詩人ランボーの誕生日 詩人は最初から最後まで詩人

詩人ランボー生誕 ガラス窓

 
詩人ランボー生誕
 
1854年の今日10月20日は 
フランスの文学史のみならず

世界中の詩人に衝撃を与えた 
天才詩人アルチュール・ランボーが
生まれた日です。

肖像写真のランボーくんは 
17歳ですって繊細そうな美少年。

これだけで何もいらない 
ずっと眺めていたいですわ。

いえ そういうわけにもいかないので…。

お父さんは軍人さんで 
お母さんは小地主の娘さん 
お兄さんがひとり…。

この写真のイメージだと
軍人さんのお父さんとは折り合いが
良くなかったのかもしれないですねえ。

勝手なイメージでしかないですけれども 
16歳の時に家出してるし

以降 家出を繰り返すということは 
家に居場所がなかったと
いうことだと思うのです。
 

スポンサードリンク

 

繊細な詩人の生い立ち

 
ランボーくんの詩は
象徴主義と言われますけれど 

もしかしてデリケートな
詩人の魂はむき出しの状態で 
人の世の中に生まれてしまったのかも。

だから傷つき 血を流しながらも 
象徴に近づきたかったか

あるいは象徴する言葉を
探す旅そのものが 
彼の人生だったのか…。

はっきり言うととても破壊的で 
刹那的な人生を送ったようにみえます。

世俗にまみれるという言葉がありますが 
繊細な感覚を持ちながら

それが傷つくようなこと
ばかりしているというか…。

後の詩人たちに大きな影響を
与えるような作品を残していますが

そういうものは 整った環境にいて
アタマで考えてひねり出したのでは
得られないものなのかもしれませんね。

出会って恋に落ちたというから 
誰かと思ったらポール・ヴェルレーヌって

あんなハゲおやじの
どこがいいんじゃあ! おっと失礼。

17歳のランボーくんと出会った時 
ヴェルレーヌは27歳 まだ毛はありまスた。

百歩譲って きっと何か…
た…魂の共鳴みたいなものが
あったんですよね?きっとそうです 
そういうことにしておきましょう。

このヴェルレーヌっておっさんも 
とんでもなく破壊的な人間だったから

危険な香りに抗うことが 
できなかったのかもしれません。

ランボーくんに負けないくらいの
美形だったら許すのですけども。(をいっ)

さんざん連れ回された挙句 
このおっさんに銃で撃たれるんですよ?

いったい何なの? 未成年者略取!

逮捕・監禁!銃刀法違反!殺人未遂!! 

被弾したのが手だったから
まだ良かったんですけど。

もちろん おっさんは
逮捕され収監されます。(当然です)

驚いたことに この時ランボーくんを
撃った銃は2016年の
クリスティーズで 43万ユーロ余りで
落札されたそうです。(◎m◎)

このおっさんと別れた後 
数年間がランボーくんの
詩作の時期なんだそうです。

ヘンなものを産み付け
られたんじゃないでしょうねえ?
(エイリアンじゃないから)

とても有名な詩人というわりには 
短い時間で ぽんぽんと
作った…わけないですね。

まるで音楽家が作曲するように 
すらすらとできたわけではないと…。

求める言葉を探して
のた打ち回るような作業だったのかなあ。

ただどうしても言葉の壁があるので 
翻訳してもらったものしか
わからないけれど

ランボーくんと同じ言葉を
理解できたなら 

言葉一つ一つの持つニュアンスまで
しっかりと共有できたのになあと
思うのですが… 

一方で日本語以外は
受け入れられそうもない
自分もいたりして ちょっと面倒です。
 
 

まるでお芝居のような人生

 
お話をランボーくんに戻しましょう。

そして様々な職業を転々とし 
放浪したりした後 

フランス人商人の元で
修業(?)を積んで 
恐らく商売を身につけたのでしょう。

アビシニア 今のエチオピアのハラールで 
武器商人として成功するのです。

軍人なども経験していますので 
全く関連が無かったわけではなさそうです。

ただですねえ…武器商人やってる詩人? 
もちろん仕事に貴賤はないですけど…。

あまりに乖離し過ぎていて 
自分の中で折り合いがつかず混乱する…。

(…のは ただ単に私の
頭が悪いせいです それだけです)

ところが1891年 骨肉腫が悪化して
母国フランスに戻り 右足を切断しました。

けれどもガンは全身に転移しており 
妹に看取られながら 同年のうちにわずか
37年の生涯を閉じてしまうのです。

なんてもったいない…。

後半生では詩作をしなかったのでしょうか… 
しなかったみたいですね。 

本当に突然 彗星のように現れ 
一瞬まばゆく光を放って闇に消えた…

そんな感じではあるのですが 
同時期の有名なお仲間たちに
多大な影響を与えた…というか 

後ろからがつんっとぶん殴ったような
衝撃を与えたのかもしれません。

そうでなければ 後世まで
名を残すこともなかったでしょうし 

ほんの一瞬の閃光だったことが 
かえって強い印象を
残したのだと思います。

最初に肖像写真を見た時 
思ったんですよね 

あれえ どこかで見たことが
あるような気がする…と。

そうです!とてもよく似た人を
知ってますよ~っ! 

若き日の俳優 エドワード・ファーロング
じゃあないですか。

映画「ターミネーター」のころの… 
きゃあああ。ぐひひひ…。

正統派美少年大好き人間の
発作が起きておりまして 

正気に戻りますまで
しばらく時間が必要ですので 
今日はこの辺で…。
 
お読みいただきまして ありがとうございました。
 

スポンサードリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました