七十二候 地始凍(ちはじめてこおる)

氷の粒 暦・季節

 
氷の粒
 
今日は七十二候の地始凍
(ちはじめてこおる)にあたります。

凍るという文字を使っていますが
どちらかというと 霜柱 サックサク…
そんな感じのようですね。

といってもここ近年は暖かめですので
もしかすると まだ霜柱も
できないかもしれませんけれど。

そもそも都会では土の部分が少ないので
少々冷え込んでも霜柱にも
ならない可能性が大きいですが。

関東などとても暖かいですから
霜柱なんてめったに見れない
現象になっているかもしれませんねえ。

そうそう東京スカイツリーなら
てっぺんの方だとかなり氷もつくそうで
ちょっとだけ頭上注意かもですね。

温度差が大きいと結露しますし
さらに気温が下がれば凍るので
するすると建物を伝って
滑り落ちてくれるといいのですが…。
 

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小さな小さな冬 到来

 
高層ビルなど背の高い建物だって
同じ外壁でも地上付近と最上階では
かなり温度差があるでしょうね。

誰も興味を抱かないので
計測する人もいないでしょうけど。

人の力ではどうすることもできないと
わかっていますけれども

こういった物理現象を 何とか上手く
使う方法は ないものでしょうかねえ。

あれれ 霜柱はどうしたんだ? あははは…

気温が下がると人間は火を焚いてでも
暖を取ろうとしますよね。

今のところ熱効率は あまりいいとは
言えないそうで 「熱」を捨てているに
等しいみたいですよ。あちゃー…。

大量に失われている「熱」で かえって
必要のない所を温めてしまったら
もお全然意味がないことになりますし。(≧へ≦)

「熱」は電気同様 溜めておけないので
失い易いんです。

「熱」も水のように凍ればいいんですけどねえ
温度差のことだからなあ。

ですが 氷から水になる時とか
空気になる時とか それぞれに
「熱」というんですよね
ただ恐ろしく小さいんですけど。

ですから霜柱サックサクになる時も
確実に「熱」が放出されているのですが
小さすぎて人間にはどうにもならないです。

ただ都会で霜柱が見れたら
うわあ霜柱だあ!と言ってしまうかも。

この時期から先 本格的な冬が
寒さがやってくる時期だよ…という
自然からのメッセージにはなるでしょうね。

受け取れる人は かなり
限られてしまいますけど。(~_~;)

一方でこれから暑くなるという時は
いきなり高温になることはありますが
寒さに向けては 行ったり来たりを
繰り返しながらのことが多いかな。

それでも強い寒気が入ってきたりすれば
都会でも寒風が吹き 一気に季節が進む…
ということも考えられますが。

そういう時は きっと気象予報士さんが
教えてくれますよ。

気温の変化でしか 季節の移ろいを
感じられないのが都会ですので体調管理も含め
気温のこまめなチェックは必要かなと。

もしも霜柱サックサクになるようだったら
きっと予報で言いますよ、
だってかなり強い寒波が
来ないとできないでしょうから。
 
 

サックサクを通過してカッチカチ

 
ちなみにうちの方は
もうしっかり冬に突入しておりまして
霜柱サックサクではなく
水たまりカッチカチです。

先般は突然 大嫌いな雪がちらついて
ぎええっと思いましたが
すぐに消えてくれましたので
ほっとしております。

霜柱サックサクの方がどんなにか
かわいいもんですよ。

もちろん水たまりが凍るくらいですから
水を含んだ土の部分には
しっかり霜柱は出来ていると思います…。

ただ…何度も言いますように
乾燥気味の気候なので どうしても表面は
カサカサしているように見えるのですが…。

地表に現れるというよりは 若干多めの土をがっと
持ち上げているような…つまり少しだけ深い所に
霜柱ができているように見受けます。

今のうちだけだと思われますがねえ…
月末くらいになると土そのものが
カッチカチに凍りついてくるので…。

霜柱はよく見るとちょっと
かわいくてきれいなんですよ。(^v^)

ちいさな氷が林立して 薄い土の層を
みんなで持ち上げているように見えます。

自然の条件が揃わないとできませんから
一種の芸術かもしれません。

温度の変化で発生するので
温度の変化で消えてしまう儚さがあります。

七十二候などが生活の指針だったころは
霜柱なんてどこでも普通に見られる
当たり前の光景だったんだろうなと思います。

冬の季語にもありますし 寒くても
この時期にしか見ることができない
自然の現象に 人々は暖かいまなざしを
向けていたのでしょうね。

たとえ霜柱の発生のメカニズムは
知らなかったとしても 毎年初冬に現れる
冬の使者を迎えるような気持で…。
 
お読みいただきまして ありがとうございました。
 

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