七十二候「玄鳥来」(つばめきたる)

つばめ来る

 

今日は七十二候の「玄鳥来」
(つばめきたる)を取り上げます。

すっかり春らしくなって…というより
場合によっては 暑いくらいになりました。

木々には新しい芽がたくさんついて
さわやかな新緑がまぶしいです。

空の様子もぼんやりした春の霞が
だいぶ濃くなってきた感じがします。

そんな中 特徴のある鳥のおしゃべりが
聞こえてくるかもしれません。

飛ぶ姿が美しく 人間の目には黒い線のような
残像しか残しませんが…。

電線などに止まって おしゃべりする姿は
かわいいですね。(遠目ですから… ^^;)

鳥が怖い私でも そう思うのですから
鳥が好きな方は一層かわいいと
思われることでしょうね。

身近な渡り鳥の代表かもしれません。
 

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つばめは驚異の飛行マシン!

鳥が怖いし 野生の動物には触っては
いけないので 想像になりますけれど
つばめさんの体は 高速飛行のために
進化したんじゃないかと思わせます。

流線形というか空気抵抗を極力減らそうと
努力したというか… ムダがないですよね。

環境に合わせて姿を変えてきたのは
つばめさんだけじゃありませんけども
本当によくできているなと感心します。

そんなつばめさんがすい~ すい~と
軽やかに空を舞う姿が見られる季節に
なったということですね。

彼らのごはんは 同じように空中を舞う
虫さんたちだったりしますが
食べ物のない所にはいられませんし
わざわざ渡って来ません。

…ということは この時期からすでに
けっこうな数の虫さんたちが
そこらを飛行しているということですかね。

いわゆる「鳥の目」ですから 遠くからでも
小さいものでも 飛行して動いているものでも
しっかり捉えることができるのでしょう。

つばめさんの場合 自分だって高速で飛行して
移動しているのに…すごいなあ。

人間は野生の持つ色々な能力を捨てました。

驚異的な動体視力は 地上をモタモタ動くだけの
人間にはそこまで必要ではなかったのかな。

生き物にとって食べること生きることは
最重要課題だから 飛行しながら狩りをする

その方向に進化を決めたので 今のつばめさんの
姿と生き方があるのだと思います。

 

つばめが渡りをする理由

つばめさんが渡ってくるのは 季節的に
春の使者みたいな感じですが

越冬のために移動して 暖かくなったら
帰ってきている…と解釈していいのかなあ?

それだと暖かい場所の方が食料は豊かだと
思われるので そこに定住した方が
繁殖も楽なのではなかろうか…?

捕食のライバルも多いかもしれないけれど
同じ場所に定着せず 移動を繰り返すには
それなりの理由があるのでは…?

美しく整った姿は 渡りのために鍛えられた…
とも考えられますし…。

それにただ暖かいだけでは つばめさんにとって
ちょっと住みにくいのかな。

通年暖かくて でっかい虫さんがゴロゴロいても
ジャングルみたいにうっそうと木が茂るような
場所では つばめさんの高度な飛行術は
発揮できません。

暖かいところの木はとっても背が高いですから
樹上域では虫さんも飛び難いでしょう、
まあゼロではないかもしれませんけども。

適当に暖かくて虫さんがいて 開けていて
すいすいと飛び回れる環境が必要です。

そう…つばめさんて都会派の生き物なんですよ。

それと…つばめさんの色も何か関係あるかなと。

通年暖かい所のあぢい季節は真っ黒な羽根だと
かなり厳しくないですかね。

どうして黒になったのか 不思議だけど。

もしかして暖かい地方の暑い時期は苦手なの?
だから避暑に来るのかしらん?

…寒冷地仕様の私はそんな気がします。

 

寒冷地では初夏になっちゃう…

あれこれ書いてみましたけど あくまでも
私の個人的な妄想の産物ですからね。
学術的に裏付けのあることとは違います。

つばめさんの季節に つばめさんの飛行を見て
常々思っていることをつらつらと
書きつづってみただけです。

目に見えることから その先のわからないことを
あれこれ妄想するのは楽しいですよ。

ただ寒冷地のこの辺りでは つばめさんの
高速飛行が見られるのは 大型連休が
明けたころからでしょうか…。

寒い場所でもつばめさんはちゃんと来てくれます。

ここでは五月晴れの空を切り裂くように
飛び回る様子が観察できます。

さわやかな初夏の風を運んで来てくれるのです。

 
お読みいただきまして ありがとうございました。

 

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