二十四節気の「清明」時節も呼び名も美しい

清明節

 

今日 4月 5日は二十四節気の
「清明」(せいめい)です。

その字の通り 季節は春を迎え
あらゆるものが生き生きと
輝き始める そんな印象を受けます。

草はもちろん木々の芽が吹き始め
冬枯れの見た目から新しい命の息吹を
感じられるようになります。

そしてその木が何の木なのか
明らかにわかるようになると
そういう意味での「清明」なんですって。

…何だか…イメージと違うなあ…。

木々は勝手に移動しないので 去年と同じものが
そこにあるはずだから毎年見ていれば
特別「清明」の季節でなくても
分かりそうなものですが…。

まあ外国人に風情を求めるのは
石に柔らかさを求めるようなものなので

きれいな音と印象だけいただいておくことに
しておきましょうね。
 

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光と風が「清明」にして美しい

日差しが強まって その日足も
ぐ~んと伸び、渡る風が優しくなると
誘われるように次々と
芽吹きが始まるのですよね。

場所によっては 桜が終わってしまう
時期でもありますが 私の住む地域では
もうすぐ桜が花を咲かせるために
力を溜めている時期に当たります。

まだ見た目は 冬の裸木の様子なのですが
よく見ると枝先が少し赤っぽく
色づいて来ていて つぼみの準備が
整いつつあるなと見て確認できます。

もちろん桜だけではありませんよ。

木の花たちは みんな暖かくなった風と光を
いっぱいに浴びながら花を咲かせるために
力を蓄えている時期なのです。

花が咲くのは楽しみなのですが
ここはフライング気味に早く咲いちゃうと
厳しいお仕置きがあるので注意しなさいねと
つい老婆心が働いたりして。

今ではもちろん真冬だって
切り花などはいくらでも手に入りますが

昔は3月では寒くて 花など
手に入りにくかったからでしょうか。

あるいは初節句のお祝いに
招かれても 寒いとおでかけするのも
大変だからでしょうか

私の住む地域では昔から
月遅れの今日あたりをひな祭りとして
お祝いをするお宅が多いです。

入学とか初節句などをまとめて
お祝いしちゃうのですかね。(笑)

お呼ばれため よそ行きの装いをしていても
足元の心配をせずに済むようになるのも
ちょうどこのくらいの時期からですので。

 

待ちに待った春の訪れ

この「清明」の時節なら 暖かくて
うららかな日和に誘われて
お散歩にも 外へのおでかけにも
ちょうどいい時期になっていますからね。

時折 渡る風は少しくらい
冷たくても もう春だよといわんばかりの
力強い日差しがうれしいのです。

そうそう私が大好きな雲の様子も
明らかに変わってきますね。

キリッと冷えた印象のアイスブルーの空が
少~し ぼんやりとしてくるのです。

もう少し空全体に このぼんやりが広がれば
春の空だあと思いながら見上げます。

特に用事がなくたって
近所を散策してみたくなるから不思議。

道端から見える範囲でも よそのお宅の庭が
緑に染まっていたり 植木の芽吹きが
見えたりしたら ふと立ち止まって眺めたりして。

ガーデニングなど 庭いじりが
お好きな方の庭は大抵 きれいに
手入れをされていますから

たとえ何もない時期でも そこを見る度に
暖かくなったら あんな花やこんな花が
咲くのだろうかなどと
勝手に想像の花を咲かせています。

特に花壇は草花が主なので
植え替えなどがあることを期待するのです。

私はといいますと
花は好きですが 土いじりなどは
したくないし 虫が苦手で
会いたくない 触りたくないのです。

実を言うと植物の世話などは
全くやらない人間だったりします。

ですが花は好きなのです、
つまりちゃんと世話をしないくせに
結果だけを求める しょうもない
ヤツだったりするのですねえ。(汗)

雑草と花の芽と見分けがつかないことがあるので
うかつに変なことすると家人に叱られるから
家の花壇には近寄らないことにしています。(笑)

ただきれいなものは好きなので
切り花などはよく買ってきて飾っています。

専業の農家さんが私の代わりに
手間暇をかけ 育ててくれているので
それでいいじゃあないすか!と
半ば開き直りですけれど。(爆

そんな世話嫌いの花好きも 春はやさしく
微笑みかけてくれますよ。

一応 厳しい冬を乗り越えてきましたからね。

「清明」という美しい名前をもらった
この時期に相応しい暖かさになるには
私の住む地域は もう二週間ほど
かかるでしょうか。

それでももうすぐそこまで
本当にすぐそこまで春が来ています。(喜)

毎年のことながら今年も
ここまで来るのが本当に長いんですよ。

散々焦らされて 待つ身にもなって下され。(笑)

 
お読みいただきまして ありがとうございます。

 

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