9月12日 七十二候 鶺鴒鳴(せきれいなく)

鶺鴒鳴(せきれいなく) 暦・季節

 
鶺鴒鳴(せきれいなく)
 
今日は七十二候の鶺鴒鳴
(せきれいなく)に当たります。

とっても難しい漢字が使われていますが
セキレイという鳥さんは
とても身近に見かける鳥さんですよね。

身近かだから 暦に入れた?

胸からおなかのあたりが白っぽいのと
黄色っぽいのといます。

私は別の種類だと思っていたのですが
白いのを「シロセキレイ」
黄色っぽいのを「キセキレイ」というらしく
近縁というかほぼ同じ種類のようですね。

あと河原などには背中の黒い
セキレイが住んでいて
その名も「セグロセキレイ」。

まんまの呼び方ですが
日本でふつうに会える方たちです。

…あ 田舎だからということもあるかな。
 

スポンサードリンク

 

結構 早く歩けます

 
鳥さんて 空も飛べるのに
地上を移動するのも結構速いですよね。

身体は小さいですけれど
上質の筋肉を持っているんだなと。

飛べるくらい身体が軽いから…
とも言えるかもしれません。

…えっとセキレイでしたね(^^;)
この方々は 割と長めの足で
ちょこまかと動き回って早い早い。

チチン チチンと鳴きますが ご存知でしょうか。

あまり大きな声ではないですし
主に水辺にいますので
よーーく耳を澄まさないと
雑音が多くて聞こえないかも…。

秋の季語にもなるほど 昔から
人間の暮らしのすぐそばで
生活して来たんですね。

「記紀」によれば伊弉諾(いざなぎ)神と
伊弉冉(いざなみ)神のお二柱(ふたはしら)の
神さまに 夫婦の交合を教えたのは
このセキレイだそうで…。

ですからね 高天原(たかまがはら)にも
居たんですよ。(笑)

鳥さんにそんなことを教えてもらうなんて
神さまたちってば…。(≧艸≦)

ともあれセキレイは平安時代から
人の近くにいたということがわかります。

長い尾羽を上下させながら鳴いて
歩き回る姿が印象的です。

もっとも黙っていたって
しょっちゅう上下させていますけれど。

みなさんは鳥さん 好きなんですねえ

ご存知の通り鳥さんたちは
恐竜の直系の子孫ということで
実は私 鳥さんはちょっと苦手なんですね。
 
 

鳥さんのご先祖は恐竜

 
人間と鳥さんでは 今でこそ
体格が逆転していますけれども

哺乳類が登場して間もない頃は
今の私たちよりも体格のいい巨大な鳥さんが

私たちの先祖であるネズミくらいの
小さな哺乳類をえさにしていました。

この頃の鳥さんは飛ぶことはなく
どすどすと走り回り 恐竜が滅んだ後の
世界において食物連鎖の頂点に君臨する
恐ろしい捕食者のひとつだったのです。

鳥さんを怖いと思うのは
きっとDNAに刻まれているんですよ。

セキレイから離れてしまいますけれど
「ハシビロコウ」という鳥さんをご存知ですか?

もともと日本にはいない鳥さんですが
動物園で見ることができます。

大きな鳥さんで 水辺で微動だにせず
獲物が来るのをひたすらじ~っと
待ち構えている姿が印象的です。

その名の通り大きなくちばしで
鋭い眼光がとても怖いです。

あの「ハシビロコウ」を何倍も大きくして
T-レックスのような速度で どすどすと
追いかけて来たら すごく怖いと思うのですが…。

私のイメージする大昔の鳥さんは
「ダチョウやエミュのように高速で走り回る
飛ばないバージョンの巨大ハシビロコウ」です。

そんな恐怖を感じるほど大きかった体を
徐々に小さくし 骨に空洞を作るなど極限まで
体を軽くして翼を得た鳥さんたちは
たくさんの仲間に分かれましたね。

空を自由に飛べるようになったので
遠くまで広がって行けましたし。

遠くまで行ける分 コミュニケーションを取るために
鳴き声もたくさん登場させました。

小さくなって 一層人間の近くに…。

中には人間に大昔の恐怖を
忘れさせるものも出て来ました。(笑)
 
 

遠くから姿を見るだけで…

 
セキレイも チチン、チチンと
鳴きながらちょこまかと歩く姿に
大昔の怖い鳥さんのイメージは全然ありません。(当たり前)

これは私の想像ですが 人間が耳にする
鳥さんたちのさえずりのほとんどは
警戒しろー!人間がいるぞ!みたいなことを
言いあっているのではないかと。

それを人間の方では いい声でさえずってるな…
ああ癒される…とか思ってるんだと。ぷぷぷ

今の鳥さんたちがおかれた環境だと
なわばりを主張するとか
伴侶を見つける場合以外 黙っている方が
安全だと思われるのです。

それをあえてさえずり合うというのは
警戒報の発令ではないかと。

だって鳥さんたちはとーっても目がいいですし
体格が逆転したから こんなでっかい人間が
目に入らないわけないと思うので…。

セキレイたちは チチン、チチンと
のんびりした感じで鳴いていますが

あれはきっと 何見てんのよ?
傍へ来んなよ 寄るんじゃねえよと

言ってるに違いないと思うのだけれど…
妄想が暴走してる?
 
お読みいただきまして ありがとうございました。
 

スポンサードリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました