今日は「ローマ字の日」という記念日

 
ローマ字の日
 
ローマ字に記念日があるとは
知りませんでした。

でも純粋な日本語ではないので 
いつかどこかで始まったあるいは

使われ始めたわけですから 
どれかのタイミングで記念日にできますね。

 5月20日を「ローマ字の日」にしたのは
日本ローマ字会で 昭和30年に
制定されたそうです。

日本で最初にローマ字を使ったのは 
はるばるインド経由でポルトガルから
やって来たイエズス会の宣教師たちでした。

日本語のように一音ずつの対応は
していないそうですが 耳で
聞こえる音を表記したのでしょうね。

ポルトガル語もスペイン語も似ていますし 
表記の仕方も いわゆるローマ字表記に
近い言語といえると思います。
 

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何にでも 記念日があるのですね

 
書いた文字(スペル)と発音が
似ても似つかない言葉とか 

つづりでは書くけれど
発音はしない(読まない)字が
あったりする英語や 

名詞に性別がある仏語や独語よりは 
はるかに楽だったかもしれません。

とはいえ 初めて触れた
言語だったでしょうから 
苦労は多かったことでしょう。

私は言葉が通じないのは 発想や考え方が
違うからだと思っています。

そんな状態で自分の信仰する
神の威光を伝えようとしたので

普通のお百姓さんに
論破されるようなことになりました。(笑)

それは信仰が足りないとか 
そういうことではなかったのですが

かの有名なザビエルさんは
かなりショックを受けたみたいですね。

欧州では宣教師として 遠い地の果てへ
派遣されるとか きっと恐ろしく高い
エリート意識があったでしょうし 

そこら辺の百姓親父に論破されて
返答に詰まるなんて あっては
ならないことだったに違いありません。

自分が素晴らしいと思うものや事柄は
他の誰だって素晴らしいと思うに違いない。

絶対者を素晴らしいと思わないわけがない 
たとえ言葉が通じなくったって…。

発想がとんでもなく思い上がっているので 
押し付けがましいということにすら
気付いていない…というか 
そんな風に思ったら宣教師はできませんね…。

ま そんな頃から日本語以外の
言語を使う人向けに 日本語を
そちら側の文字を使って表記する方法として 
ローマ字が使われるようになりました。

江戸時代はオランダとしか
お友達になりませんでしたから 

オランダ風のローマ字表記
だったと思われます。 

幕末以降は英国や米国のような
英語圏の人間と付き合うようになったので 

今度は英語を基本としたローマ字表記が
使われるようになりました。

特に「ヘボン式ローマ字綴り」を整えた
ヘップバーンさんは 当時の日本人に

ちゃんと発音してもらえなくて 
ヘボンになったそうですけども

ちょっと声に出して言ってみてください 
あながち間違ってないですよ。

英語の場合 1音1音丁寧に
発音しませんからね。

日本語は母音回帰ですので 
母音を中心に使う音の言語なのです。

だから母音はよく聞き取れるのですが 
英語で省略されがちな子音や

耳慣れずに聞き取りにくい音の並びは 
すっ飛ばして聞いてしまうのです。

はっきりと1音ずつ
発音するタイプの言語を母国語とする人が

それとは全く違う
発音形態の言語をいきなり
聞き取ろうとするのですから

そもそも難しかったり 
行き違いがあって当然ですよね。 

まあそんなわけでヘップバーンさんが
ヘボンさんになってしまったのでしょう。

個人単位では それこそ
どんなように使ってもらっても
通じればいいのですが
国の単位だとそう話は簡単ではありません。

言葉の表記ですからある程度
きちんと定めないといけません。

書き方によっては意味が変わって
しまう場合もあるので 基準を設けないと。

というわけで いろんなタイミングで
通達を出しちゃったもんだから

日本の中だけでも 訓令式 日本式 
標準式と3つもあるんですと。

まあ…いいんですけどね 

言葉を勉強する場合には 
間違いもきっかけの一つになって 
そこから発展していくこともありますから。
 
 

母国語にない音は 聞こえないし 発音できない

 
ただ一つだけ 日本語には英語の
「R」に当たる音は存在しません。

だから聞き取ることもできないし 
正しい発音もできないのです。

日本語の「らりるれろ」は
清音で限りなくL音に近いです。

英語圏の人が聞けばすぐわかるはずなのに 
誰がどうして表記の文字を
「R」にしちゃったんでしょうね? 

「A」と「B」が違うように
「R」と「L」だって全然違うのに…。

あ…もしかするとローマ字表記を整えた
ヘボンさん 日本語に「R」がないことに
気付いていなかったのかもしれませんね。

自分たちにあるものは当たり前すぎて 
ないという発想をしないのです。

あるいは話をした日本人がどえらく
巻き舌の人ばかりだったとか…?(笑)

巻き舌での「らりるれろ」は比較的
「R音」に近い感じがしますけど

まだ英語ネイティブには
通じにくいと思われます。

大切なことは 言葉が違えば音が違うので 
その言語には無い または使い慣れない

音が存在することを 教える方が
しっかり理解する必要があるということ。

で、英語教育に力を入れるのであれば 
こういう間違いをきちんと正すべきです。

でないと いつまでも「R」と
「L」の区別がつかない日本人が
量産されることになってしまいます…。

まあリアルタイムで翻訳処理が
できるようになれば 無理に外国語なんて

勉強する必要はなくなるんで 
私はこちらを期待しますけどね。
( ̄з ̄)~♪
 
お読みいただきまして ありがとうございました。
 

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