今日10月21日は アルフレッド・ノーベルの誕生日

A.ノーベル生誕 ガラス窓

 
A.ノーベル生誕
 
1833年の今日ノーベル賞で有名な
アルフレッド・ノーベルが誕生しました。

彼は化学者であり発明家でもありましたし 
実業家でもありました。

ノーベルさんの会社は
鉄工所から兵器のメーカーへと
大きくなったそうです。

そして特許もたくさん持っていて 
中でも有名なのがダイナマイトです。

これで巨万の富を得たノーベルさんは
遺産をノーベル賞に使ってねと
遺言を残し 賞を創設したのです。

お父さんも発明家だったみたいですね。

兄弟は8人もいたのに 成人できたのは
アルフレッドさんを含め
4人だけだったそうです。

小さい時から化学、特に爆発物に
興味津々だったとか。やっぱり…。
 

スポンサードリンク

 

発明を繰り返し 財を成す

 
初めはとても困窮していたそうですが 
お父さんがサンクトペテルスブルクで
事業に成功してからは 

裕福な家庭へと変わっていったそうで
アルフレッドさんには
複数の家庭教師がついて 
化学と語学を学びました。

学校に通ったのはストックホルムにいた
1841年から1842年にかけての
わずか18か月間だけだったそうです。

いいですねえ 古き良き時代の
上流家庭という感じです。

1850年にはパリに行き 翌年から
4年間米国で化学を学びます。

そして帰ってからは
お父さんの会社を手伝い 

1857年にはガスメーターに
ついての特許を取りました。

クリミア戦争が起きた時は
兵器の特需でたいへん儲かったのですが 

戦争が終わると軍が支払いを
先送りするなどしたため 
会社が倒産してしまいます。

いつの世もそうなのですが 
戦争による特需というのは
リスクもあるのですね。

この工場をお兄さんに任せ 
アルフレッドさんと両親は
スウェーデンに帰ります。

この後 アルフレッドさんは 
大好きな爆発物の研究に没頭します。

(あれれ 何だか誤解を招きかねない
表現になってしまいましたが 
決して悪い意味ではありません あしからず 

ニトログリセリンを安全に扱う方法とか 
割とアブナイ仕事してますよ。

爆発を制御するために起爆装置を開発したり 
雷管と呼ばれるものも作りました。

実際に1864年の9月には 
弟と助手5人が爆発事故で亡くなっていて
アルフレッドさん自身もけがをしました。

事故を起こしたので 当局から
ストックホルムでの研究開発は だめーって
言われちゃったもんで

ハンブルクに工場を建てて 
ますますのめり込む。

この辺が欧州なんですね 
簡単に外国へ出て行けちゃうという…。

1866年にニトログリセリンの
安全性を高め扱い易くした
「ダイナマイト」を発明。

この発明の特許を巡って謎の軍人が
ちょっかいを出してたのですが まずは勝訴。

翌年米国と英国で特許を取得しましたが 
この軍人がまだしつこく絡んできて

米国議会に働きかけてへんな法律まで
作られちゃったので 軍事使用権を
こいつに譲渡することにしたのでした。
(果たして一軍人の知恵ですかねえ?)

さらに1871年には珪藻土を使って
さらに安全にしたダイナマイトを発明して

世界中で土木工事などに使われてるし 

あちこちにたくさんの工場はあるしで
名立たる富豪の仲間入りをしたのでした。

1891年にお兄さんとお母さんが他界し 
これを契機にイタリアのサンレモに移住。

お兄さんを亡くした時 新聞記事に
自分の死亡記事が載っているのを 

アルフレッドさん本人が見つけて 
他の人から自分がどう思われているのか
気にするようになったと言われています。

その記事のタイトルがねえ… 
うっすらと嫌味がこめられているというか
(過度な表現とまではいえないけれど)

「死の商人」とか書かれちゃってる上に 
亡くなったのはお兄さんだったので 
人違いというオチまでついて…。

この一件で 人の評価というか 
どう思われているかを自覚したからなのか

ノーベル賞を創設しようと思った…
のかもしれません。

とにかくどんなに時間が経っても
一向に戦争は無くならないし 

開発も止まらないから 
儲かりまくっていたことだけは確かなので…。
 
 

億万長者もプライベートは少し寂しい?

 
1895年に心臓の持病が悪化したので 
有名な遺言書を作りました。

でもこれ アルフレッドさんが
自分で書いたものだったから 

解釈に幅ができちゃって 
今でも悩んでるところがあるですと。

アルフレッドさんは
生涯を独身で通したので 
子供はいないのです。

女難の相(?)があったのか 
いい伴侶には恵まれなかったみたいです。

好きになった人にはフラれるし 
結婚相手も含めた秘書を募集をしたら 

才女だけれど 婚約者持ちを
選んじゃって他の男に取られるし…。

3人目の女性とは文通を
18年も続けるけれど 結局
他の男と一緒になるし…で

億万長者なのにろくな
女性と出会ってなくて 
気の毒なアルフレッドさん。

しかもこの3人目の女性は 
その18年にも及ぶ手紙の山を 

アルフレッドさんの死後
高額でノーベル財団に売りつけるという
暴挙に出るんですよ なんて人でしょうねえ。

こんな人に莫大なアルフレッドさんの
遺産を分捕られなかっただけでも 
よしとするべきですかね…。

遺言書を書いた翌年の暮れ 
脳溢血で倒れて3日後 
帰らぬ人となりました。

とにかく使い切れない莫大な遺産は 
人類への貢献をした人などへの
最高の栄誉として使われています。

きっとアルフレッドさんも
満足しているのではないでしょうか。
 
お読みいただきまして ありがとうございました。
 

スポンサードリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました