8月 8日 七十二候の 涼風至(すずかぜいたる)

涼風至(すずかぜいたる) 暦・季節

 
涼風至(すずかぜいたる)
 
今日か昨日くらいにあたるのは
七十二候の涼風至(すずかぜいたる)です。

先日は立秋を取り上げたのですが
やっぱりこの頃になると 少しずつ
秋の気配が増したような気がするんですね。

よかった 私の願望がムダに
空回りしているわけじゃなくて。

この涼風至(すずかぜいたる)の通り
何かの折にふと涼しい風が渡って行ったり

あるいは風の中に涼しさを
感じたりするんですよね。

先日書いた藤原敏行の和歌は
今日の涼風至(すずかぜいたる)方が
より合っていたかなあ…なんて
今更思っていたりして。

やっぱり中国製の二十四節気よりも
七十二候の方がしっくりくるのね

なんてったって和歌も七十二候も
純国産で磨かれてきた感覚ですから。

何気なくとか 気が付くと…などが
すごく大切だと思うし これらに
思い当たれるということがうれしいです。
 

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ようやく涼しさを感じられるように…

 
最近の殺人的な暑さには
本当に閉口しますが そんな中にも

野菜やくだものにいよいよ実りの季節が
見え始めたりするので
そちらも楽しみになってきます。

先日はコオロギさんの話をしましたが
トンボやバッタ、イナゴなど

鳴かないけれど姿を見かけることが
多くなる虫さんたちもいます。

そうそうツバメさんも
若鳥が親と一緒に飛び回ります。

ツバメさんの飛行って本当に美しいですよねえ、
素早いので目で追うのは
けっこう大変ですけども。σ^^;)

うちの辺りに渡ってくるツバメさんたちは
ここから少し南の方へ行くだけと
聞いたことがありますが

ツバメさんから聞いた訳ではないので
本当はどこへ行っているのか定かではありません。

でもにぎやかなさえずりと 美しい飛行は
そろそろ出発の時期だよ…と
話し合っているように思えます。

涼しい風が吹くようになると
小さな虫さんたちも姿を消しますので
ツバメさんたちの食べ物も
減ってしまいますからね。

その前に体力をつけて 上手に
飛べるようにトレーニングするのですね。

私が子供の頃は川も自然の川だったので
蛍さんがたくさんいたそうです。

でも最近では用水路が
みんなU字溝になってしまったので
生息域を追われたのでしょう、
姿を消してしまいました。

近くの商店街では街の中に水路を整備して
幼虫とそのえさを放し 蛍さんを
呼び戻したところもあると聞いています。

声ではなく光でパートナーを探す蛍さんも
見ていると少~し物悲しくて
そこに何ともいえない風情を感じます。

そうそう私の住む地域では
蛍さんは今頃でないと飛んでくれません。

寒い気候なので 大人になる
タイミングも遅いのだと思います。

虫さんたちは短い一生だからこそ
懸命に生きる姿がまぶしいのです。

そうは言っても とてもしたたかで
強いですけどね 昆虫は。
 
 

もうこれで 来年まで暑くない

 
これこそ本当に気のせいかも
しれないのですが この頃の夜空って
ちょっと暗いというか 星が
はっきり見える気がするのです。

もちろん凍てつく冬の方が 星の観察に
向いているのは知っていますが…。

この時期からすでに空が きれいに
なってきているのでしょうか。

季節も前倒していろいろ
準備するのかもしれませんね…。

あまり上ばかり見上げていると
コケるので 足元もよく見ながら
歩こうと思っています。(~艸~)

春と秋は早く来て いつまでも
いてほしい季節なのですが…。

残念なことにそんな季節に限って
逃げ足が ものすご~く
早かったりするんですよね。

穏やかで過ごし易い時期こそ
のんびりと楽しみたいのになあ…。

夕涼みなども 気を付けないと
風が涼風を通り過ぎて 冷たくなりますので
ほどほどにしておかないと 後がたいへん…。

季節の変わり目は 体調にも
気を配らないといけませんね。

夏の名残は少し寂しく感じますが
それは夏の時期が厳しければこそで
その対比が季節感をより強めてくれるのです。

どれもひとつだけでは
その良さを認識できませんから

対象となるものが必要になるのだと
考える方が建設的ですね。

夏に冬の寒さを思い 冬に夏の暑さを
懐かしむ それでイイのだ。

移ろいを取っておくことはできませんので
つれづれに感じ取れるよう

準備をしっかり整えたら
後は楽しむ!これでいきます。(笑)
 
お読みいただきまして ありがとうございました。
 

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