今日は楽しい ひな祭り♪

ひな人形 内裏雛

 

今日は 3月 3日 ひな祭りですね。

私の住む地域では まだ木の花は咲いていません…。

お祝いも月遅れでしますので。

実は この 3月 3日というのは
旧暦の日付をそのまんま
持ってきたのだそうです。

なので そもそもが月遅れの 4月 3日に
行われていたものだったのです。

明治時代に太陰暦から太陽暦へ
か~なり強引に変換したのですが
その時太陽暦の 3月 3日に
持って来ちまったようなのです。

まあ今となっては どっちでも
いいんですけどねえ。

正確に何時頃から始まったことなのか
はっきりしない「ひな祭り」ですけれども

平安時代にはすでに やんごとなき身分の方々の
「遊びごと」として行われていた記録が
あるそうですので 歴史はざっくり
1200年といったところでしょうか。

当時からすでに御所風の「屋形」を設えて
飾ったみたいですので 細かいものを
飾って遊ぶことだったのかもしれませんね。
(私もミニチュア大好き)
 

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栄華が偲ばれる昔のひな人形

一方で「流し雛」という風習があって
こちらは紙で作った人形を「形代」として
川へ流すことで厄払いをするという
「行事」だったのではないでしょうか。

紙の人形(ひとがた)が人形(にんぎょう)になって
持ち主の厄を担ってくれたので
「お守り」のような位置づけで
祀られるようにもなったようです。

ほーら出ましたよ お祀り、
大好きですからねえ 日本人は。

徐々にあそびや行事が統合されて来て
ひな祭りになっていったのかな…なんて。

で、戦乱の時代やらごたごたしていた時は
公家さんたちなどがじっと守ってくれて
やがて平和な時代がやってくると
少しずつ下々へ降りてきた…みたいな。

そしてモノ作りはこのころからすでに
日本の根幹だし歴史だし文化なのです。

江戸時代には 各地に豪商と呼ばれる
「お大尽」がいたと思います。

場所は私の住む地域から 少し離れるのですが
その地にいた豪商の屋敷跡が
保存・整備されています。

一部は一般にも公開されていて
季節ごとに様々なイベントが開かれています。

今の時期はお金持ちが自分の娘に誂えた
豪華なお雛さまが飾られています。

あと奥様が嫁入りの時に 持ってこられた
ひな人形とかもあるようです。

TVでしか見ませんが 古いお雛さまは
なかなか迫力があります。

私は何も感じない方のですが
ちょっと違うモノを感じるらしい友人は
昔のお雛さまは怖いと言っております。(笑)

あの切れ長の目でガンでも
飛ばしてくるのでしょうか? ぷぷぷ…。

まあ確かに人の形を模したものは
何となく気味悪く感じますが…。

何と言うか思いが宿ってしまうというか
入り込んでくるというか…。
そういう思い込みの類なのでしょうけれど…。

この豪商のお雛さまたちは 私たちよりも
ずっと長く この世に居るんだと思うと
やっぱり無条件降伏してしまいそうです。

 

人形の文化が息づく日本

お雛さまが今のような形になったのは
やはり江戸時代の豊かな
町人文化のたまものでしょう。

長かった江戸時代には 幾度となく
贅沢禁止令が出されていますけれども

日本各地のお殿様は おひざ元の豪商から
借金していたことが わかっていますので

幕府が贅沢を禁止したところで
豪商たちは われ関せずだったのでしょうね。

なんてったってお殿様の財布のひもを
がっちり握っていたわけですから
幕府の禁止令なんて お殿様が
豪商たちに強く言えるわけがありません。

お江戸の中では大人しく
従っていたかもしれませんけど
お国許では 禁止令なんて
どこ吹く風だったと想像されます。

その証拠が今でも残されているわけですから。

例えば 客寄せのために店先に
ひな人形を飾るなどすると
それを見た町衆などにも
そういう風習が少しずつ広まるわけですね。

お上から贅沢を禁じられるなどして
大っぴらに飾れなくなったとしても
人々の心には憧れも混ざって
ひそかに残っていくことになります。

ともあれ 平和で戦乱のない世の中が続けば
全体的に豊かさが行き渡るようになるし
人々の気持ちにもゆとりが生まれます。

人形の製造法といった技術の向上や継承など
文化的な活動が活発になるものなのです。

飾っておくお人形はもとより
お芝居をさせる人形もあったりしますし
日本人は人形が好きなのかもしれませんね。

ああ…だから今もって
フィギュアが大人気なんだわ…ぷぷぷ…。

 

お雛さまよもやま話

そうそう以前私が持っていた
ひな人形の折り込みチラシを見た米国人が
実物を欲しがったので そのチラシにある
金額を当時の為替レートで教えてあげたら
予想外の高額な値段に驚いていました。

せめてチラシが欲しい!
というので それはあげましたけど。

アメリカのでっかい家なら
七段飾りとかでも飾る場所とかには
問題ないと思いますが
手に負えなかったことでしょうね たぶん。

歴史やミステリー 未だに
解明されていない謎などが大好物の私ですが
実は ひな人形も好きなもののひとつです。

だってお雛さまが着ているきもの、
わざわざひな人形サイズで織るんですよ。

人間のきものの端切れとかではないのです。

こういう職人的なこだわりとかが
なんともいえず好物なのですよ。

ちなみに私は甘党ですが 甘酒は大好きで
麹を買ってきて自分で作ります。

なので白酒は買ったことがありません。
麹がブームになるずっと前から
いただいていますよ。

 
お読みいただきましてありがとうございました。

 

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