七十二候 温風至(あつかぜいたる)

温風至(あつかぜいたる) 暦・季節

 
温風至(あつかぜいたる)
 
今日は七十二候の温風至(あつかぜいたる)を
取り上げます。

はい七十二候に入れてもらわなくても
十分に暑さを感じています。

梅雨の晴れ間 温風というより熱風が
次の雷雨を呼ぶような感じです。

夏が苦手なので あまり暑くならないように
祈るだけなんですけども。

私の住むあたりでは 梅雨の終わりの方が
雨の量も増える傾向です。

近頃は大雨の被害も増えていますので
穏やかに梅雨明けしてほしいと
願わずにはいられません。

文字通り温風が暑い季節を連れてくるのですが
最近は厳しすぎて 夏を乗り越えるのは
命がけの大事になっていますよね。

夏でも過し易いのが ここのいい所だったのに
標高の低い下界とほとんど変わらん…
いつからこうなった…?!
 

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梅雨とやってくる温風

 
私の住む地域は 梅雨は寒いです。
いえ正しくは寒いことが多かったです。

雨が多いと日照が少なくて
気温の上がり方が鈍くなります。

これはどこでも同じなのですが 基本的に
気温が違うんですよね。

山の向こうのお都会(まち)は この辺りより
5、6℃は気温が高いのです。
天気予報の予想気温を見ていていつもそう思います。

もともとの気温が違うので日照不足による
気温差も大きくなるのでしょうね。

お年寄りのいる家庭では 一年中こたつを
出したままにしておくこともあると聞きます。

うちにもいますけど 確かに年々しまうのが
遅くなり 出すのが早くなる気がします。

そのくらいうすら寒いのが梅雨なのです。
ですがここ数年 梅雨が蒸し暑くなりまして。
経験したことのない不快な梅雨が増えました。

よその地域なら梅雨が蒸し暑いのは当たり前と
思うかもしれませんが ここでは違います。

梅雨がうすら寒いのは日照不足による気温の差
だけではなかったんですね。
湿度も大きく関係していたのです。

自分の生まれ育った場所なので その環境が
当たり前になっていますけれど つくづく
思いました うすら寒い方がまだ我慢できます。

長くそういう環境にいたからでしょうけど。
蒸し暑い梅雨はいやです。

温風にはあまり来てほしくありません。
なぜなら温風はもれなく高い湿度を連れてくるので。

ところがその温風を待っているものたちが
いるんですねえ すぐ身近に。
それは夏野菜たちです。

蒸し暑い梅雨をとても嬉しそうにしていました。
驚くほどどんどん大きく成長するのです。

植物にとって気温が高いのはいいことなんだなと
あらためて感心しました。
 
 

温風来りて 野菜が育つ

 
確かに野菜がよく育つのはうれしいですけど。
蒸し暑いのはい~や~だああ。

よその地域の大きくて立派な野菜たちは
当たり前のように温風の恩恵を受けていたのね。

ここには最近になって届くようになったけど
私は暑いのはいやだああ。

蒸し暑いってどこにいても暑いじゃないですか。
人工的に何とかしないと絶対涼しくならない。

でも私の親しんできた夏の暑さというのは
降り注ぐ太陽の光は焼けるように暑いけど
日陰に入るとすっと涼しい…そういう暑さです。
蒸し暑さとは対極にある感覚でしょ?

私の気持ちとして うちの野菜たちには
そういう暑さでも がんばってちゃんと
実ってもらいたいんですよね。(強欲者!)

大きくなくたって立派でなくたっていいの。
ここの気候で育つ範囲でいいからさ。
あぢいのやなんだもん。(何ちゅー自己中な…)

ただですね、温風が来てくれないことには
梅雨が明けた後 暑くならないんですよね。

うすら寒い梅雨を辛抱させるから 本格的な
夏には それなりの暑さになってもらわないと
野菜たちは怒っちゃいますね。

ここにやってくる温風は きっとせわしく
野菜たちを急き立てるんですよ、
早く実ってしまいなさい!と。(笑)

暑くてやだなと思うのですが 実はそのやだなと
思ってる時間が とても短いのもここの特徴です。

あっという間に夏が終わってしまうのです。
だって8月に入れば 早々と秋の気配が…。
温風は足早に去ってしまうのです。

今頃 梅雨の末期に七十二候の通り
温風が吹いてくれないと 夏が来ない場所から
つぶやいてみました。
 
お読みいただきまして ありがとうございました。
 

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