今日 7月 7日は 二十四節気の 小暑(しょうしょ)

小暑(しょうしょ) 暦・季節

 
小暑(しょうしょ)
 
今日は二十四節気のひとつ「小暑」です。

だんだん暑さが本格的に
なってくる…そんな意味です。

確かに まだ梅雨明けにはなりませんが
少しずつ しかも確実に暑くなって
きているのは実感できるかと思います。

気温以上に暑く感じられる
湿度の高い暑さは堪えますね。(涙)

ただ気温が高いだけなら
我慢も出来るのですけれど…。

そんな時は気をそらすため
遠くの山を見ることにしています。

特に雨上がりは(いつもではありませんが)
雲が下りてきたみたいに
山にかかっていることがあります。

幻想的でとてもきれいですよ。
イメージとしては…そう「大和絵」
というのをご存知でしょうか。

「源氏物語絵巻」のような
絵巻物に描かれているような絵とか
「屏風絵」などで描かれている
伝統的な日本画です。
 

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嫌なものから目をそらす(笑)

 
こういった絵では画面の中の
そこここに霞のような
雲のようなものが描かれているのですが

ちょうどそんな感じで 実際の山の
一部に雲がかかることがあります。

山では雨が上がりきらずに
霞のように残っているのかもしれません。

夏の強い緑の山肌とその霞が
とてもさわやかな印象なのです。

昔の人もそうだったのだろうと
想像しますが 蒸し暑いなど

どうにも不快な暑さを 身近にある
爽快な印象のものを眺めることで
気を紛らわせるやり方ですね。

風鈴の音や川のせせらぎ
木々の葉擦れの音 ガラスの器や金魚ばち
うちわや扇子 あと心太(ところてん)に
涼しげなゼリーのお菓子…。

実際に温度や湿度の変化が
あるわけではないですが

気分的に涼しさを感じるというか
イメージするというか…。

五感をフル活用して 涼しさを
感じようとしたのでしょうね。

こういうイメージトレーニングでもって
「季節の風物詩」が形作られたのでは
ないかなと思うのです。

巡りくる季節のたびにしっかりイメージを
定着させて いつしかその物を見たり
音を聞いたりするだけで 反射的に季節を
感じるようになった…
そんなところではないかなと。

それだけ人々の暮らしに季節が
密着していたとも言えますね。

それに比べると今はエアコンだの除湿だのと
文明の利器を使って 直接 温度や湿度を
自分の好みに制御しようとしますね。

この傾向は人々の肌感覚から
ますます季節を遠ざけてしまうような
気がしないでもないのですが…
文明の利器とはそういうものかな…とも。

いいような 風情がないような…
少しだけ残念な感じもしたりして。

そんな風にできることそのものは
ありがたいと思っているのです。

私は気温が高いのは辛抱できますが
湿度の高いのは勘弁なので… 悩みながらも
せっかくですから「適切に」使うのがいいかと。

ただありがたいことに私の住む地域では
あまり湿度は高くなりません。

内陸性の乾燥した気候なので
湿度が低めの傾向にあります。

もちろん梅雨時ですから雨は降りますけれど
それでも雨が上がると 湿度もかなり下がる
ようなので 土地柄が作り出す気候というのは
すごいもんだなと思います。

そんな環境のおかげで「適切に」
使えるのかもしれません。
 
 

♪夏がく~れば…繰り返す…

 
暑い時期ができるだけ短くて済みますようにと
毎年星に願いをかけている(?)のですが
年を追うごとに暑い夏になるような…。(汗)

気のせいではないと確信できるところが
すごく怖いのですが…。

地球温暖化が進行すると
もっと怖いことになりそうですから

ここは一発、夏の気温が上がること
そのものをエネルギーに変える技術を開発して

夏の電力需要に当てたらいいのにと
ぬるいことを妄想する毎日です。

地球の自然現象とか 何でもないようなことから
エネルギーを生み出すことができるようになれば

エネルギー源を確保するための労力と資金が他の方に
振り向けられるようになるし 人類規模の
問題の一角を崩せるかもしれないですよね。

何かうまい方法はないものでしょうかねえ。
相変わらず他力本願なところも 夏の暑さと同じで
ますます増大していますが。(笑)

そうそう今日のこの「小暑」から「大暑」を経て
月末ころまでに「暑中見舞い」を
出すのがいいそうですよ。

夏の暑さは必要ですが
なにとぞお手柔らかにお願いします。
 
お読みいただきまして ありがとうございました。
 

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