今日は「ミカエルマス」というそうです

ミカエルマス ガラス窓

 
ミカエルマス
 
今日 9月29日は「ミカエルマス」と
いってカトリックでは
祝日に当たるのだそうですね。

ミカエルというのは ご存知
大天使ミカエルのことです。

えっと剣を持った天使の姿で描かれますね。

天使なのに武器を持って 
足元に悪魔を踏んづけていたりします。

時には刀身の部分に炎のような
飾りのついた剣だったりとか。

翼も白くなくてですね 時には
孔雀のような模様の入った翼で
描かれたりするそうで 戦う天使なのです。

誰ですか 仁王さんみたいだと思った人は。
はい 私です。(笑)

そして左手には人間の魂の正しさを
測るための秤を持っています。

戦いながら 秤でどうやって測るんですか? 
なんて聞かないように。
 

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大天使さんの祝日ということで…

 
最後の審判の時 人間の魂を
秤にかけて振り分けるんですって。

最も有名なのは仏国の世界遺産
「モン・サン・ミシェル」
じゃあないでしょうか。

そのまんま「聖ミカエル山」
という意味ですけども

ここに聖堂を建てなさいと 
お告げをしたのはご本人ですから。

名前もそのまんまなのは当然なのです。

何もあんな海の中の小島を
指定しなくたっていいじゃない ねえ。

まあ達成が困難なほど 信仰心を
試されるものですからね 一層
力が入ってよかったのかもしれないけどさ。

まあ翼を持った人の姿で描いたら 
誰が誰だかわからないので

その天使さんの特徴を表す「もの」を
持たせて 見分けがつくように
しているのだろうなあと思います。

宗教に関することは長い歴史の中で 
どうやったら人々にわかってもらえるか
という点に知恵を絞ってきていますよね。

教会の壁などを埋め尽くす聖画(イコン)は 
文字が読めない人にも キリストの教えや
神の威光をわかってもらうためのものです。

説教をする側にとっても 
具体的なシーンがあるとお話し易いでしょう。

バレンタインデーに見られるように 
毎日その日の守護聖人が
割り当てられているのだそうで 

新生児の洗礼や名前をつける時の
参考にしたり ご加護をいただきたくて 
そのお名前をもらったりするのです。

それで同じような名前の人が
多いんだなあと 妙に納得。

聖人にあやかるのはいいですね 
守ってもらえそうだし。

で 聖名祝日(せいめいしゅくじつ)は 
基本1日1人なんですが

ミカエルは天使だからでしょうか 
実はガブリエルもラファエルも
三人まとめて今日が 祝日なんですって。

もちろんガブリエルも 
ラファエルも天使さんですよね。

ガブリエルは聖母マリアに受胎告知を
した天使として描かれます。

とても優美な青年の姿で 
清純を表す白百合を持っていたりします。

また最後の審判の日に 
ラッパを吹いて死者をたたき起こす…
失礼 蘇らせるのは 
このガブリエルなのだそうです。

神さまからのメッセージを
伝える役目が多いようですね。

ラファエルは絵画や壁画などには
登場しませんが 薬を扱って
病気やケガなどを癒すと
されているのだそうです。

守護天使たちを監督する役目とされ 
ミカエル ガブリエルとともに
三大天使なんて呼ばれたりもするのです。
 
 

きっといつも私たちのそばにいてくれる

 
天使さんたちの存在は宗教画の中でも 
ドラマチックなシーンを演出しています。

天才画家さんたちがイマジネーション満載で
描き出してくれているというか

それこそ見てきたように
描いちゃってくれているので 

後世の私たちは ただひたすら
享受しているだけですけれど。

天使のイメージは ただただ美しい!の
一言ですし それでいいのです。

ラファエルの場合は 有名な画家さんとかが
描いてないってことは 空想・妄想の
し放題ってことでいいですかねえ? ぐひひ…。

どんなにきれいな姿を妄想しても 
天使というのは 霊的な存在という
位置づけなんで 

もしかすると
出会った人間によって 
男に見えたり 女に思えたり 
そんな感じなのかもしれませんね。

どちらでもあるというすごい
発想もあるみたいですが…。

人のレベルで 考えては
いけないのではないかなあと。

だって天使ですし 神さまの
お傍にいるというイメージなので…。

神さまとかは 人間だとわかる人にしか
わからないという感じなのです。 

基本的にレベルが違うというか 
同列ではないので 神さまが何かを
人に伝えようとするなら 

人の姿で人の言葉を使って伝えないと 
人には理解できないと 創造主に
気を使ってもらっている…そんな感じです。

中には直接 わかる人もいるかも
しれないけれど 人間ていうのは
自分の理解を超えたものを 
なかなか信じないものなので…。

初期の頃の宗教絵画などには 人と
変わらない姿で描かれたりしていますが

ルネサンス以降は ギリシャ神話に
出てくるキューピッドなんかに
影響されてか 翼のある幼児とか

天衣をまとい大きな翼のある大人とか
盛んに描かれるようになったようです。

もしも他の宗教の遺物を破壊することなく 
ローマ時代のものを大切に残しておいたなら
(ローマ皇帝が改宗してから 
破壊しまくりましたがな)

もっと早くから天使の姿は 
翼を持つ美しい姿で描かれていたかも…。

ただ翼を持った人の姿を描いたのは
イスラムの方が先だったという話もあります。

まあ私は美しければ 何でも
許しちゃいますけどね。(こら)

本日の「ミカエルマス」が
よい日になりますように。
 
お読みいただきまして ありがとうございました。
 

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