今日 8月16日は送り盆 送り火を焚く日

送り盆 イベント

 

 
今日は早くも16日 送り盆を迎えました。

お彼岸の時に書きましたが
「盆 盆と待つ盆は ただ三日」といいます。

迎えるために家の外回りから始めて
家中をきれいに掃除して準備を整えました。

ですが いざ迎えてしまうと
あっという間に過ぎてしまいますね。

それでも昔から この期間が
巡りくるのを大切な区切りとして
楽しみにしながら
日々を暮してきたでしょうから
特別な思い入れがあります。

それも日本人のほぼ全員に
あるのですから すごいことです。

現在では夏の行楽に出かける人も
多いでしょうけれども それだって
結局はこの時期に休みをとる習慣が
あったからこそですよね。

それぞれに楽しい夏の思い出を刻むのも
いいことだと思います。
 

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ひと夏の思い出とともに…

 
今日は送り盆ですので
送り火について考えてみます。

先日もいいました通り
身近にあるものを使ってきました。
うちの場合はやはり稲わらを燃やします。

迎えた時とは反対に 夕方少し遅めに
夕飯を済ませてから
送り火を焚きに外へ出ます。

うちの辺りは道路に面していることもあり
焚き残りをいつまでも
放っておくわけにいかないので
上手に火を回してきれいに焼き
早めに火を消すようにしています。

年によっては長袖のカーディガンなどを
羽織らないと 寒い時もあったりして
時期的には す~っかり
秋が来ているのです。(^▽^)

送り火を焚く時は 同時に今年の夏も
送る感じで 一抹の寂しさを覚えます。

夏は暑くて苦手ですが
今年もそこそこに暑くなってくれて
秋の実りを約束してもらえたので
感謝の気持ちもありますので。

もちろん虫さんたちも大合唱に
なっていて とてもにぎやかです。

私が子供の頃は 帰省客も多かったですし
地区の公民館で盆踊りなどが
行われていましたけれど
今では近くの商店街まで
出かけていくようです。

人の集まる行事は実行委員会など
裏方さんが結構大変ですからね。

その点 商店街なら人出は歓迎でしょうし
駐車場や広場など 普通に広い所もありますし
力を入れているところもあると聞きます。

実際には17日になりますが
うちでは午前中の茶菓をあげた後
飾ってあった花と荷物運びの
野菜を持って 近くの川岸に行きます。
そこでお線香をあげ あらためて送るのです。

川岸といっても 今ではU字溝に
なっていますけれど。

昔はここで馬の形の野菜なども
この川に流したんだそうですが
今はそんなことはできないので
野菜も花もそれなりに処分します。

家に戻ってきて祭壇から位牌などを
仏壇に戻し 盆提灯を片付けます。

ここまでの一連の作業で
この日の午前中はだいたい終わります。
 
 

お盆はすぐに去ってしまいます

 
一年に一度しか出さない盆提灯は
ちょうどいい虫干しのようなものですね。

今はほとんど絹張りですが
昔は紙のものもありました。

気をつけないと紙張りの提灯は
裂けるんですよね ずっと以前ですが
うちの父がやらかしていましたっけ。(笑)

お盆が済むと 今年ももう終わりが
近づいたなあと感じます。(早すぎでしょう。)

稲の穂も出そろいますし
田んぼがにぎやかになるのですよ。

なぜかって? 実はこの時期
雀が集団で来るので ネットをはったり
人が立って雀を追ったりするのです。

お米はまだ白い汁の状態で固まる前なので
この時期に食害にあうと
全くお米にならないし
量もたくさん食べられてしまうのです。

たぶん雀さんたちには美味しい
秋のごちそうの時期なのでしょうね。

その雀さん自身も 数を減らしていると
聞いていますが この時期ばかりは
人間も真剣なのです。

ネットを張るだけでなく キラキラの
テープを張ったり 風を受けて動くものを
取り付けたり 大事な収穫を左右するだけに
努力を惜しみません。

昔は「どんっ」と音のする
雀追いがありましたが タイマーセットでもって
雀さんがやって来そうな時間帯だけになるなど
徐々に減ってきているようです。

その雀追いで逃げるのは最初の頃だけで
後は平然と飛び回ったりしてますけど…。

鳥さんたちもそれなりに頭がいいので
実害が発生しないと 逃げなくなりますから…。

ああ…だから 音のタイプは減って
きたのかもしれませんねえ。

そんな攻防も秋の初めの一コマなのです。
 
お読みいただきまして ありがとうございました。
 

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