二十四節気の「小満」(しょうまん)

小満

 

今日 5月21日は 二十四節気の
「小満」(しょうまん)です。

よくわからない呼称ですけれど
どうやら麦が穂を付け始めるころで
少し安心(満足)できるころと
いうような意味のようです。

私、麦畑って実際に見たことがないんですよ。

映像などではあるのですが
初夏に穂をつけるという性質は
なんだか不思議な感じすらするんですよね。

他には本格的に安定した暖かさになって
植物たちがいよいよ勢いよく茂ってきますし

人間も田植えなどが始まって 忙しく
活気が出てくるころということみたいですね。

またこの季節がやってきた…
というのが実感だと思いますけどね。

季節を外すわけにはいきませんので
時節に追われるようなものかな。
 

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穏やかな暖かさと いい陽気

季節を外すわけにはいきませんので
時節に追われるようなものかな。

暖かくなるというのは 初夏なので
ちょっと変な言い方かもしれませんが

私の住む地域ではこの時期くらいにならないと
本当に暖かくなりませんので つい…。

一年で一番 清々しく気分のいい季節です。

田んぼに水を入れ始めますし
用水路の土手などには もちろん草刈りの
対象になる草たちなのですけれども

本当にきれいな色の葉っぱたちを
精一杯のばして盛んに成長しています。

晴天の時はもちろん美しい季節ですが
雨もまたいいのです。

「穀雨」の時に春雨の話をしましたが
うちのあたりでは 今 この時期の雨が
本当の春雨の風情なのです。

雨に濡れても寒くないのが
大きな理由かなと思っています。

他の季節だと濡れれば寒いのですが
この時期の雨は よく濡れてしまいますけれど
あまり寒く感じないのです。

暖かくなってからの雨というのは
少し湿気も多くなって 若干うっとうしい感じが
しないでもないのですが この時期の雨は
何と言うか さわやかさもあるのですね。

細かな雨の風情がとにかく
美しくて大好きなのです。

もちろん時期的には 蒸し暑くなって
雷雨になることもあります。

上空に冷たい空気が流れ込んでいて
地面付近は太陽に照らされ
気温が急上昇すると 大気の状態が
不安定になって 思いもよらない
強烈な雷雨に見舞われることもあります。

私の経験値だけで しっかりした
統計ではないのですが

雹(ひょう)を伴うような雷雨というのは
5月に多いような気がします。

それで植えたばかりの野菜の苗とか若い葉を
痛めてしまい たいへんな思いをしたことが
何度かありましたので。

植物の葉やビニールハウスなど
本当にボロボロになりますよ。

雹は氷の粒ですから 寒さに弱い
植物たちは枯れてしまいますし。

冷たい上に硬いという 植物たちにとっては
本物の凶器でしょうね。

降り方もまちまちで ビニールハウスの
屋根部分に溜まるほど降ったり

危険を感じるほど大粒の雹が
バラバラと音立てて降ってきて
すぐに止んでしまったり
突然降ってくることがほとんどですね。

本当に予測不能で 防ぎようがないのが雹です。

 

優しい雨も強い雨も恵みの雨

それでも人間の経験則というのは
すごいものがあって うちの親などは
雷雲が発達して立ち上がって来た方角で
強烈な雷雨になりそうか そうでもないのか
わりと当てていましたねえ。

複雑な地形に加えて 風の向きがあるので
雲の立ち上がった方角で
だいたいの予測がついたようです。
(雹はわかりませんけども…。)

それを聞いて育っているので 今では
私もその予測 わりとできます。( ̄ー ̄)

こういうことが伝承されるということの
具体例なんでしょうね。

ただ それでも嵐が去って 太陽の光が
戻ってくると 何事もなかったように
すぐに復活してくる植物のたくましさも
垣間見ることができますけれどね。

当然ですが ずっと昔から 厳しかったり
優しかったりする自然に鍛えられて

生き残ってきたものだけが
今あるわけですから 自然の営みの中で
起こることに無駄はないんだなと思わされます。

先日も言いましたが 私にとって
「暖かいけれど暑くない」
そんなちょうどいい季節、
それが今 この「小満」の時期です。

本当は一年中こんな気候だったら
どんなにいいだろうと思うのですが

それでは実りの季節もないことになって
しまうので やっぱり暑い夏も必要なのだと
仕方なく納得しているところです。

そして何より実感するのは いい季節だと感じて
思い切り満喫したいのに その時期が何だか
とても短くなっているような気がするのですが…
きっと 気のせいですよね。(笑)

駆け足で逃げていってしまういい季節を
少しでも長く感じていられるよう
感性を磨かなくてはと思うのです。

 
お読みいただきまして ありがとうございました。

 

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