どうして「円」になったのか「新貨条例」が制定された日

 
新貨条例制定の日
 
今日 5月10日は明治時代に
これからの日本の通貨は

「円 銭 厘」という10進法の単位で
いくことにしたからねという

「新貨条例」が制定された日
なのだそうです。

江戸時代に流通していたお金は
4進法だったそうです。

4進法…ということは 4ごとに
単位が上がっていくんですよね…

やめた。私 勘定 苦手なので。

金や銀などお金として価値のある金属を
一定量含有することで

お金として使えるわけですが 
結構アヤシイお金も多かったみたい。

その時の幕府の懐具合も左右しましたし 
日本人は基本的に手先が器用なので 
やっちまう人もいたのではないでしょうか。
 

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新政府は本当にお金がなかったのね

 
それに藩ごとのお金だったり
微妙に価値に差があったりしたため 

外国と付き合う上で 相当な
不都合が生じていたそうです。 

今では当たり前ですが 国が
その価値を保証するのがお金ですから

産声を上げたばかりの明治政府は 
外国にも通用する全国一律の
通貨を急いで作る必要があったのでした。

その過程で 通貨の単位をどうするかが
話し合われていたのですが

残念なことに後で起こった火災のため 
議事録が焼失してしまっていて

どんな経緯で どうして「円」に
決まったのか 今となっては
わからなくなっているそうで とても残念です。

なぜ「円」に決まったんでしょうねえ。

他にはどんな候補があったんでしょうか 
すごく気になります。

当たり前すぎて 明治時代に決められたと
感覚的にはわかっていても
他の単位なんてイメージできないですよ。

でもその時の話し合いで もしかしたら
他の単位(呼び名)だったかも
しれないと思うと 返す返すも
議事録の消失は残念だわああ。

さて今では銭とか厘などの
円より小さい値が使われることは
ほとんどなくなりましたが 

外国為替とか内職工賃とかだと 時々
存在しないはずの単位が出てきたりしますね。

とても大きな単位のお金が動く事柄と 
細分化された作業の工賃としての
使われ方とが とても対照的で面白いです。

当然ですが 存在しないので
たくさん集めて単位を揃えることで
存在するお金として扱うのですね。

小さくしたり大きくしたり 
机上でのことですが 
何かうろちょろしてる感じ。ぷぷぷ

一方 銭 厘は補助通貨とよばれるもので 
コインもちゃんとありました。

昔のお金って施されている彫刻などが 
とても繊細できれいです。

お金というより一種の芸術品のような感じ。

初めてみましたけれど急いで作ったわりには 
とてもよくできている気がします。

むしろ今のコインたちは かなり
シンプルになっているなあと思います。

江戸末期から明治初めのころに比べれば 
お金を触る人の数が 桁違いに
多くなりましたからねえ。 

硬貨は丈夫な金属製で耐久性にも
優れているだろうけど 芸術的に

繊細な細工にすると こすれて 
形が変わっちゃうからとか…?

それくらいなら 初めから
シンプルなデザインでいっちゃえとか? 

時代的にはだいぶ後のことになりますが 
自販機の登場も無視できないかな。

日本の自販機などは 含有成分まで
見分けて偽造貨幣を識別するそうなので 

まず問題はないと思いますが 
あまり繊細で細かな装飾だったりすると 

中途半端な機械ではよく見えなくて 
識別用のセンサーの開発から必要になるとか…。

まあ日常的に使う物なので 使い易さ、
わかり易さの方が重要なのね。

必要以上に芸術的でなくても
いいのでしょう。(笑)

鋳造の金型だってシンプルな方が
楽ですからねえ。
 
 

硬貨の製造は 対策も万全に

 
まあ一度失敗しているので この先は
もうそういうことはしないと思います。

政府なのか 造幣局なのか
犯人はわかりませんけど 

硬貨の鋳造機械を うっかり
信用ならない国に渡せば 酷い目に合うと
学習したことでしょうね。

日本の通貨の10分の1の価値しかないのに 
500円硬貨の偽物を国営で偽造されるという
前代未聞の事態になりましたからね。

自販機を悪用され大量に違法換金されて
円が持ち出されていたのです。

500円硬貨が登場してあまり時間が
経たないうちに リニューアルされたのは
この偽物を駆逐するためだったのですよ。

本来なら取り締まる側なのに 
国単位で堂々と 隣国の通貨を
偽造するとか 呆れますねえ。

明らかな犯罪行為ですよ?
あえて国名は自己規制させてもらいますが。

まあそういうことをやらしやがったおかげで 
セキュリティが益々上がったので

いい面もありましたが 
必ず落とし前はつけてもらいましょうね。

時々見かける記念硬貨とかは 
色が差してあったりして 
すごく手が込んでますね。

見て 飾って 眺めて楽しむものですから 
実用性はほぼないでしょうし

そういう目的で買いませんから 
使う人はまずいないと思いますけども
ちゃんと使えるそうですよ、

支払われた方はかなり驚くと思いますが…。

こういうのは見かけも大切ですが 
原材料の純度の方が大切なのでしょうね。

数が限定されていることがほとんどですし 
プレミアがついて恐らくは

額面よりも格段に 価値が
跳ね上がることになるのでしょう。

ちなみに日本銀行の建物を上空から見ると
「円」の形をしてるって。
これは偶然らしいけど 本当かなあ。
 
お読みいただきまして ありがとうございました。
 

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