明治維新より前に生まれた天文学者 平山 信先生

 
平山 信
 
平山 信(ひらやま まこと)という
天文学者をご存知ですか?

今日は平山先生が 2個の小惑星を
発見した日だそうです。

それらは後に 各々「東京」
「日本」と命名されました。

タイトルにもしましたが 
明治になる前に生まれている人です。

日本でも昔から天文とか測量とか 
けっこう頑張って研究したり

観測したりする人が 
ぽつぽつといましたよね。

この平山先生は生まれた翌年に 
明治維新が起きているので 

文明開化の新しい風を 全身で
受けたと言えるかもしれません。

天文観測そのものは江戸時代から
細々とあるにはありましたけどね。
 

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天文観測は 大宇宙との対話

 
明治時代の帝国大学には
「星学科」というのがあったんですね。

今の東京大学理学部天文学科の
前身にあたるようですが

星に学ぶって何となく名前がすてきです。

そう…明治のころはいろいろな
言葉が作られた時代です。

その頃の小説などにしか 出てこないような
言い回しとかもありますし。

言葉は生き物なので いつでも
どの時代でも変化・進化しているのですね。

当然 平山先生ご自身の努力も
あったと思いますが グリニッジと

ポツダムに留学もしているし 
帰国後は母校の教授になっています。

日本の天体物理学や恒星天文学など
多岐に渡り 多大な功績を残しているので

月の裏側のクレーターに
「ヒラヤマ」と名付けられているそうで。

もうお一方同じ平山姓の方と合わせて命名、
みたいなところもありますが。

小惑星の発見はちょうど1900年ですので 
今から120年近くも前のこと。

地道な観測作業と正確な軌道計算が 
同時に求められる上に 当時の観測機器の
精度を考えると…すごいことですね。

今ならデータを入力してキーをたたけば 
瞬時に面倒な計算をコンピューターが
やってくれますけれど…

全部手作業でやってたとか 
気が遠くなりそう…。

星を見るのは大好きですけれども 
計算する脳みそがないので

数字のことはできるだけ 
考えないようにしている私です。

もっとも本当に星を見ている時は 
何も考えていませんけどね。

ただただ今見ている光景に
見惚れているだけなのです。

もともと天文観測などをはじめとする 
天文系のお仕事って 昔は人が

眠っている時間 黙々と空を
見上げ続けていることが多いんですよねえ。 

いったいいつ眠っていたのかなと…。 

今は訳の分からない写真や 
波形のグラフとにらめっこしたり

膨大なデータ処理をこなすなど 
見た感じはとても地味~で しかも

か~なりマニアックな
お仕事じゃないかなと思います。

でも星の魅力に取りつかれた人間には 
その淡い光を見ているだけで 

気持ちが宇宙を駆け巡る思いが
するのですよね きっと。

あの星はどこにあるのか 
どんな世界か 何でできているのか 

どのように誕生したのか
これからどうなるのか 今もどこかで
新しい星が誕生しつつあるかもしれない…

純粋に星の美しさに惹かれて 
見上げる人も多いと思いますけれど

考えを巡らせ始めれば 
夜も眠れなくなりそうです。

遠い遠い世界を見ているようですが 
実際には地球とよく似た星を探して 

それを観察することで 地球のことを
もっと知りたいという
研究者さんも多いと思います。
 
 

星空は 大きな大きな癒し

 
実は私も星が大好きです。
田舎なので空もきれいですしね。

いくらでも妄想の翼を広げることができるので 
下手をするとこちらに戻れなくなりそうで 

あまりのめり込まないように
自制をかけているくらいです。

自分に見えている星の光は その星を
何千年も何万年も時には億の単位の

時間をかけて ここに届いている…
そう思っただけで 宇宙の広さに圧倒されます。

あの光があの星を出発した時 
人類はまだお猿さんと変わらなかったとか

巨大な恐竜が闊歩していたとか 
光の速度でもその位の時間がかかる場所にある

そんな星の光を今 私が見ている…
そのスケール感というか 圧倒的な時間の

積み重ねを超えているのだと思うと 
自分の感覚レベルではつかみようもないので

あとはどっぷりと妄想の世界に
浸るしかないといいますか…。ぷぷぷ…

何より自分の存在が小さくて そんな自分の
悩みや迷いなんてちっぽけすぎて

ばかばかしくさえ思えてくる 
そんな風に乗り越える力をもらいました。

途轍もなく大きなものが持つ 包容力
というか 癒しの力だと解釈しています。

どんなに大きな妄想も 
どんなにばかげた妄想も みんなみんな
包み込んでくれます。

大きなものに対峙した時 太刀打ちなんて
できないちっぽけな存在の自分は

どんな姿でもどんな気持ちでも 
許してもらえるような 
そんな気持ちになります。

そんな小さなことは 
どうでもいいじゃないか… 
あるがままにあれ…と。

原始時代の人類が見た夜空も 
歴史上の人物たちが見上げた星空も 

平山先生が小惑星を発見した星空も 
今 私やあなたが見ている星空も 
あまり違いはありません。

宇宙のスケールはそのくらい大きいので 
細かいことは気にしないのです。

それらはすべて平山先生を始め 
先人たちが星から教わりました。

時間と環境が許すなら 
夜空を見上げてみませんか?

小惑星を発見しろとは言いませんが 
星はいつでもあなたのことを
見ていてくれると思います。
 
お読みいただきまして ありがとうございました。
 

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