クリスマスにプレゼントをする理由は何だろう? 見えてきた事柄とは

クリスマスプレゼント

 

家に神棚と仏壇が同居している
極めて普通の日本家庭に育った私は

クリスマスをきちんとお祝いすることは
ほとんどしてきませんでした。

甘いものが好きなので つられて
ケーキくらいは食べましたけども。

プレゼントを贈りあうことはしたことがないです。

ずっとどうしてかな…とは思っていましたが
周りにその行為を肯定する大人も
いませんでしたので疑問のまま今日に至ります。

でもそれでは もやもやが晴れません。

仕方がないので 自分なりにちょっと考察。

クリスマスはざっくり言えば 教祖さまの
誕生を祝う日、祝祭ということですよね。

さらには誕生を祝うという考え方はキリスト教が
大元らしいということも…。

信仰の対象に感謝を捧げ 同じ教徒同士で
お祝いをして 形に現わすそんなイメージかな。

いいイメージがついて回ることというのは
楽しい事柄として人々の間に定着し易いので
ずっと続いて来たんだろうなあ…。

 

クリスマスにプレゼントをする理由は何?
元々の由来は…

クリスマスそのものがキリスト教の
宗教的な祝祭なので その中心は教義に
基づいているのだろうくらいのことはわかります。

大きくて明るく輝く星に導かれ 占星術の博士が
「神の子」の誕生を察知して
はるか東方からお祝いにやってきたという
お話があります。

三人の博士が携えていたものが いわゆる
バースデープレゼントだったわけですね。

教義的には「神の独り子」の誕生こそ
最大の贈り物ということなのでしょうけれど。

三博士はそれぞれ黄金、乳香、沈香を
贈ったとされています。

どれも大変な貴重品ばかりで 普通の
人の子ではないので 人の世で
最高のものをプレゼントしたと。

これがクリスマスにプレゼントを
贈り合う元になったようですね。

お祝いの品を贈るというのは ほぼ全世界で
行われているわりと一般的なことです。

お祝いの気持ちを表すものなので
昔は身の丈に合った実用品だったり
ちょっとしたおもちゃだったりしたようです。

時間の経過とともに キリスト教も進出先の土着の
風習などを取り入れて定着を図ってきました。

貧しい人々に善行(施し)をして
慕われた人物がサンタクロースとして
結び付けられたりしたのですね。

キリスト教的には 奉仕するとか
善行を積むとかは とても大切なことなので
称賛に値したのだと思います。

本来誕生祝いとは個人のお祝いなのですが
相手は「神の子」ですからね。

教祖様ということで「神の愛」だと拡大解釈して
人々がお互いに喜びを分かち合う…
みたいな方向になっていったのかな。
 

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クリスマスにプレゼントをする理由は?
何事も心のありよう

さてイベント気分満載の日本に目を移すと
敬虔な信者さん以外は根っこの部分がすっぽ抜けて

クリスマスだからプレゼントをやり取りして
ちょっとすてきなディナーをいただく
そんな日になっているかな。

日ごろの感謝とかは そういうものを表す日が
ちゃんと個別に設定されています。

感謝については 日本の方が
生活習慣の中に溶け込んでいて
意識もしないほどになっています。

よその神さまのことなので
以前からあったところへ 新たに
「書き加え」られたということでしょう。

重要な点は「上書き」ではないこと。

日本は外からいろいろなものを取り込んでは
独自カスタマイズを繰り返してきました。

またものによっては
ただ闇雲に取り入れることはせず
日本人の考え方に合うものだけにする
取捨選択もありました。

これまで培ってきた事柄に あるいは人々の
共通認識や美意識に合わないものは
捨てられたし 廃れていったことと思います。

「書き加え」られたので 根っこの部分は
認識が薄くなり 時間の経過とともにすっぽりと
抜け落ちてしまったのかもしれませんね。

その「書き加え」も かなりの部分に商業目的が
占めていたとなれば上っ面をなぞっただけのものに
なり易いのは 致し方なし。

あるいは目新しく華やかな所だけに目が行って
根幹を疎かにしてしまったと。

イベント気分というのは
そういうことかなと思います。

楽しいことが好きなので 軽~いノリに
なってしまうのは 否めませんね。

ですが こうしてちょっと立ち止まったことを
きっかけに大元まで辿ってみる…

これもまた 新たな楽しみ方に
つながるのかもしれません。

感謝や心がけなど よいことは宗教に関係なく
大切にしたい事柄だと思います。

 

プレゼントは祝福と感謝をこめて

何時の世であっても 誰であっても
誕生を祝うのは世界ほぼ共通。

というか全世界にキリスト教が広まったので
誕生を祝う風習が根付いたともいえます。

クリスマスプレゼントも
元をただせば そういうこと。

そして宗教家さんの誕生日だったから
広がりが大きくなったという感じでしょうか。

感謝する気持ちを表したり形にすれば
分かり易いし伝わり易いですね。

ただ 現代はものがあふれています。

毎年クリスマスプレゼントに
何を贈るか悩む…という人もいるかも。

もしも形骸化しているのなら思い切って
やめてみるのも 一つの方法かもしれません。

あいさつのカードだけだって 感謝の言葉で
気持ちは伝わりますから。

根本は宗教的教義であること そこから派生した
感謝を表すものであることを
しっかり子供には教えるべきかな。

信仰を持つ人も持たない人も
自分の周りの人に感謝すること
感謝を表すことはとても大切ですからね。

もちろんプレゼントはもらえばうれしいけど
そこに込められた意味もきちんと読み取れたり
気付けるようになりたいものです。

そしてそのことに素直に感謝できる
心でありたいと思ったりするのです。

 
お読みいただきまして ありがとうございました。

 

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