今日 7月29日は ヴァン・ゴッホが亡くなった日

ゴッホ忌 ガラス窓

 
ゴッホ忌
 
1890年 7月29日は炎の画家として
有名なあのヴィンセント・ヴァン・ゴッホが
ピストルで自分の胸を撃ち

宿にしていたラヴー旅館へ戻ってきたあと 
その宿で亡くなった日です。

宿からの連絡で 医者が
駆けつけて診察していますが 
動かさないことにしたそうです。

けがをしてすぐに病院へ行けば
よかったのに…と思うのですが

どうして定宿にしていた旅館へ
戻って来たのでしょうねえ?

もしかすると 自分を撃ったりしたのは
人気のない山の中とかだったのかも。

それなら旅館へ戻ったことも
少しは納得できますが…。

胸を撃ったのは 二日前の
 7月27日だったようですが 

急所を逸れていたので 自分の足で
宿に戻れたし 死の直前まで
意識があったそうです。
 

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誰にもわからない自傷行為の理由

 
そのおかげで長い間支援をしてくれた 
弟テオも報を聞いて駆けつけています。

それにしても どうして自分で自分を
撃つなんてことをしたのでしょうか。

ヴァン・ゴッホという人物は
少し精神的に不安定な
ところがあったようです。

小さな時から癇癪を起しては 
使用人たちの手を焼かせていたとか。

長じても時々何かの発作を起こしていたようで 
研究者さんの間でも病気が何だったのか 
議論になっているそうなのです…。

つまりはっきりとは わからないってことですね。

100年以上も前の人で 本人は
亡くなってるし 伝え聞いただけの様子で
病気を特定するのは 至難の業ですから。

学校へ行かず そこらで日がな一日 
草や虫などを観察していたり

ふらっと一人で遠くへ行ってしまったりと 
こういう行動はもうすでに
天才芸術家にありがちなことを 
しっかりやらかしています。

結局 家庭教師が指導を行ったようです。

ヴァン・ゴッホのお父さんは
牧師さんでお祖父さんもそうでした。

そしてお父さんの兄弟は 
3人も画商になっていたとか。

なるほどねえ このあたりに
絵につながるルーツがありそうです。

37年という短い人生だったのですが 
後世で史上最高値で競り落とされるような
絵を描いたのは 晩年の
10年ほどの間のことです。

そもそも絵を描こうと決めたのが 
亡くなる10年ほど前なので。

それまでデッサンや素描など 
ずっと絵の修業はしているのですが

不安定な精神状態では 完成まで
こぎつけなかったのかもしれません。

定職に就かなかったのか 
就けなかったのかは定かではありませんが

弟に生活費を援助して
もらっていただけでしたので 
生活は大変苦しいものだったと思われます。

それでも絵を投げ出さなかったのは 
原石のような状態の才能が欲するままに
絵を描くことで

彼の心が救われていたのでは
ないかなと想像するのです。

人物像としては 些細な批判も
自分自身を全否定されたかのように受け取って 
怒り出すようなところがあったらしいです。

自分で耳を切り取るなど 
自傷行為もあったりしましたし。

そんな自傷行為がある人物に 
ピストルなんてものを持たせるとか 

それこそ危険極まりないことで 
有り得ないですよ…。

どうやって手に入れたのでしょう? 

呼び寄せてしまうというか 
引き寄せられるというか…

不思議なことに自傷につながる危険な物に
なぜか出会ってしまうのです。

自分で自分を撃ったのも 
典型的な自傷行為といえますね。

残念ながら少し引くところもありましたが 
それまでの主流である画壇とは

一線を画す独自の画風で 少しずつですが 
理解してくれる人も現れるようになります。
 
 

同じ形の連続は ちょっと…

 
確かに独特の画風で 
筆のタッチひとつひとつに 

意志があるみたいで それを
ヴァン・ゴッホ自身が交通整理よろしく 

統制をとっているというか
整えているというか…。 

時々乱れているけども…。

筆のタッチも含めて 同じような形の
連続とか 同じモチーフをこれでもかと

積み重ね繰り返すタイプの絵って 
違う世界に住んでいる人に
多くみられる傾向です。

そもそも絵は描いている人間の心象を
映すものなので よく現れています。

そうそう日本のことも好きに
なってくれていますよね。

浮世絵などの華やかな色使いなどが 
かなり刺激になったようです。

ヴァン・ゴッホだって
そうとう華やかな色使いで…と思ったら

それは日本の影響や住む場所を変えるなど 
環境の変化が絵に現れていたのね。

う~ん…華やかな色使いというより 
繰り返される独特の筆遣いの方が正しいかな。

ふと思ったんですが 
ヴァン・ゴッホは 色の見え方も
一般の人とは 違っていたのかもしれないと…。 

ほら4色とか見える人っているじゃないですか。

彼には違う色彩が見えていたんだけれど 
それの表現が困難だったとか あるいは

なぜそんな風に見えるのか 彼自身が
そこらあたりで混乱してたとか…?

まあ 本当に今 私が思いついただけのことで 
根拠はないです 忘れて下さい。(笑)

先日も触れましたが 私はミュシャのような
線画の方が好きなんです。

同じオランダの画家なら
断然レンブラントですねえ。(*^_^*)

ヴァン・ゴッホの絵は 有名なので
一瞬「おおっ」と注目しますが 

美術館に通って鑑賞するとか 
画集を買うとかはないです。

こればかりは好みの問題ですので 
致し方ありません。

芸術的な価値とはま~ったく別次元の
話ですので 聞き流して下さいまし。
 
お読みいただきまして ありがとうございました。
 

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