クリスマス”そもそも3連発!” 何で どうしてそうなった?

メリークリスマス

 

今年もまたクリスマスシーズンが到来しました。

敬虔なクリスチャンのみなさんには
怒られてしまいそうなほど
軽~いノリで「楽しいイベント」に
魔改造してしまう日本人。

クリスマスはその典型的な例ですな。

私的には それはそれで とっても
日本らしくていいんじゃな~い…と
これまた思い切り日本人的発想。

今さら敬虔な信者になることなんて
できませんけど かといって
楽しいことを止める気もさらさらなし。
このまま突っ走ればいいんですよ。

宗教は考え方の根幹なので
真剣であればあるほど
対立が起き易いものでもあるのです。

歴史が証明していますよね?

でもそういうことをさらりと飛び超えて
日本型のクリスマスを楽しみましょう!

とはいえ やっぱり基本は
押さえときましょうか、ねえ。
 

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クリスマス”そもそも3連発!”
クリスマスって そもそも何?

一般的には キリスト教の開祖
イエス・キリストの誕生日と
思われているクリスマス。

でも正しくは「降誕をお祝いする日」で
心正しいクリスチャンの皆さんは
教会へ赴き ミサに参加されます。

ラテン語で「キリストのミサ」という
言葉がクリスマスの語源らしいです。

何でも昔は一日の始まりは日没だったようで
この瞬間から「明日」が始まったみたい。

なのでクリスマスの前日を「イブ」と
いいますけれど 実は24日の夕方からすでに
「お祝いの日」が始まっているですよ。

だから「イブ」に家族そろって
クリスマスディナーをとり その後
正装して教会に出掛けるのです。

現存する史料のどこにもキリストさんの
お誕生日の記述がないそうで
誰にもわからないんですね。

教祖さまのお誕生日を残さないなんて
実はお誕生日をお祝いする習慣が
昔のユダヤ教にはなかったのかも。

そもそもグレゴリオ暦じゃないし…。
ごにょごにょ…

(キリスト教的には)多大な犠牲を払いながら
欧州全体に信者を広げていく過程で
その土着の信仰と折り合いを
つける形で 取り込んでいったと。

特に冬至を祝う風習と出会って
理屈をすり合わせていったのかな。

当時では新しく興った宗教でしたから
教えを広めるのに 過激な手段は使えませんので

(教義としては)迎合にも似た方法に
ならざるを得なかったと思います。

とにかく12月25日に定着したのは
4世紀の中ごろだと言われていて
しっかり欧州化されてのことですな。

 

クリスマス”そもそも3連発!”
ツリーやオーナメントの意味は?

クリスマスを象徴するものに
クリスマスツリーがあげられます。

「創世記」は「エデンの園」の中央にある
二本の木のうちの一本で
「知恵の樹」がモデルらしいですね。

例の「知恵の樹の実」を成らした木ですな。

宗教的な侵攻をしていった先のドイツあたりでは
木に対する信仰が深く根深かったようですね。

クリスマスツリーという形で
すり合わせが行われたのかな。

大きく立派なモミや杉の木が選ばれて
きれいに飾り付けされています。
生きた木ではないこともありますが。

電飾で木全体が輝いていたり…
ピラミッドのような形状だったり…
光り輝くオブジェになっています。
派手派手になっていますが…。

歴史のある宗教的なものですので
飾り付けられるオーナメントには
それぞれちゃんと意味があります。

木のてっぺんに燦然と輝く星。
これはとても分かり易いですね。
例の東方の三博士を導いた星です。

ある時突然 空に現れた明るく輝く大きな星を
東方の三人の博士が発見して その星の導きで
ベツレヘムまでやって来たんでしたな。

そしたら馬小屋で「救世主」が誕生していたと。
その時の大きな星ですわね。

色々な色の玉は知恵の実ですって。

ねじねじ模様の杖がありますが
これは神の杖だそうですよ。
え?これキャンディなの?神の杖 食うんかい。

それからベルの形をしたものや
本物のベルもありますが
救世主の誕生を知らせるベルで
ついでに迷える羊を導くですと。

手のひらサイズのリースなんかも
かわいいですよね。

これは磔刑に処せられたキリストさんが
被せられたイバラの冠を模したものだそうです。
輪っかは「神の永遠の愛」の象徴で
赤い実はキリストさんの血だって。

受難の象徴とはいえ 亡くなった時に
着けていたものとか飾りにしてたのねえ…。
この辺りの感覚はちょっと違うなあと感じます。

あと国や地域ごとに 様々なものを
飾るんでしょうなあ。

綿で雪を表現したりするけれど
発祥の地にはないでしょ それ。
カスタマイズが世界規模ですがな。

恐らくですけれども 電飾は最近だよね。
色々な飾り、確かに楽しいです。

ちなみにこのクリスマスツリーは
1月6日(公現祭)までには 片づけて
処分しないといけないそうです。

 

クリスマス”そもそも3連発!”
日本にはいつやってきた?

さて欧州並びにその征服地を
キリスト教一色に染めることに成功しましたけれど
日本にはいつやって来たのでしょう?

ずずーーんと戦国時代まで遡ります。

1552年宣教師コスメ・デ・トーレスらが
現在の山口県山口市の信者を招いて
ミサを行ったのが日本で最初でした。

ですがご存知の通り日本では
その後 キリスト教は禁止されました。

隠れキリシタンの方はこっそりと
クリスマスをされていたでしょう。

あと長崎の出島は天領(幕府の直轄地)でしたので
関係する役人はクリスマスを知っていました。

でもオランダの冬至のお祭りで
「オランダ正月」と称していたそうです。

やがて維新が起こり1900年(明治33年)には
クリスマス商戦が始まったそうで
どえらい変わり様です。(~艸~)

今も昔もお祭りやイベントやらが大好物だし
何よりも新し物好きだからねえ 日本人は。

信仰なんてろくにしない癖に
楽しいことだけは乗っかりたがる。
しかもカスタマイズが激しいし。

緩~い宗教観が厳粛な宗教の1日を
ケーキや ごちそうを食べたり
パーティを開いたり 贈り物をし合ったり

イルミネーションを見に行ったり
ひたすら楽しんで過ごす
非日常のイベントにしちゃいました。

本来なら宗教観の違いって 些細なことで対立して
その結果 武器を持って対峙するようなことに
なっても不思議じゃないんですが…。

みんなで楽しんじゃえば
世界が平和になると思います。だめ?

 

これで子どもにも説明できそう

クリスマスについて いろいろ考えてみました。
もし 子どもに説明するなら
こんな風にしてみようかな。

キリストさんの本当のお誕生日はわからないけれど
ずーーっと昔に冬至をお祝いする風習と結びついて
12月25日に「降誕をお祝いする日」に決めました。

キリスト教にまつわる様々な事象を
クリスマスツリーに飾ってみんなでお祝いします。

日本ではケーキやごちそうを食べて
プレゼントをもらえる日になってるけど
本当は教会へ行って静かに
お祈りを捧げる日なんだよ。

うちはキリスト教じゃないから
クリスマスは関係ないけどね。(‘艸’)

たぶん 納得してくれると思う。うん。

 
お読みいただきまして ありがとうございました。

 

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