9月 1日 関東大震災発生す

関東大震災 忘れ得ぬ出来事

 
関東大震災
 
1923年(大正12年) 9月 1日。
関東一円を大きな地震が襲いました。

震源は相模湾 地震の規模はM7.9
最大震度は6。

この大きな揺れは 明治維新から
こっちのモダンなレンガ造りの
建物を揺らして破壊しました。

もちろん昔ながらの木造家屋も
壊れちゃっていますけど。

これは私の勝手な私見ですが
大地震などあまり経験のない
欧州風の建物を真似して
建てたのが災いしたのかも。

もっとも和洋折衷の建築物も
多かったみたいですが。

ウィキベディアによれば
この地震波を9000km
離れたウィーンにある

オーストリア地震庁が捉えて
世界に発信したそうです。

おや これはまた失礼しました。

欧州でも場所によっては
「地震の巣」がありますもんね。
 

スポンサードリンク

 

関東大震災 忘れまじ

 
有史以来 日本は大小様々な
地震を経験してきました。

こういう辛い経験を積んで建物の耐震を
研究する方向に進んで来たのですね。

100年近く昔のことですから
今ほど観測機器が精密では
ありませんでしたので

研究者の間でも震央の位置とか
いくつも説があるそうです。

また大きな揺れが何回も
起こったとも言われています。

帝国大学の地震計の針が降り切れるとか
とんでもない揺れだったことが記録されています。

ちょうどお昼時だったそうで
あちらこちらから火の手が上がり
地震で破壊された街を今度は炎が襲いました。

この火災が人的被害を大きくしたのです。

ずっと昔 子どもの頃ですが
近くに住んでいたお年寄りから
東の空が赤くなっていたという話を聞きました。

東京の被害はよく知られていますが
震源が海底だったので津波も発生しています。

太平洋岸から伊豆諸島にかけて
津波が押し寄せました。

一番大きな波だったのが熱海でした。
局地的には12mもの津波が押し寄せたそうです。

しかも地震発生から わずか10数分の
間のことだと言われています。

スマトラ大地震や東日本大震災の時に
津波の怖さを嫌というほど見せつけられたので

この10数分の出来事というのが
一層恐ろしく感じます。

また揺れを観測した地点のデータを見て
初めてうちの辺りも揺れてるのに気が付きました。

こんなに離れているのに…と一瞬思いましたが
東日本大震災の時だって ここも

立っていられないほど揺れたことを思い出して
震源が相模湾だもの 近いから
揺れも大きかったんだよねと。

もちろん当時は情報の伝達手段が
新聞だけという状態でしたので

大きな地震だというのは
わかったでしょうけれど 詳細が
伝わるのには時間がかかったと思います。

その新聞社も被災していますから。
 
 

大災害を体験する度に…

 
地震 津波 台風 大雨 噴火
日本にはこれでもかとばかりに
自然災害が押し寄せてきます。

特に地震は突然起こって
何もかも破壊していきます。

ですがその度に がれきや泥の中から立ち上がり
犠牲者を悼みつつ 教訓として
歴史に刻んできました。

建物の耐震性の研究に力を入れるのも
次に大きな災害が発生した時

被害を最小限にしたいという
意識の表れだと思います。

つまり また発生することを
前提にしているのです。

詳細な記録が残る この大震災を
忘れないために「防災の日」と定め

国も自治体もみんなで防災訓練を
実施するきっかけにしていますね。

繰り返し訓練をすることでいつ発生するか
分からない地震という災害に 少しでも
安全に対処出来るように「備える」ためです。

非常時を想定して 頭の中に
行動パターンを叩き込んでおくことで

パニックにならず 冷静に
対処できるようになると思うのです。

災害は止められないし
地震などの場合は予測も不可能。

起きてしまったことに その都度 できる範囲で
一つずつ対処していくしか方法がありません。

災害の少ない所では 別の捉え方をするらしくて
「備える」ことが少ないようです。

そして残念なことにそういう場所に限って
発生してみると それまでの想定を

はるかに超える大災害だったりすることが
多いような気がします。

日本政府が想定する未来の巨大地震も
人口の多い大都会ばかりを狙って来るような
大災害ばかりです。

建物の耐震も 今のうちに人の行動訓練も
「万が一に備え」積極的に行いたいです。

「関東大震災」をはじめとして過去に発生した
大地震を教訓に起こり得る「害」をできるだけ
綿密に想定することが大切かなと。

そして 防災訓練、避難訓練も
様々な角度から検討して
練り上げるようにすべきでしょう。

とはいえインフラなどは
簡単に動かせるものではないですし
個人でできることも限られます。

まずは身の安全を第一に 災害の「害」を
少しでも減らせるようにしたいものですね。
 
お読みいただきまして ありがとうございました。
 

スポンサードリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました