「南極の日 昭和基地開設記念日」にちなんで寒い場所の話

南極

 

今日 1月29日は日本の「南極の日」。

1957年に南極のオングル島への
上陸に成功して「昭和基地」を
開設した記念の日です。
昭和32年のことでした。

一年で最も寒い時期である「大寒」。

今 最大に盛り上がっていますけれども
その寒いついでに 世界で一番寒い場所
「南極」のお話を取り上げようと思います。

この日本は今が一番寒いですが
場所が変われば 今が最も
暖かい時期に当たる所もあります。

日本から真~っ直ぐ南へずんずんと
進んで行った先の極地
(あ…実際には世界一広い太平洋を
わざと広い方向(南北)に突き進むような
航路はないと思いますけれど)

雪と氷の大陸「南極」では
今この時期が夏の季節です。

個人的には 北半球と南半球で季節が
逆転していることに へええそういうことも
あるんだと理解はしていますが
その理由についてすっきりと
納得のいく説明に出会っていません。

え~私の納得はおいといて…。
 

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本当の「極地」のお話

日本が「南極観測」を始めてから
60年を超えるんですね。

氷で覆われた海をその氷を割りながら進むなんて
考えられませんけれど この時期でないと
氷を割って進むことすらできないんですよね。

様々な交通網が発達して 地球はとても
狭くなりましたが 極地はやっぱりまだ遠いと
感じますし 一般の人間は立ち入れないので
遠いままでもいいのかなと思ったりもします。

いわゆるアイスブルーの氷山は
寒々しいですがとてもきれいです。

船が苦手なので行くことはできませんが
一度この目で見てみたいなあと
泡のような儚い憧れもあるのですけれど…。(‘;’)

聞くところによれば 南極海へ行くまでの海は
相当荒れた海だそうですね。

TVなどで荒れた海の映像を見ているだけで
くらくらしてくる私にはこの海を行くのが
まずもって無理だと思っています。

氷山の他にもペンギンさんと
オーロラも見てみたいのですけれど…。

寒冷地仕様なので 寒いのはあまり気にして
いませんが やっぱり大人しくTVの紀行番組を
見るくらいがちょうどいいのでしょう。

 

冒険・探検の時代から研究施設へ

ちなみに人類初の「南極点到達」は
1911年にノルウェーのアムンゼン隊が
達成していますし 日本人初の「南極点到達」は
1968年に達成されました。

1911年というと 日本はまだ明治時代でしたね。

前人未到の地に対する飽くなき
冒険心というか 無謀というか…。

まあノルウェーの人とかなら 普段から
雪と氷の大地に住んでおいでなので

かなりアドバンテージが高かったと思いますが
それでも地球の反対側まで行ったわけですからねえ
その道のりがすごいですわ。

でもそういう先人たちの勇気と 好奇心と
行動力がなかったら 人類は文明そのものを
築けなかったかもしれませんから そういう意味では
感謝すべき冒険心なのでしょうね。

人間の能力にはそんなに大きな差はないんだみたいな
競争心なのか 闘争心なのかわかりませんが
やってやれないことはないとばかりに
他の地域の人々も次々に後を追って冒険しています。

余談ですが「南極点」というのは 毎年
少しずつ場所が移動するんですってね。

米国がアムンゼンスコット基地というのを
極点近くに作ってるんですけど「南極点」と
される場所は 数千mにも及ぶ分厚い氷の上で

この氷は氷床(ひょうしょう)といって
とんでもなく大きな氷河みたいなもので 絶えず
移動しているのだそうです。(゜゜)(・・)( 一一)

だから毎年「南極点」の標識を
計算上の位置にずらしているのだとか。(◎艸◎)

イメージとしては 国旗を立てるくらいの
いわゆる「点」に思えますけども
実は相手は地球なんですねえ。

途方もなく大きいし厳密に「点」の位置を探るのは
とんでもない労力が必要で何とも面倒くせえ…。

しかも自らの重みと圧力で 氷河のように
外へ外へと移動している氷の上だもの。

計算で導き出して 去年はそこら辺だったけど
今年はここね~♪みたいでもいいんでない?

「点」を究めたい気持ちはよく分かるけどさ。

 

まだわからないこもとも多い極地

冬には氷点下60度にもなるといわれる
極寒の地で 研究にいそしむみなさんには
本当にご苦労様の一言に尽きます。

特に越冬隊のみなさんの話だったと思いますけど
食事が唯一の楽しみとか。

ある意味閉ざされた世界で暮らしていると
そうなるのかもしれませんね。

人が生活していないので その意味では
とてもきれいな環境だと思いますが

簡単に外へ出られないこともあるでしょうから
遠洋漁業の船とか宇宙船とか 潜水艦に
勤務するみたいなものですよねえ。

「南極」はどこの国家にも属さない
独立した場所とされていますから
純粋に研究に打ち込むには
ある意味向いていると言えるかもしれませんね。

基地を維持管理していくのは大変だと思いますが
他のどの場所でも得られない貴重なデータなども
収集できるはずなので 大切な
研究拠点の一つですよね。

極端で厳しい環境が 他の生き物を
拒絶してきたおかげで「南極」の環境が
守られてきたわけですが

そういう場所こそ地球規模の気候変動などには
案外脆い一面を見せるかもしれません。

地球全体のバランスを保っている部分も
あろうかと思いますけれども

この「南極」そのものも まだ研究が始まった
ばかりですので できるだけそっと でも確実に
謎を解明していってもらいたいと思います。

寒さの厳しい時期に さらに寒い場所の
話をしたのは 少しでも暖かくなるかなと
思ったのですが…暖かくなりましたかね?

 
お読みいただきまして ありがとうございました。

 

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