「おせち料理」とは?の一環で 今日はダジャレと重箱詰め

おせちとお重 くらし

 
おせちとお重
 
昨日は「おせち料理」の意味という
カタチから入らせてもらいました。

「ハレ」のお料理なので食材も
伝統的なものが伝わっていますね。

そこから地方色豊かな
「郷土のおせち料理」へと発展したわけです。

人々の生活に密着している事柄だからこそ
しっかりと根付いているのですね。

何と言っても食べることは一番大事ですから。

そういえば以前 どこかで
「縁起物とかって ほぼダジャレ」
といったような文章を見たような覚えがあります。

その時 私は
「日本は言霊の幸(さきわ)う国なので
音(おと)はとても大切なのよね」と
思いながら その文を読んでいました。
 

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「おせち料理」はおめでたいよい言葉が詰まってる

 
ダジャレのような言葉遊びは恐らくどこの国の
言語にもあるだろうと思います。

ですが 日本では古来から
「言葉には霊力が宿る」と信じられてきました。

いわゆる忌み言葉や悪い意味の言葉を
使うことそのものを嫌がったのかなと。

言葉に霊力が宿るということは
悪い意味の言葉にもそれがあるということ。

昔の日本人はよくない言葉を使わないように
していたのかもしれませんねえ。

でも使わない訳にもいかない…そこで
普段からダジャレの言葉遊びの感覚で

あまり良くない意味の言葉は いい言葉の
近い音に置き換えて使っちまえばいいんじゃない?
みたいな発想があったのかなあと。

私などは「縁起物」の言葉遊びは
小難しく考えない方がいいのではと思います。

他人にも自分にもどんなものにも
良い意味の言葉を使う方がいいよね?

程度の発想で ゆる~く捉えておくのが
無難かなあと…思うのですよ。

特にお正月のような「ハレ」の日のための
あれやこれやだと 一層縁起のいい言葉を
探したのではなかなと思います。

自分や周りの人間が発する言葉も
それらを聞くのも 縁起がいい音に
囲まれたいと思ったのかな。

そうだとすれば「おせち料理」にだって
当然 いい言葉尽くしできたはずですね。

この際ですのでダジャレと感じるかもしれませんが
それもみんな伝統的なことに含めちゃいます。

てな訳で「おせち料理」に押さえておきたい食材と
お重箱への詰め方などを
ちょっとおさらいしておきましょう。
 
 

「おせち料理」はお重箱に詰める

 
どうしてもそうしなければ
いけない訳ではありませんけれども
伝えられてきた意味が
あるようなので 取り上げてみます。

だいたい三段重ねくらいが
一般的なようです。

で、それぞれのお重の段には
詰めるものがほぼ決まっているので
それを守るだけでも
立派な「おせち料理」になるのですと。

もちろん お皿でも構わないのです。

一の重は重ねた時に一番上にくる…
つまりふたを取ったその重ということですが
これは「お口取り・祝い肴」というのだそうです。

押さえておきたいのは
「数の子、田作り、黒豆」でこれを
「三つ肴」と言います。

ただし関西方面では「黒豆」ではなく
「たたきごぼう」になるそう。
やっぱり地域で違うのですねえ。

この「三つ肴」はお正月のための
「祝い肴」になりますので
一の重のためにも これだけは
揃えた方がよさそうです。

二の重は主に「焼き物」になります。
縁起を担いだ海の幸が主役だそうです。

海の幸は それこそ故郷の数だけ
豊かな食材が揃うことでしょう。

代表的なのは 出世魚で旬のぶり、
おめでたい鯛、長寿を願う海老です。

三の重は「煮物」で山で採れるもので
お煮しめにするのだそうです。

冬の根菜を中心に やはり縁起を
担いでおめでたいものを揃えます。

華やかな包丁を入れて
彩りもきれいに仕上げます。

ここから先は 実際に
お重箱に詰められなかったとしても
「ああ そんな風にするんだ…」と
思って読んでください。

次は四の重ですが
四は忌数字になりますので

「与」という字を当てて
与の重(よのじゅう)と
呼ぶようにするのだそうです。

酢の物やなますなどを
入れることが多いようです。

そして最後は五の重になります。

これは年神さまの福を詰めるので
空けておくことが多いとか。

または予備の料理として
好きなものを入れることもあるそうです。

だ~いたい三段が一般的ですが
日本人の好きな奇数の段で
お正月くらいは奮発して 高々と
重ねるのもいいかもしれません。(笑)
 
 

「おせち料理」って…

 
こうしてアウトラインをなぞっただけでも
とても分厚い伝統があると感じます。

毎年毎年積み重ねられてきた重みですね。

「ハレ」の日をあらゆる方向から
祝いたい 寿ぎたいという気持ちが
伝わって来るようです。

食べるものということで 生きる根幹に
結びついているので 伝わってきたともいえますが。

そう食べることは絶対に欠かせませんし
生きることそのものと感じますので…。
 
お読みいただきまして ありがとうございました。
 

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