世紀の大発見!!ツタンカーメン王の墳墓

 
ツタンカーメンの墳墓
 
今日 2月17日は今から90年以上前に 
3000年もの間 盗掘被害に遭うこともなく 

ほぼ完全な状態で見つかった
古代エジプトのファラオ 
ツタンカーメンのお墓を開いた日です。

前年(1922年)の11月から 
発掘調査が始まっていまして

エジプト考古学者のH・カーターによって 
開けられたわけですが

世界一有名になった黄金のマスクとか 
豪華な副葬品とかを直に見た彼の驚きと
興奮はどんなものだったでしょうねえ。
 

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乾燥した大地が 静かに守ってくれた

 
後になってわかってきたことですが 
このツタンカーメン王は存在そのものが
歴史から消し去られた王だったんですよね。

だから巧妙に墳墓の場所が隠されていて 
結果的に盗掘を免れて来ました。

歴代ファラオの名前を記した 
石版からもその名を削除するなど

古代エジプト王朝の人たちが必死になって
居なかったことにしようとしたみたい。

主な理由はファラオ自身の信仰に
起因するものだったようです。

ファラオは絶対ですから 
私はこの神をお祭りする!とか言われば

誰も逆らうことは
許されなかったでしょうからね。

ツタンカーメンとは
トゥトアンクアムン(アメン(神)の
生ける似姿)の意味で

私はすなわちアメン神だぜ~って 
宣言してるようなもんだし。

ただツタンカーメン王は
若くして亡くなったので 信仰的に
対立していたであろう人たちにとっては

これ幸いとばかりに その存在を
闇に葬ろうとしたのでしょうね。

彼らの厳重な隠ぺい工作が盗掘から守り 
結果的にたいへんよい保存状態を保ち

豪華な副葬品の数々と共に
発見されることになりました。 

後世の人間には知らない者がいないほど 
誰よりも有名になってしまいました。 

まさに歴史の皮肉とはこのことで 
悪いことはできないものですね。

墳墓発見当初から
ツタンカーメン王の死因について 
様々に取り沙汰されてきましたが

最近の技術から 生まれつきの遺伝的な病気と 
大腿骨骨折が原因と断定されました。

ツタンカーメン王だけに限ったことでは
ありませんけれども 彼の両親は
同じ父母から生まれた本当の兄妹です。

現代の感覚では「え?」と思いますけど 
歴史的には少なくないことです。

だ~いたいどこの文明のどの王朝でも 
似たようなことをやっています。

人間の考えることには あまり差がないって
ことかもしれませんね。

繰り返された近親婚による
遺伝的な病気をいくつもかかえた 
病弱な王だったようで

足が不自由で杖なしでは 
歩けなかったと推定されるそうです。

少なくとも暗殺とか謀殺とか 
権力者につきものの
陰謀説ではなさそうです。

第18王朝のファラオってことは 
それだけ近親婚が続いていたわけだから 

こう言っちゃ悪いけど
わざわざ手を下す必要なんて 
なかったのかもしれません。

もっと早く血を守ることと
濃くすることは違うって 
気が付けばよかったのにね。

研究者さんたちの調査ではこの後 
ごく一部を除いて歴代王家の
血縁者ではない者たちによって 
王朝の存続がなされているそうです。
 

 

海の向こうばかり見ていたけれど…

 
遠い過去の時間に埋もれてしまったことって 
限りなくロマンをかきたれられ

妄想の翼を広げ放題なので 
私も昔から大好物です。

以前は古代エジプト3000年の
時を超えた遺跡!すごーい!と
単純に思っていましたが

考えてみると縄文時代の方が
ずっと長いし古いよね?

とか思い始めた 今日この頃。
日本はすんごい災害列島だけど 我慢して

ずっと住み続けていて 縄文時代は
とても長いのですが 平和で
豊かな時代だったみたいですね。 

そして今から2500年程前に
外から稲作文化が伝わってきました。 

この稲作というのは農業なので 
自然に対して人間が
手を加えることだったわけです。

だからそれまでのスタイルを 
継承できなかったんでしょうね。

美味しいごはんが食べたい!ということで 
戦争も災害も乗り越えて
今に至っているのです。
(なんちゅう雑な説明だい)

エジプト王朝は2000年前の
ローマ帝国に滅ぼされて 
本当に断絶したんだなあって。

人々は同じ砂漠の地に住み続けているし 
本当の子孫には違いないのだろうけれど

宗教的に全く変わってしまうということは 
考え方の根本が変わったということなので
本当に滅んでしまったんだなあ…と。 

古代エジプトの遺跡って この人々には
どのように解釈されているんだろうって

時々思うのですよ…、 ほら自分の
好物なだけに ちょっと気になるです。

そうか 今 書きながら気が付きました。

断絶してしまったから 
時間に埋もれてしまったんですね。

古代エジプト王朝しかり 縄文の文化しかり 
今に継承されていないことは

どんどん過去になって
いってしまうのだなあ…と。

国土が広ければそうでもないかも
しれないけれど 人の営みは 上に

積み重なっていくから 住み続けていると
足の下の深い所になっちゃうのね。

で、エジプトの遺跡の方は規模が大きいし
ミイラという乾燥保存の方法ができたから

ほどよく保存されて 後世に
残すことができたのです。

神のような存在とされたファラオは 
庶民とは全く違った扱いだったでしょうし

未来永劫 ずっと神聖な存在であり続けると 
信じられていたんでしょうねえ。

縄文の人たちには
どんな考え方があったのか 
聞いていみたい気がしますねえ。

とりあえずは近くの遺跡資料館とか
行ってみようかなと。
 
お読みいただきまして ありがとうございました。
 

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