七十二候 竹筝生(たけのこしょうず)

竹筝生

 

今日は七十二候の 竹筝生
(たけのこしょうず)にあたります。

田舎にいてもだいぶ季節感が薄れていて
もうそんな季節なのかと思います。

スーパーに行けば いつでもタケノコ
売ってるんですもの。
すぐ使えるようになってるし。

自分ちの近くに竹藪がないので 実際に
タケノコ掘りとかしたことはないです。

テレビなどで 急斜面を登ったり
足場の悪いところで 取っているのを
見るだけですね。

しかも外からはほとんどわからないのに
掘り当てるみたいになってますし
ああいうのは …ちょっと。

本当に映像で見ているだけで十分です。

竹はびっしりと根を張ってしまうので
困ったちゃんだと思いますが
遠くから竹藪を眺めるのは好きです。
 

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竹は不思議 きれいで不思議

すうっと真っすぐで伸びやかな竹は
不思議な植物だなと思います。

みずみずしい緑が美しいのに中が空洞で
強靭な繊維質、生でも乾燥させても
ほとんどカサが変わらないし。
他の植物とはかなり違いますね。

それなのに分類上はイネ科ですよイネ科!

草木(草の仲間)なのか木本(木の仲間)なのか
研究者の間でも意見が分かれてるとか。

幹のように見える節のある部分も緑だけど
そこでも光合成 するのかなあ?

そういえば竹林に害虫が発生したという話は
聞かないけど 虫が嫌がる何かがあるのかな。

何十年かに一度 一斉に花を咲かせたあと
突然枯れてしまう以外には いつでも
したたる緑で 虫の害ってほとんどないよね。

あのさわやかな香りといい きっと竹には
防虫効果があるに違いない。

虫も食わない竹を食べるのはパンダだけか…。(笑)
そして人間はタケノコを食べる。

人間てほんっとに無節操に何でも食べるよねえ。

食べ物なんていくらでも手に入る環境を
手に入れたくせに。

でも季節の食材としては 限られた期間しか
取れないので その意味で喜ばれたんだね。

竹林が広がりすぎても困るし 食べてみたら
美味しかったと。(よく食べたもんだわ。)

美しくて役に立って その上美味しいとか
竹はいいことが多いなあ。

だからめでたいものに入れてもらえたのかな。

世界中とても広い範囲に分布していて
ヒマラヤとかどえらく寒い所にもあるのに
なぜか欧州や北米大陸にはないんだよね。

暖かいところが好きな種類もあるのに
アフリカ大陸にもないのは どうしてかなあ?

 

大人は食べられないけど役に立つ竹

竹とも付き合いが長いので 季節の食材の他に
生活に必要な道具をたくさん作ってきました。

分布が広範囲なので アジアのたくさんの国々の
生活を支えてきました。

草なのか木なのかわからないけど とにかく
丈夫なので 建材にもなってるし薬にもなる。

スーパー植物 竹。

私はとにかく竹林の美しさが好きです。

冬だろうと夏だろうと 美しい緑がまぶしくて
きれいだなあと思っています。

先に竹の不思議として花のことを書きましたが
竹の花もとても珍しいけれど 竹の実に至っては
もはや伝説の域に達しているのですよ。

竹の実はとても美味しいんだそうです。

当然ですが 花の後にしか実がつきません。
何十年に一度しか咲かない花なので 実もそう。

んで そういう時には野ネズミが大量に発生し
美味しい竹の実だけでなく他の植物も食い荒らして
結局 人まで飢餓に陥るので 竹の実がなるのは
凶兆とする伝説が生まれたんだそうです。

人でも生涯で遭遇するかどうかわからないほど
長いスパンで起こる竹のサイクル。

珍し過ぎて伝説になっちゃったのかもしれないけれど
そういう不思議な現象は 自然の持つ揺り戻しの
ようなものかもしれません。

ある一つの種だけが突出して数を増やしてしまうと
自然のバランスが崩れますので それを修正する
これまた自然の摂理なのかもしれません。

付き合いが長いわりには わからないことも
同時に存在していて 竹は奥が深いですね。

季節の味だ~と美味しく食べるのもいいけれど
竹の花や実を見てみたいと思うのは
イケナイことでしょうか…?

七十二候を取り上げて いつもアサッテの方へ
妄想がはみ出してしまうのをお許しください。(笑)

 
お読みいただきまして ありがとうございました。

 

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