「本能寺の変」続編…ではありませんが 光秀倒れる

光秀忌 障子窓

 
光秀忌
 
先日の「本能寺の変」から
およそ10日後のことです。

光秀さんは主君に対して謀反を起こし
天皇のおひざ元で乱闘騒ぎをしましたが

すぐに都の治安維持にあたるなど 
戦乱の拡大を防いでいます。

このあたりは「本能寺の変」て本当に
突発的に起こったこと…なの?という
小さな疑問がわくポイントなのですけれども…。

少なからず都で武力行使を
やらかしちゃいましたから 

治安維持に努めるのは必要な
処置だったのかもしれませんね。

朝廷や貴族たちは光秀さんを
たいへん歓迎したそうです。

以前から朝廷とのパイプ役を
やっていた効果かもしれません。
 

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とんでもないことを 本当にやっちゃった光秀さん

 
まあ信長さんは利用できるものは
何でも利用するタイプでしたし

そのための策略と決断の速さが 
信長さんの勢いを支えていたとも
いえると思いますし 

生前仲良くしていた親王さんも 
内心は怖かったのかもしれません。

とにかく早く事後処理をして
自分の体制を確立しないと
逆臣の汚名が拡散してしまいますからね。

ウィキペディアなどでは
「本能寺の変」が起こった時は

信長さんの軍勢は大半が中国攻めに行っているし 
自身も都で優雅にお茶会なんぞ開いたりして 

やはり都にいる安心感があったのか
警戒心が薄れているというか 
警護が大変手薄な状態だったとしています。

しかもその中国攻めへ加勢するように言われたので 
軍を動かす大義名分があって
誰にも怪しまれない状況だったのですね。

これは正しく千載一遇のチャンスで
「この時」しかないですわ。

ただ残念だったのは 味方についてくれるかなと
思っていた人たちが色よい返事をくれなかったり 
動いてくれなかったことですね。

光秀さんも呼応してくれるかどうか
試すような書状を送ったりしていますね。

ですが根回しが足りなかったというか… 
まあ事前に表だってできることではないので 

そこら辺の「読み」が甘かったと
言わざるを得ないでしょう。

当然 誰につけば自分の領地を安堵できるか 
得になるかという計算がどの大名にも
働くわけですし 周りの動きも気になる所ですし…。

誘って来た武将の大きさというか器量を
見定める形になるのは当然です。

き…急にそんなこと言われても…
という状態だったかもしれません。

そして何よりも予想以上に秀吉さんが
早く帰ってきたことですよね。

200kmもの道のりをたった
10日やそこらで大軍を率いて
引き返してくるなんて 
本当に想定外だったことでしょう。

秀吉さんこそこの当時にしてすでに
「情報」の大切さを理解していたと思われますが

この「本能寺の変」の一報は情報の方から
飛び込んでくるという幸運がありました。

都の一大事を知らせる「密偵」が 
秀吉さんの軍を毛利軍と勘違いして

入って来ちまうという前代未聞の
大ボケをかましてくれたおかげです。

そしてそういう大事件に際して 
どんな行動を取るかが決め手になると。

怖いボスはもういないので 
秀吉さんがいいと思うことをやれる!

交渉術に長けていたのはもちろんですが 
秀吉さんには中国攻めを続ける理由が
すでになくなったわけですよね 
だって命令してたボスはもういないんだし。

自分は都へ戻る準備を整えながら 
早く和睦できれば後顧の憂いも絶てるし…。

しかも今率いてる軍勢は 
そのまま秀吉さんのものになるだろうし…。
 
 

信長さんを亡き者にしたとか 信じ難い知らせ

 
いつ「本能寺の変」をみんなに知らせたのかなあ?

逆臣を討つという大義名分は
大軍を動かすにはもってこいの燃料だから
「中国大返し」当然 成功しちゃいますよ。 

大急ぎで帰ってきた秀吉さんの軍は 
さすがに疲れていたようです。

それもそのはず 時期的に雨の季節だったので 
川が増水してて渡りにくいとか
街道も舗装してないもんで 

たくさんの人間が一度に通ったりすると
道が崩れたり傷んだりと大変だったみたいです。

大勢での移動ならではの苦労があったみたいですね。

一方 千載一遇のチャンスを
ものにできたけれど 
仲間集めが思うようにいかず 

自らの本拠地まで
移動もままならなかった光秀さんは 

秀吉軍が迫っているよという報に 
劣勢のまま決戦を強いられる形になりました。

最後の決戦山崎の合戦があった場所は 
山と川で狭くなっているので 

大軍は動きにくいという
地の利の勝機を得ようとしたのでしょう。

ですが秀吉さん側は数にモノを言わせて
光秀さんの軍を圧倒したんですね。

で、ドラマなどでは 
農民に殺害されたみたいに
言われてますけど 

布に包まれた光秀さんの首が 
秀吉さんに届けられているようなので

実際は深手を負い もはやこれまでと
覚悟しての最期だったのでしょう、
きちんと介錯されているわけですからね。

人間の首というのは斬り落とすって
難しいと聞いたことがあります。

届けられた首が光秀さんだと確認したのは
秀吉さんだったとされています。

直接交戦したわけではありませんけれども 
謀反人を制圧し主君の仇討ちを成し遂げたという
圧倒的に有利な立場に立てたのですわな。

下剋上が普通でしたし戦乱の世の中でしたから 
いつ誰が倒れるか 倒されるか
ぎりぎりの攻防だったんですね。

そのためにも「情報」が大切で 
早くて正確な情報網が雌雄を決したと。

しかしこの劇的な展開 いったい
誰の脚本なのよと言いたくなります。

本当にあったことの方がよほど
劇的で作り事みたいですよね。
 
お読みいただきまして ありがとうございました。
 

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