♪夏も ち~かづく 雑節の「八十八夜」

八十八夜

 

今日は「立春」から数えて
八十八日めに当たります。
早いですね~、もう初夏なのですよ。

山々は鮮やかな緑色に染まって
清々しい季節です。

個人的には一年で 一番到来が
うれしく感じる季節なのです。

黄砂で若干の涙は出ていますけども…
深呼吸したくなるのです。

春もうれしいなと思うのですが
今はまた少し違ったうれしさが
こみあげてくるようです。

力強い生命力を 目で見られるような
気がするからでしょうか。

日に日に濃くなっていく木々の緑を
見ていると 何だか
励まされているような気分になるのです。

当然 日差しも強いのでその分
影も濃く強くなります。

そのコントラストで一層 緑が
際立つともいえるでしょう。
 

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美しい季節の到来

そんな今頃でも 霜が降ることがあるのですよ。

自然のことなので仕方ないですが
とんでもなく大きな揺り戻しですよね。

私の住む地域では確か5月の20日ごろ
周りの2000mを超える山々が一晩で
真っ白に雪化粧したこともありましたから。

平地でも たま~に寒い朝が来ることがあります。

農作物は注意が必要なので
結構真剣に天気予報を見ていますね。

「八十八夜」は雑節と呼ばれる
日本が独自に編み出した季節の見方だそうで

やはり遅霜など注意喚起をするために
自然発生したのでしょうね。

うちのあたりみたいに いつまでも
寒さにつきまとわれる所と違って

お茶などが育つ比較的暖かい地方は
この「八十八夜」あたりに摘んだ新茶が
最も上質でこのお茶を飲むと長生きできるとか。

確かに新茶は美味しいですよ~
香りが違うし とてもいいの。

とはいってもお茶の木って
あまり暖か過ぎても育たないそうですね。

だから温暖な地域でも 比較的標高が
高めの場所にお茶の名産地が多いんですよ、

暖かくて「涼しい所」が適しているのかな。

なんでもチャノキという名前らしくて
ツバキの仲間なんですね。

私の住む地域では 庭先でツバキは
ちょっと見かけないです。

好きな方が温室や室内などで
楽しんでいらっしゃるかもですが。

あと花を楽しむツバキとチャノキでは
ぜんぜん違うでしょうし…

そうそう乾燥した寒さに弱いとありましたから
やっぱりうちの辺りみたいに
「乾燥した寒冷地」では育たないと思われます。

写真やテレビなどで きれいに刈り込まれた
お茶畑の風景を見ますが
きれいな緑色の木で目に優しいですね。

もっともお茶というのは 摘みとった後の
工程が一番大切なんだとか。

生の状態のお茶の葉は
緑の香りいわゆる「青臭さ」はあるものの
あのお茶の香りはそんなにないみたいです。

緑色が残る状態ではありますが
蒸して人の手でもみもみするんですね。

この工程が入ることで
あの香り立つお茶ができるのです。

手を加えた方がいい香りと味が出るというのは
何だか不思議な感じがします。

 

何でも良い方に掘り下げてみましょう

タイトルにしたのは
唱歌の「茶摘み」の一節ですが
この「八十八夜」が 有名なのは
この歌のおかげかもしれませんね。

若い人たちにはなじみのない
歌かもしれませんが それも寂しいことです。

こういう美しいふるさとの風景が
ちゃんとあるのだから 学校でも
しっかり唱歌を教えてほしいのですがねえ。

先生方も歌詞の意味がよく分からないなら
子供たちと一緒に検索するなどして
勉強されれば いい思い出に
なると思うのですが…だめでしょうか。

余裕がないかもしれないし…
子供がのって来てくれるかどうかわからないけど

一方的に講義をするだけが
授業ではないと思うのは私だけかなあ?

たとえば唱歌の難しい言葉づかいを
調べたりすることは音楽と国語が関わるし

歌詞に描かれている風景などを想像する
あるいは映像などを検索する

そこで見たものと 今の状態を比べることで
なぜ変化が起きたのか考える

唱歌に歌われている時代を見てみる

お茶がテーマなら それを調べる

例えば 味、香り お茶の入れ方
料理法 歴史 木の種類や管理 など

興味を引かれたことを一緒に学ぶ
それが学習であり勉強だと思います。

それをきっかけにもっと深く
専門的に勉強したい 研究したいという
生徒が出て来るかもしれませんよね。

こういうことがいわゆる学問のすそ野であり
身近にあることに興味を持つ

あるいは興味の範囲を広げることが
結局は理科離れなどの問題や

子供自身がやりたいことを
見つけられないといった 目的喪失状態に
歯止めをかけることに繋がるのでは
ないかなあと…。(簡単に言うなや)

子供などが真剣に興味を示すことって
やめろと言われてもやめないから。

見つけるのは本人次第だけれど
きっかけを提供することだって
学習、勉強の一部だと思うのです。

なあんて書きながら 新茶と羊羹
たまりませ~ん。ぬほほほ…。

 
お読みいただきまして ありがとうございました。

 

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