七十二候 菜虫化蝶(なむしちょうとなる)

菜虫蝶となる

 

今日は七十二候の 菜虫化蝶
(なむしちょうとなる)に当たります。

暖かさも厚み(?)を増して
過ごしやすくなってきました。

草木もみな 新しい芽を出して
太陽との会話を楽しんでいるよう。

そしてそんな新しくて柔らかい葉を
我が子に食べさせようという企みが
見事に功を奏するのです。

卵から孵った幼虫たちがみるみる大きくなって
ついには大人になる時を迎えます。

春先は天候が不順なので
この時期に幼虫になった子たちは
早めに成長するのかもしれません。

うすら寒いうちから 植物たちの春の新芽を
わしわしと食べて育つ菜虫たち。

もっとも暖かい地域では冬枯れが
起こらないので 食料が不足することは
ないのかもしれません。
 

スポンサードリンク

 

昆虫は最も繁栄している生物

私が知らないだけかもしれませんが
ひょっとすると親もどこかで越冬しているのかも…。
卵で越冬するのが一番安全で確実だとは思いますが。

生き物たちの知恵は 計り知れませんから
危険は避けて確実に命を繋ぐ方法を
取るのではないかと思います。

一方で 人間はうららかな陽気に誘われて
家から出たり 周りを見回す時期です。

そんな時に大人になった虫たちを
目にして そんな時期かと
季節の移ろいを感じるのでしょう。

人間も遠い昔は 自然のサイクルで
生きていましたから 春めいてくると
外が気になるんですよ、きっと。

私はド素人ですけれども
昆虫が大繁栄しているのは
確実に大量の子孫を残すことに
成功しているのが要因のひとつだと思います。

気温に敏感だけど そこさえクリアすれば
相当な乾燥にも耐えられるし すごい生命力。

数が多い分 一個体あたりの寿命は
短いですが これだって成功のカギの
ひとつではないでしょうか。

命のサイクルが短いので 私たちが目にする
成虫たちというのは 常にその時に
生まれた若い個体だけなのです。

ヘンな言い方をすれば 昆虫さんたちは
「年を取らない」んですね。

ほぼ年単位で命のサイクルが入れ替わるから。
若者しかいない世界と言えるかも…。

少子高齢化が進むどこかの国とは大違いですな。

これから温暖化が進むとすれば
巨大化するかもしれないし…。(怖いよう)

春の訪れを感じさせる羽化ですが
人間にとって都合の悪い虫さんも多いですね。
そこらあたりは あまり考えないようにします。

どの命にも春は平等にやって来るのです。

そのことを素直に喜びたいと思います。

 

菜虫はとても数が多いから…

どのくらいの種類の蝶たちが
こんな春も浅い時期から羽化するのか
分かりませんけれど 確かに
見かけるようになりますね。

我が家では春先の青物のために
ビニールのトンネルを作っておきます。

寒さが厳しいので 穴の開いたものを中に
穴のないものを外側にと二重掛けです。

手を抜いてただ掛けておくだけってことも
ありますが…。

中はとても暖かで ここの厳しい冬も
何とか生き延びてくれます。

もう間もなく3月になるというころ
外側のビニールを外します。

どこから入り込むのか いるんですよ、
蝶の子供たちが…。

小さいからあまり遠出はしないはずなので
どこかに産み付けてあったんでしょうね。

正直 私はこの子供たちには
会いたくありません。

親もあまり好きではないのですが
幼虫の姿が特に苦手で ぞわぞわします。

毛を持っている子は触るとアレルギーを
起こすので さらに問題です。

気付かずに家に連れ帰ってしまった時は
割り箸でつまみ出すか 水責めなので
ついて来ないで下さいね。

蝶の類が該当するわけではないと思いますけれど
昆虫さんたちを食料にしようと
あのWHOが企んでいるみたいです。

近い将来 人類の数が増えすぎて
食糧危機が危惧されるので
「代用食」を考えたようなのです。

どう考えても蝶の類は食べる所がないので
もっと太った(?)昆虫さんでしょうね。

私の地元は山の民なので 昔から独自の
昆虫食文化があったりするのです…
が、私は取ることも食べることもイヤです。

ご生前のお姿そのままで無くなれば
食べられるかもしれません…。

上手に加工して 高い栄養価をそのままに
サプリのような形にして下さいまし。
そうしたらきっと食べられるから。

虫さんをそのまま食べるのは 鳥さんか
小型の両生類や爬虫類、一部の魚類だけ…って

うわあ どれもみんな苦手だけど
これだけの生き物を支えられるってことは
昆虫の大繁栄は本物なんですね。

人類も数の上では大繁栄と言えますが
自然のサイクルから逸脱が大きすぎると
共倒れになる危険性もはらんでいます。

せめて食料や水だけでも 自然から
恵んでもらう量を最小限にして
自分たちで作り出せるようにしないと。

虫さんがあまり好きでないと
ネタに取り上げても 明後日の方へ
ずれて行ってスミマセン。

 
お読みいただきまして ありがとうございました。

 

スポンサードリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました