熊本地震 また新たに刻まれた衝撃

 
熊本地震
 
2016年の今日 4月14日 
それも暗くなってからでした。

熊本県一帯を大きな揺れが襲いました。

テレビの字幕に気が付いて
よく見直したら え?震度7ぁ?!

熊本って もしかして
阿蘇山が近くなかったっけ?!

震度の数字が大きかったのに 
びびりながら 必死に九州の地図を
頭に思い浮かべようとしていました。

ですが急に思い出そうとしても
なかなか浮かんできません。

震源が海ではありませんように… 
夜だし津波は絶対ダメ!

そうこうするうちテレビ画面も 
見ていた番組が打ち切られて 
ニューススタジオに切り替わっていました。
 

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どうしてこんなに頻発するのだろう…?

 
震源は陸地で津波はありませんでしたが 
とても浅い場所だったので
衝撃の大きな地震のようでした。

いろいろな場所に取り付けてある 
ちょっと見晴らしのいい
屋外カメラの映像は 
どの地震の時でも怖いです。

状況を確認するために飛んだ
ヘリコプターのライトの中に

煙を上げているように見える
熊本城が見えてきた時 なんだかお城が

悲鳴を上げているように感じて 
理由もなく涙がこぼれてきました。

別の場所では 火災が起きている様子が
映し出され 闇の中に大きな炎が

生き物のように 
のたうっているのが見えました。

危険だから 早く安全な所へ
避難してください… 早く…。 

私の住む地域は 熊本から直線距離で 
およそ1000kmあります。

途中フォッサマグナという
巨大な割れ目もあるし

乗っかっているプレートも
違うことがわかっていますけれど

この日の揺れのあと吊り下げ型の
電灯がかすかにゆれていました。

ゆるやかに円を描くような揺れ方でした。

これは震源が遠くだった時に
特徴的な揺れ方です。

ぎええ こ…こんなところまで揺れてる…。
\(◎m◎)/

翌朝のニュースで 瓦や石垣が崩れ落ちて
変わり果てた熊本城の姿が。

ああ…「西南の役」を生き抜いた熊本城が…
清正公のお城が…。

他にも広い範囲で山が崩れたり
道路が寸断されたりと

震度7を記録した揺れの
破壊力を見せつけられました。

しかし この「熊本地震」の最大の特徴は 
本震が後からきたという点です。

大きな揺れに住まいを離れた人々が 
自宅などに戻られて ほっとしていた
16日の未明 またも震度7の大揺れが…。

しかも地震の規模では後からの方が
大きかったという前例のない揺れ方。

さすがに世界一の耐震設計でも 
震度7クラスを短時間の間に2度も

食らうような前提には 
なっていないのが普通です。

だってそんな大揺れが連発で
来るなんて誰も予想しませんから。

「熊本地震」でも 最初の大揺れに
耐えた住宅が 2度目の揺れには
耐えられず倒壊するなどしていました。

細かいことを言えば 耐震構造になっていても
部屋の間取りによっては

その機能が十分に生かされず 
反対に構造的に弱い部分を作り出す結果に

なっている家が散見されると
専門家が言っていました。

素人が1階部分に広いフロアを望むなどする
注文住宅のケースが多いようで 

1階の広い空間の上に支柱もなしに 
2階がのっかる形などは どう考えても

無理があるとしか思えないのですけれども 
建設する方は施主さんの意向を

無視したり 逆に注文をつけたりは
できませんからねえ。

それでもあえてプロの立場から 
このプランではこういうリスクになると

提言してもらえたら 施主側も
再考すると思いますけどね。

この点は施工する側の責任として 
素人考えを指導するくらいの気持ちで
臨んでもらいたいと思いますねえ。

に対してでも…いえ素人の
お客さんだからこそ 

あえて耳の痛いことを
指摘してくれるのが 
プロの矜持なのではないかなと。

大きな買い物だし 建てる以上は
安全に住みたいと思うのは当然ですから。
 
 

被災地に寄り添うこと 自分で自分を守ること

 
「東日本大震災」の時「想定外」
という言葉は今後使わないように 

危機管理に立ち向かわなくてはならないと
私たちは教訓を得たはずでした。

でも「熊本地震」では本震レベルの揺れが
繰り返されるかも…という

これまでに経験のない 
全く新しい脅威を見せつけられました。

思えば 繰り返されてきたとはいえ
地震の特徴はすべて違っている

言い方を変えれば たいへん個性的で
二つと同じ地震はないのですね。

発生のメカニズムは共通する点も
いくつかあるかもしれませんけれど。

震源地を取り巻く地質の状態や 
種類 性質など条件がすべて違うので

地震波の伝わり方も 揺れの方向も 
揺れの感じ方も全て違ってくるという 

ある意味で学習のしようがないというのも 
地震の厄介なところでしょう。

そしてもう一つは大きな地震は
頻度が低いため 前回の地震規模や

被害などの比較が とても
難しいことが上げられます。

そうは言っても私たちにできることは 
やはり専門家の提言などに従って

個人レベルでいいので 
被害を最小にとどめられるように

備えをしておくこと
くらいしかないと思います。

近い将来に予想されている
関東や「東南海トラフ」などの

大地震に対して 本震レベル揺れが
繰り返される可能性も想定しておかないと…。

ですが実際に揺れると恐怖が先に立って 
なかなか冷静な判断が…ねえ。

とにかく自分で自分の身を守るには
どうすればいいかを平穏な 今

考えて 備えをしておくこと 
まずはここからでしょう。
 
お読みいただきまして ありがとうございました。
 

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