今日はモールスが「モールス信号」の送信に成功した日

 
モールス信号
 
…という記事のタイトルにしましたが 
実は昨日のことでした。

一日遅れてしまいましてすみません。

米国の発明家モールスさんが 
自分の作り出したモールス符号を使って

初めて送信に成功したのが
1844年 5月24日のことでした。

一番最初の実験は1837年9月4日に
ニューヨーク大学で行ったそうですが

その時は 今のものとは
違う符号だったそうです。 

その後 プリンストン大学教授の
J・ヘンリー先生の指導の下で 
A・ヴェイルという協力者も得て 

改良を重ねた符号と電信機で
1840年 6月20日に
特許を取得したのだそうです。
 

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ツーとトンの組み合わせ 見事なり

 
今回成功した実験を遡ること4年も前に 
先に特許を取ってしまうというのは 

さすがに権利ビジネスに
徹しているなと感心しますね。

そしてさらに符号の改良を重ねて
送信実験に成功したのでした。

符号という言葉が出てきますが 
モールス符号を使って 送受信することを
「モールス信号」っていうですと。

だからツーとトンの組み合わせで
信号を送ること たとえばそれが
手旗信号とかであっても
「モールス信号」というんですね。

私は専用の信号を送るあの機械 
あれは「電鍵」というのだそうですが

あの音が「モールス信号」だと
思っていました。

英語バージョンと日本語バージョンさらには 
アラビア語とかギリシャ語とか 

ほぼ全世界の言語を
カバーしているのですなあ。

原理は単純なのでできることだったのですが 
当然言葉によっては組合わせが とても
長くなってしまうこともあるそうです。

電気通信やその機器が次々に開発、発明され 
特に通信手段が格段に早くなっていく過程で 

最もスピードアップされた手段の
一つだと思いますし まさに画期的。

大海原を航行する船舶や 
これよりだいぶ後の登場になりますが

飛行機などはその時代の最先端の技術を
詰め込んでいたのですね。

先日 言葉を電波に乗っけると
表現しましたが それを本当に可能にして 

遠く離れた場所同士の通信が
できるようになりました。

今はさらに進化して
デジタルになりましたので 

さらに大量のデータの送受信が
ほとんど一瞬でできるほどになりました。

機器がどんどんデジタル化したので 
モールス信号が使われることは

なくなったそうで 日本で今でも
現役なのは 陸上自衛隊の野戦通信、

遠洋漁船とアマチュア無線くらいに
なってしまったそうです。

ただですね 完全になくなって
しまったわけではないようで

電話をかけた時、呼び出し音の前に 
プとプーの組み合わせで 使っている
電話会社の呼び出し音が
流れているのだそうです。

確かに 何か音がするんですよ、
ずっと何の信号だろうと思っていましたが
そういう所に密かに使っていたんですね。

ハリウッドの映画では デジタル機器が
全く使えなくなった設定で

アナログの古典的な通信手段として 
モールス信号を使うシーンが
登場するのを幾度も見たような気がします。

高度に発達したデジタルの世界では 
やり取りできるデータの量とか
スピードでは太刀打ちできませんが 

送受信双方でモールス符号が読めれば
どんな環境でも通信が可能な手段なんだなと
あらためて思わされましたね。

非常に単純な組み合わせなので 
複雑な内容や大量のデータは送れませんが

コンピューターウイルスなどとは
無縁の人の目や耳も使った通信方法です。
 
 

最初と最新 どちらも最先端

 
何も電波に乗せるだけが
モールス信号ではないですよね。

サーチライトや手旗信号など
とても人間らしい進化も遂げています。

モールスさんが符号の改良と
送信実験を成功させてから 
およそ170年。

その後すぐに使いやすくスピードアップする
機器が開発されていきましたが

個人が世界と瞬時にやり取りできるほどの
時代に突入したのは 直近の
30年くらいでしょうかねえ…。

パソコンなど当たり前になりましたが 
歴史はそんなに古くないのです。

何だかずっと使ってきたような
錯覚を持ちますが つい最近のことですね。

こうした便利な機器の発明は なぜか
米国に集中している気がするのですが

当の米国には「必要は発明の母」
という言葉があるそうです。

もっと楽にできないか 
もっとこうならないか 
もっとああできないか…

ひたすら作業や工程などを
「楽にすることばかり」
考える人たちみたいですよ。

いえ本人たちが言っていましたのでね 
私は何も言ってません。

♪あんなこといいな できたらいいな♪を
かなり真剣に考えているみたい。

日本人もそういうところ ありますけど…
「ないものは作ってしまえ」とか。

でも私たちって楽をしようとか
効率を上げようとか 気持ちはありますけど

どちらかというと どうやったら
上手くできるかとか 早くやれるかとか

先に自分の技術を磨こうとする傾向に
あるような気がするのですが…。

たぶんそれぞれの国民性の違いが
現れているのだと思います。

思いついたアイディアを積極的に形にして 
これまでにないものを生み出す

そういう力はモールスさんのころから
確かにあると思われます。

これからも新しいものや
これまでにないものなどを

モールスさんの子供や孫たち
またその子供たちが
生み出していくことでしょう。

便利なものは 素直に
使わせてもらいますよ、
私はユーザーで充分です。(笑)
 
お読みいただきまして ありがとうございました。
 

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