最初に裁縫機械の特許を申請した日付が
今日だったので 記念日にした模様。

語呂合わせが先か 純粋な偶然が先か?

本当にたまたま今日の日付だったというのは
面白い一致ということで 収めておきましょう。

だいたい「ミシン」という言葉は
「ソーイングマシン」と発音したであろう
言葉の日本語バージョンみたいなもの。

立派な「和製英語」だろうと思いますので
よその国では通用しないでしょう。

そもそもミシンが出来たのは
英国でのお話だそうで 産業革命のころ
1790年のことだそうですよ。

日の沈まない国 栄光の大英帝国が
その最盛期を迎えるころですね。

けっこう時間が経っているので
年期も入っています。
 

スポンサードリンク

 

ミシンは 身近なマシン

日本家庭用ミシン工業会が
このミシンの発明から200年に当たる
1990年に 3月 4日を
「ミシンの日」にしたのだそうですから。

日付の語呂合わせかと思ったその発想こそ
芸がありませんでした。<m(__)m>

私の家にも昔々の足踏み式ミシンがありましたよ。

結構大きな音がしますし 機械ものに
弱い私は少し恐れをなしていました。

どうして縫い合わせることができるのか
理解できませんでしたし

自分が理解できないものは
意識が拒絶する傾向にあるものですから

授業で使う以外は 家にあっても
使いませんでしたねえ。

ただ単に裁縫とか手芸の類が
苦手だっただけとも言いますが。でへっ。

中学では家庭科室なる教室があって
けっこうな数の足踏み式ミシンが
揃えてあったことを覚えています。

今は昔の思い出ですが…
足踏み式ミシンなんて言っても
若い方にはなじみがないので
どんなものか想像もつかない
かもしれませんけれど。

昔はけっこうどこのお家にもあって
簡単な洋服の型紙なども手に入りましたし

お母さんの手作りの服とか
普通だったんですけどねえ…。

あのミシンたち 今はもうみんな
廃棄されたり なくなっちゃったのかなと
思っていたのですが 先日ニュース映像で
アフリカ大陸のどこかの国に行って
まだ現役でがんばっている姿を見ましたよ。

動力は人間ですから 糸と布があれば
服を作ることができますので。

私が知っているミシンの多くは
米国製だと思いますけれど 丈夫な作りですし

そんなに複雑な構造でもないので
メンテナンスも比較的楽ですので
こんなに長い間 仕事をし続けることが
できるんだなあと思います。

 

SFみたいなミシンが登場するかも

イマドキのミシンは 糸をセットして
布を乗せ スイッチをポンと押してやれば
静かにやさしく動きだして
きれいに縫い上げてくれますからね。

ほとんどミシンが勝手に
やってくれる感じだそうです。

刺繍縫いだってボタンセレクトだし
そうそうボタン付けはもちろん
ボタン穴かがりだって位置さえ設定すれば
勝手にやってくれるそうですよ。

コンピューター制御のセンサーとか
タッチパネルがすごくお利口なので
人間はスタートを命じるだけで

ぼーっとしててもできちゃって ミシンがけの
概念が変わると 友人が話していました。

230年近く経つと ミシンもどえらい進化を
遂げていてもはや別物ですね。ぷぷぷ…

SF映画の未来映像のように
AI(人工知能)がもっと私たちの
身近になれば家中の家電がつながり

住空間を管理するようになり

人間は言葉にするだけで衣・食の
すべてを済ませることができてしまう
時代になるかもしれません。

そうなったら服なんかは
個人が自分でデザインして
好きな素材を買いそろえ ミシンが勝手に
服に仕立ててくれるようなことになるかも。

早くそうならないかなと
心待ちにしている自分がいることは…
内緒にしとこう。

 

ミシン こぼれ話 その一

縫製をもっと早く楽に 大量に
できるようにするにはどうしたらいいか

恐らくはそんなところから ミシンの発明に
つながっていると想像しますが

今のミシンを発明者のトーマス・セイントが
見たらどう思うでしょうか。

ミシンだと思ってもらえないかもしれませんね。

セイントさんは ミシンを発明した一人ですが
量産はしなかったらしいですね。

1810年にドイツの靴職人さんが
今の針に穴が開いたタイプのミシン針を考案し
これが近代のミシンの基礎となって
受け継がれたみたいです。

そうですよねえ 欧州では服だけでなく
靴とか鞄とか 皮を縫い合わせる
日用品が多いですから
ミシンの発明は画期的なことでしたねえ。

そしてフランスでは軍服を縫製するために
80台のミシンが量産されたのですが

仕事がなくなることを恐れた仕立て屋さんに
ぶち壊されたという話も残っているそうな。

手仕事オンリーの所へ ダダダダ…と
縫えちゃう機械が登場したら死活問題ですもの。

しかし過激だなあ なにも
ぶっ壊さなくてもいいのに。ぷぷぷ…。

 

ミシン こぼれ話 その二

ところで日本には 米国から
もたらされたわけですが

日本で一番最初にミシンを
使ったのは誰だと思います?

あの天璋院 篤姫さんですって。

ペリー提督が2度目に来日した時に
将軍家にミシンを贈ったと記録があるとか。

あのジョン万次郎も米国から
持ち帰ったと言われていますし

天璋院さんも「ペルリさん」から
献上されたミシンを
使ってみたのかもしれませんね。

ちょっと大きな音がするけれど
しっかりと しかも早く
縫製ができて驚いただろうなあ。

まさに文明開化の音だったかもしれませんね。

そしてそのダダダダ…という音は
今も遠い国の空の下で きっと
元気に響いています。

女性たちの自立と貧困脱出のために
現役で働いてくれているのです。

 
お読みいただきまして ありがとうございました。

 

スポンサードリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました