今日は七十二候の閉塞成冬
（そらさむくふゆとなる）を取り上げます。
閉塞という熟語を「そらさむく」
なんて読めないですよ～、などと
文句を言ってはいけませんよ。（はい）
意味としては 本当に
真冬になってきましたね くらいの意味かと。
寒い時期が短い場所ほど
寒い寒いと強調するのでしょうか。
暑い時期もそうですが
季節が移って暑さや寒さが本格的になる
そのころは ことさら強く感じるものなのですね。
ああ今思ったのですが この時期はまだ
少し秋の余韻も残っています。
気温の変化が大きいこともあるでしょう。
なので もう冬なんだよと
注意喚起が目的なのかも…？
それにしては難しい漢字ですが…。
なんだかんだ言っても 寒い
慣れてくると あまり言わなくなりますが
最初は暑いとか 寒いとか
ついぶつぶつと口に出してしまうのです。
そ 人間なんて
自分勝手な生き物ですから。（^^）
私は今くらいの時期ですと
日暮れも早いですし ちょっと寒いですが
暮れなずむ空を見るのが好きです。
色の変化も美しいですし
木星や土星がとてもきれいだからです。
場合によっては月との
コラボレーションも楽しめますし。
木星や土星 金星くらいは
かなり大きな月があってもちゃんと見えるのが
うれしくて一層の楽しみになります。
あと夕焼けをバックに
山の稜線とか枝だけになった木々の
シルエットとか 眺めるのが好きです。
ただ本当に残念なのは夕暮れを
楽しめる時間が短いことですね。
あっという間に暗くなってしまって
ちょっとつまらないなと…。
寒いので あまり外にいない方が
いいのですけれども。
時々申し上げていますが
ここは冬晴れといって冬の天気が
とてもいいのですが そのかわり
たいへん乾燥しているので雲が少ないのです。
夕日と雲の組み合わせは
夕暮れの大事なキャストで 私は
雲のある方が 様々な表情が
見られて好きだったりします。
よく晴れていて雲がない夕日だけの場合でも
その色の移ろいが味わい深いではないかと
この頃思うようになりました。
だから一層 時間が短～い！と
感じるようになったのかも。
冬の方が空気が澄んでいるので
星の観察にはもってこいの時期です。
ただ寒いので防寒対策は
しっかりとする必要があります。
風は姿が見えませんが
木々や電線などを鳴かせながら
その存在をアピールしていきます。
肌を刺す寒風そのものですけども。
フリースの重ね着で着ぶくれした姿は
明るい時には人に会いたくないですが（笑）
星を見るのは私だけなので気にする必要はなく
風に背を向け空を仰ぎます。
以前は天体望遠鏡を持ち出して見るなど
がんばった時期もありましたが
いつしか物置の奥の方に
しまったままになっています。
ちゃんと手入れをしないと
レンズが傷んじゃうなあ…
出してみないと まずいかな。
成冬（ふゆとなる）もまだ入り口ですよ
冒頭の閉塞ですけれど
私の住むあたりでは 雲が少ないことが多いので
空が閉ざされたような感じには
あまりならないのです。
アイスブルーの冷たい空であることが多くて
解放感がありますので。
だからこの熟語では そらさむくとは
イメージできないのかな。
例えば冬の空というと普通は
鉛色に曇った空をイメージしませんか？
そういう空は何だか閉ざされたような
感じがしますよね…
何というか上からふたを
されてしまったみたいな…。
それがこの熟語を使った理由なのでは
ないかなと ふと思いました。
雲り空が多いのは冬で
少し重い感じのするのが冬の空…みたいな。
確かにうちの方でも雲って 雪が降りそうな時は
乾燥注意報が出ません。
雪が降る時は空気中に湿り気があるからです。
寒冷地に住まない方々には
なかなか想像し難いかもしれませんが
雪が降りそうな時、あるいは降る前は
「暖かい」んですよ、本当に。(~_~;)
乾燥した空気よりも
雪の元になる湿り気がある方が
少しだけ温度が高めなのです。
そう地上にいる私たち人間にも分かるくらいに…。
冷たく乾燥した冬の空気は
全身を締め付けられるような
圧迫感というか 身体が硬くなるのを
感じるのです…。(((≧ｗ≦)))
寒くて縮こまると言った方が
イメージし易いでしょうか。
その感覚が雪が降りそうな時は それが
ふと緩むような そんな感じがするのです。
今はようやく冬が本格的な寒さに
入り始めたばかりですので 少しだけ
秋に戻ることもありますが
これからが長いのですねえ。
よく晴れてくれて きれいな空が
楽しめるのはとてもありがたいのですが
雲も出来ないほど乾燥した寒さは
想像を絶する厳しさですよ。
七十二候の閉塞成冬
（そらさむくふゆとなる）は
ここのイメージに近いですが
まだまだ穏やかで甘いですわいなあ。（笑）
お読みいただきまして ありがとうございました。
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